「蜜の味」ペク・ユンシク、たった1シーンのために“酸欠状態”

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写真=NAMOO ACTORS
映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」でユン会長を演じる俳優のペク・ユンシクの熱演が、後輩俳優たちの手本となっている。

ペク・ユンシクは今回、映画の中で歌を歌うシーンがあるが、そのたった1シーンのために、2ヶ月間毎日3時間ずつ厳しいトレーニングを受けた。普段から短いシーン一つにも全力を尽くすことで有名な彼は、ハードな発声練習に挑んだ。

特に、今回映画で歌うシューベルトの「冬の旅」の第10曲「休息(Rast)」は、音楽を専攻している学生たちでも、試験で歌うことは避けるほど難しい作品として有名で、ペク・ユンシクは、声楽のトレーニングを受けている最中に酸欠状態に陥るほど、激しい練習を続けたという。

その結果、撮影現場では、期待以上に完璧に歌をこなし、作品の完成度を上げ、スタッフたちから拍手とともに絶賛されることとなった。ある映画関係者は「精一杯努力するペク・ユンシクさんの姿に感銘を受けた。『さすがペク・ユンシク』という言葉が自然に出るほどだった」と伝えた。

イム・サンス監督が演出を手掛けた「蜜の味 テイスト オブ マネー」は、第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に招待されており、ペク・ユンシクは23日にフランスのカンヌに向かう。

記者 : ペ・ソンヨン