チュ・ジフン、麻薬事件後初の地上波ドラマ主演となるか?

TVREPORT |

SBSが麻薬事件で地上波放送の出演が規制されている俳優チュ・ジフンを、ドラマの主演に取り上げ、注目が集まっている。もし民営放送局であるSBSがチュ・ジフンを出演させることになれば、KBSとMBCでの出演も自然に解禁されると思われる。

チュ・ジフンが有力な主演候補になっているドラマは「紳士の品格」の後続番組である週末ドラマ「蒼のピアニスト(仮題)」(脚本:キム・スンオク、演出:チェ・ヨンフン)だ。このドラマは女優チェ・シラの次回作でもある。

ある放送関係者は11日、TVレポートの電話取材で「SBSは8月4日にスタートする『蒼のピアニスト』の男性主人公としてチュ・ジフンを考えている。当初、チ・チャンウクが取り上げられたが、インパクトが弱いという指摘があり、チュ・ジフンを有力候補として進めている」と話した。

この関係者は「『紳士の品格』の視聴率が15%となってはいるが、期待を下回るのも事実だ。そのため、後続作には特別に力を入れている。チュ・ジフンは、麻薬事件があったものの、十分に反省しているし、スター性があるので切り札として構想している」と背景を説明した。

チュ・ジフンが主演になる可能性が高い中、土壇場で変更の可能性もあるという懸念の声も依然として出ている。SBSが昨年末「大風水」にチュ・ジフンをキャスティングしようとしたが、社内の重役の反対で白紙に戻った例があるからだ。当時、SBSの役員は「どうしてSBSが物議を巻き起こした芸能人を真っ先にキャスティングしなければならないのか」とチュ・ジフンの起用に反対したのだ。

これに対してチュ・ジフンの所属事務所であるキーイースト側は「SBSと『蒼のピアニスト』の外注制作社であるイェイン文化からオファーはもらったが、まだはっきりとした答えは聞いていない」と話した。拡大解釈を警戒しながら、SBSの決定を待つニュアンスだった。

「蒼のピアニスト」はドラマ「妻の誘惑」「笑ってお母さん」「天使の誘惑」などを執筆したキム・スンオク脚本家と「バラの戦争」「愛の選択~産婦人科の女医~」などを手がけたチェ・ヨンフンプロデューサーが手を組んだドラマだ。

チュ・ジフンは2009年4月、エクスタシーやケタミンなど向精神性薬品を投薬した疑いで不拘束起訴され、懲役6ヶ月執行猶予1年、社会奉仕命令を宣告された。その後、2010年2月に特戦士常勤予備役として入隊、昨年11月に除隊した。最近撮影を終えた映画「私は王である!」の韓国での公開を8月に控えている。

記者 : ファン・ソヨン