「10人の泥棒たち」この俳優を同じ画面で見られるとは

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豪華キャスティング…だが、躍動感とスピードは物足りない

写真=Showbox
イ・ソンピル(以下「ピル」):演技派スター俳優が勢ぞろいの「10人の泥棒たち」、いかがでしたか?

チョ・ギョンイ(以下「チョ」):ちょっと長い気がした。あなたは?

ピル:映画の緊張感を保つためには、内容をもっと早い展開にすべきだったと思います。やはり僕にもちょっと長く感じられました。それぞれの俳優のキャラクターを全部生かしたい監督の意図もあったようですね。

チョ:キャラクターがたくさんいても、そのキャラクターを生かす編集のコツがあるはずだけど、それが弱かったと思う。よかった所はなかった?

ピル:そうですね。俳優それぞれの個性が良い方向で調和をなした印象でした。特に、個人的には女優のチョン・ジヒョンが一番目立ったと思います。目が行くキャラクターでした。キム・ユンソクもうまくバランスをとってくれましたね。

チョ:私もチョン・ジヒョンが演じる“イェニコール”が一番よかったと思う。前よりもっと気楽で自然になった感じ。悪口を言ってもきれいだったよね。何より自分できれいだと堂々というおおらかなキャラクターが彼女と似合っていたと思う。

ピル:いつまたこのような俳優を一つの画面で見られるでしょうか。キャスティングの大家、そしてこのような俳優の前でまったく怯まなかった監督に拍手を!

チョ:香港のスター、サイモン・ヤムのアクションシーンは、香港ノワール映画の雰囲気もして良かったと思う。キム・ヘスク先輩との恋愛模様も新鮮だった。きっと韓国の犯罪アクション映画としては一段階成長したスケールと挑戦だったと思う。

一段階成長したチェ・ドンフン流犯罪アクション映画…だが、躍動感とスピードは物足りない

写真=Showbox

監督:チェ・ドンフン
出演:キム・ユンソク、キム・ヘス、イ・ジョンジェ、チョン・ジヒョン、キム・スヒョン、サイモン・ヤム、キム・ヘスク、オ・ダルス、アンジェリカ・リー、デレク・ツァン
ストーリー:マカオのカジノに隠されている稀代のダイアモンド「太陽の涙」を盗むために一つのチームになった韓国と中国の泥棒10人が展開していく話。
ジャンル:犯罪アクションドラマ
製作:Caper Film
R-15
上映時間:135分
公開日(韓国):2012年7月25日

記者 : イ・ソンピル、チョ・ギョンイ