「後宮の秘密」キム・ドンウク、帝王の狂気に視線集中…男性版「ブラック・スワン」
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写真=ロッテエンターテインメント
エロティックフィクション時代劇「後宮の秘密」(監督:キム・デスン、制作:ファン・ギソン社団)の主人公キム・ドンウクが、変貌していく演技を予告し話題になっている。「後宮の秘密」でキム・ドンウクは世の中のすべての女は抱けるが、たった一人の女、ファヨン(チョ・ヨジョン)を抱くことができない悲しい帝王ソンウォン大君役を演じる。
ファヨンの心を掴むため、大妃の垂簾聴政を拒んで本当の帝王になろうとする過程をオーラのある演技で表現した。
9日に公開されたキム・ドンウクのスチールカットからは、愛に傷つき涙を流す弱い男から帝王になっていく、変貌の様子が確認できる。
キム・ドンウクは「他の人がソンウォン大君を演じる姿は見たくない」とし「この映画でもっとも大きな悲しみと苦しみを抱いているソンウォン大君は、ナタリー・ポートマンが演じた『ブラック・スワン』のキャラクターに似ている」と説明した。
キム・デスン監督は「キム・ドンウクは演技に対する欲が強く、多くの準備をする俳優だ。至高の愛が執着と貪欲に変わるリアリティのあるキャラクターを、驚くほどうまく表現してくれた。これまで鍛えあげてきた演技を、今回の映画で発揮し始めたという気がした」と絶賛した。
「後宮の秘密」は、生き残るために変わるしかなかった、そして愛のために後宮になったファヨンと、すべての女を抱けるが、抱くことができないたった一人の女性ファヨンを見守る悲しい帝王ソンウォン大君、すべてを奪われたにもかかわらずファヨンを愛するクォン・ユ(キム・ミンジュン)が宮で繰り広げるフィクション時代劇である。「血の涙」を手がけたキム・デスン監督の6年ぶりとなる新作で、韓国では6月6日から公開される。
記者 : チョ・ジヨン