「ファントム」のソ・ジソブ&チェ・ダニエルがチェンジ…衝撃の第2話

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写真=SBS

身分が変わった衝撃のどんでん返し…視聴率急上昇

ドラマ「サイン」のユン・ジフン(パク・シニャン)は、国立科学捜査研究院内の見えない手によって操作される真実を明かすために、自ら命を断った。一方「ファントム」のキム・ウヒョン(ソ・ジソブ)は女優シン・ヒョジョンを殺した犯人を知りながら、巨大な陰謀の前で跪き、死を迎える。その代わりに、キム・ウヒョンと同じ外見をしたパク・ギヨン(チェ・ダニエル)がキム・ウヒョンに代わって、彼が暴けなかった“ファンダム”の正体を突き止めようとする。

5月30日、韓国で放送が開始されたSBS「ファントム」第1話で、視聴者の頭を悩ませたウヒョンとギヨンの頭脳戦はただの除幕に過ぎなかった。31日の第2話では、主人公のウヒョンの死など驚くべく展開が続いたためだ。主人公ソ・ジソブが死んで、誰が「ファントム」を導いていくのかを心配するうちに、またも現れたソ・ジソブ。一瞬にして顔が入れ替わってしまったのか。ソ・ジソブとチェ・ダニエル。二人には一体何があったのだろうか。

ギヨンが警察庁に潜り込み、シン・ヒョジョンが死ぬ直前まで、隠そうとしていたファイルを見つける前までも、ウヒョンは融通がきかないが、原則を守る完璧な警察だった。警察に懐疑を抱いていたギヨンもウヒョンだけは固く信頼していた。しかし、誰かを殺すところが捉えられている動画ファイルにウヒョンが登場し、ギヨンは裏切られた気持ちになった。

同じ時間、シン・ヒョジョンの死亡事故があった場所で、瞬時に推理力を発揮して犯人が分かったウヒョンは、なぜかギヨンにそれ以上ファイルを探さないように話す。二人がもめている間、工場の中は炎に包まれ、結局ウヒョンは自身の過去の行動を後悔しながら息を引き取る。

一時、ウヒョンとギヨンは警察大学の中で同じ夢を見ていた親友だった。警察になって社会正義を実現することが彼らの夢。しかし、12年ぶりに女優殺害事件の有力な容疑者と追跡者として対面した彼らは、それぞれ違う道を歩んでいた。ウヒョンもギヨンも、画面の向こう側に隠された真実を解き明かし、正義を実現しようということで一致するが、ウヒョンは組織に充実な警察だったし、ギヨンはハッカーになって、それなりに自分の信念を貫いていた。

しかし、真面目な警察ウヒョンをのみ込んだ炎は、違う人生を生きてきた二人の男性の運命をまるごと変えてしまった。奇跡的に生き返ったギヨンは、死んだウヒョンの顔を借りて、警察組織を揺さぶる黒い手の実態を明かすことを決心する。そして、それまでギヨンをシン・ヒョジョン殺害の容疑者だと疑っていたユ・ガンミ(イ・ヨニ)が顔を取り替えたギヨンの強い支持者になってくれる。

女優の無念な死に隠された暗い幽霊の実態を明かそうとしたが、陰謀の前で挫折したウヒョンとギヨン。しかも、ファンダムの醜悪な真実を明かそうとしたウヒョンは冷たい死体で発見され、容疑者ギヨンが選べる方法は、ウヒョンになることしかなかった。そうすることでこそ“真実”を解き明かすことができるためだ。

写真=SBS
そうして映画「フェイスオフ(1997年)」顔負けの、21世紀の韓国形成技術で、ウヒョンに生まれ変わったギヨンは、ウヒョンの体と警察の身分、そしてギヨンの天才的な頭脳を合わせたスーパーヒーローとなって視聴者の前に現れる。ウヒョンとなったギヨンがどんな方法で捜査の妨害を試みる”ファンダム”を壊していくかは未知数だ。そして、もしかすると「サイン」のユン・ジフンのようにパク・ギヨンも死んでこそ真実を明かせる悲劇になるかも知れないという不安も残る。

警察組織を信頼しないハッカーだが、警察の顔に変身し、公権力が手も付けられない秘密を暴露するギヨン。そして、完璧な警察と言われるが、犯人を知りながらも手放してしまうウヒョン。二人のあべこべになった運命の実態とは何だろうか。チェ・ダニエルをソ・ジソブに変えた病院を明かすことより、この不都合な“真実”をいかに紐解いていくかに、ドラマ「ファントム」の成否がかかっていると言っても過言ではない。

ウヒョンとギヨンの身分変わる衝撃のどんでん返しで注目を集めた「ファントム」第2話は、5月31日、視聴率8.9%を記録し、前日より1.3%上昇した。

記者 : クォン・ジンギョン