繰り返される放送事故…「赤道の男」も未曾有の事態に

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1.「赤道の男」の放送中断の放送事故

23日に放送されたKBS 2TV「赤道の男」の第19話では未曾有の事態が起こった。これまでの放送事故とは比べ物にならないほどの大事故だった。最後の10分を残して放送自体が中断されたのだ。急にオープニング画面に変わり、テレビ局の事情によって中断すると放送を終えた。


2.「シークレット・ガーデン」の雑音入りの放送事故

去年1月のSBS「シークレット・ガーデン」の最終回でも放送事故があった。放送1日前に撮影したオスカー(ユン・サンヒョン)のコンサートシーンで、ユン・スルに次のアクションを指示する現場スタッフの声がそのまま放送されたのだ。忙しい撮影スケジュールのため、事前に気づくことができなかったという。

ドラマ制作現場を舞台にしたドラマ「彼らが生きる世界」(2008)では、生放送のようなドラマ撮影現場のため、紆余曲折を強いられるエピソードが展開された。番組は既に放送中なのに編集がまだ終わらず、お茶の間の視聴者は気楽にドラマを見ている時、スタッフは緊張極まりない状況でドタバタするという展開だった。

ドラマの中ではプロデューサーがその場で編集してテープを渡し、やっと一息するシーンがあった。終盤を迎えると、多くの韓国ドラマが同じ状況に陥るが、「赤道の男」はこれをうまく乗り越えられなかったのだ。ラスト約10分の分量のテープが番組を送出する主調整室に渡されず、真っ黒な画面に変わり、「残りは明日の最終回で放送される」というテロップが流され、そのまま終わってしまった。

問題が発生したシーンは放送当日に撮影したものだった。製作陣はその後、公式サイトで製作遅延による放送事故に対して公式謝罪をした。このようなことが一度や二度で終わるならいいが、何度も繰り返されているにも関わらず、抜本策はまだ見えていない。


キャストの交通事故、なぜ頻発するのか

時間に追われる撮影は放送事故のほかにも問題を起こす原因となる。それは交通事故である。全国の様々な撮影現場で撮影をするキャストは、下手をすれば撮影に遅れてしまうため、急ぐしかない。間に合わせるためにスピードを出してしまうのだ。

「最後にベッドに横になったのがいつだったのか覚えていない」という人もいるほどだ。先日最終回を迎えたSBS「愛の贈り物」に続き、KBS 2TVの「カクシタル」に出演している俳優シン・ヒョンジュンは、23日行われた「カクシタル」の制作発表会で「3ヶ月間、事実上家に帰れなかった」と告白した。

「赤道の男」の最悪の放送事故はこの番組だけのことではない。現実的な問題を根本的に見直さないと、このような放送事故はいつでもまた起こり得る。繰り返される問題を解決するため、根本的な対策づくりに取り組む必要がある。

記者 : イ・オンヒョク