「ゴールデンタイム」ついにスタート!…ドラマの見どころとは?

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写真=MBC、マイデイリー DB
俳優イ・ソンギュン、ファン・ジョンウムが主演を務めたMBC新月火ドラマ「ゴールデンタイム」(脚本:チェ・ヒラ、演出:クォン・ソクチャン)が9日についにスタートする。初放送を控え、制作側はドラマ「ゴールデンタイム」の5つの見どころを公開した。


救命救急室を背景にした医療ドラマ

これまで韓国の医療ドラマで救命救急室は、事故で運ばれてきた患者のCPR(心肺蘇生法)を行う所に過ぎなかった。しかしドラマ「ゴールデンタイム」は、わずかな時間で患者の生死が決まる救命救急室をきめ細かに描写して、視聴者にこれまでの医療ドラマとは違う面白さを与える。制作側は「『ゴールデンタイム』の主要シーンは、救急車で患者が運ばれてきた瞬間から手術が終わるまで撮影するので、撮影は30時間以上になることも多い。撮影がきついだけに、視聴者に緊張感と切実さをそのまま伝えたい」と語った。


スター俳優の大集合!ロケ撮影で息ピッタリ!

ドラマ「ゴールデンタイム」は、イ・ソンギュン、イ・ソンミン、ホ・テヒ、チョ・サンギなど、クォン・ソクチャン監督と再びタッグを組む「パスタ~恋が出来るまで~」の俳優たちが出演する。彼らは台本読み合わせから抱き合って挨拶をするなど、慣れるまでの時間など必要ではなかった。イ・ソンギュンは「不思議なことにドラマ『パスタ~恋が出来るまで~』では僕が上司だったが、『ゴールデンタイム』では逆である。2010年は部下に怒鳴ったが、今年は彼らに思う存分怒鳴られている」と笑いながら語った。

ファン・ジョンウムは「前作で共演した俳優も多く、何より釜山(プサン)ロケで24時間も撮影していると、戦友みたいな愛情を感じる。実際に手術をしているように息ピッタリの演技がお見せできると思う」と意気込みを語った。


演出家クォン・ソクチャンと脚本家チェ・ヒラがタッグを組む!

既にドラマ「ゴールデンタイム」は、ドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」「マイ・プリンセス」のクォン・ソクチャン監督が手掛ける医療ドラマであることだけで、彼独自の映像美が魅力的なドラマになると期待を集めていた。さらにドラマ「愛の選択~産婦人科の女医~」を通じて生命の誕生に関与する産婦人科の女医を姿をリアルに描いた脚本家チェ・ヒラの脚本が加わり、恋愛と医療をどう描いていくか注目が集まっている。

特に脚本家チェ・ヒラは昨年の冬、一週間病院に留まりながら、担当医たちと話し合って実際の病院を脚本で描き出すために努力した。クォン・ソクチャン監督は「脚本を書き下ろすことがこんなに難しくて大変であることを初めて知った。先生(脚本家)が本当に苦労して作った作品だ。僕も脚本の勉強に励んだ。知らない用語などは僕に聞いてほしい」と新しいジャンルのドラマに挑戦する意気込みを語った。


成長していくキャラクターの姿!

ドラマ「ゴールデンタイム」には、従来の医療ドラマに登場した完璧な医師よりはどこか抜けていて、視聴者が共感できるような医師が登場する。その医師とは医師免許を取ったから楽に生きていけるという考え方を持っているイ・ミヌ(イ・ソンギュン)、医科大学と病院財団を相続するにも関わらず、経営にはまったく興味がなく、今は恋が大事なカン・ジェイン(ファン・ジョンウム)、命を救うためなら何でもするが、他科との協力のために頭を下げられないチェ・イニョク(イ・ソンミン)などである。彼らは釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)にあるセジュン病院の救命救急室の外傷外科チームとして劣悪な状況を乗り越えて成長していく。


文化コンテンツ、再び社会に警鐘を鳴らすことができるだろうか?

最近、テレビドラマ、映画コンテンツが話題を呼んで、社会のシステムを変えるような影響を与えている。映画「トガニ 幼き瞳の告発」や「折れた矢」などは社会を批判して法律を制定させるなど、作品性と大ヒット、両方を掴んだという評価を受けている。8月からは救急医療に関する法律施行規則の改正案が適用され、当直専門医が救命救急センターで直接診療しなければならない。

救命救急センターの重要性が高まっている中、ドラマ「ゴールデンタイム」は準備された患者、医師、手術室ではなく、緊急搬送されてきた患者、足りない手術室、診療を控える医師、つまり病院システムのせいで命を失いかねない状況を描き、韓国の病院システムの裏側を明かす。

MBC新月火ドラマ「ゴールデンタイム」は、9日夜9時55分に韓国でスタートする。

記者 : イ・スンロク