「音痴クリニック」ユン・サンヒョンの映画デビュー作はいかが?

OSEN |

俳優ユン・サンヒョンの初の映画出演作として話題となっている「音痴クリニック」が、その公開に向けてのスタートを順調に切った中、作品に対する映画ファンの関心が高まっている。

「音痴クリニック」は片思いの男性のために音痴を克服しようとする女性と、彼女に協力して不本意にも彼らの恋愛に関わってしまう音痴クリニック講師のストーリーを描いた映画だ。

映画「清潭(チョンダム)菩薩」「危険な相見礼(サンギョンネ)」などを次々とヒットさせ、コメディ映画界では他の追随を許さないセンスを見せたキム・ジニョン監督の新作で、監督特有の痛快な笑いが今回の映画にもうまく盛り込まれているのかに、早くも関心が集まっている状況だ。

ユン・サンヒョンは映画で音痴クリニックの講師、シンホン役を演じ、ツンツンした魅力とともに、女性客をときめかせる歌の実力を披露する予定である。今まで「僕の妻はスーパーウーマン」「お嬢様をお願い」「シークレット・ガーデン」で、その揺るぎない演技力と、歌手顔負けの歌の実力を披露したことがあり、今回の映画に対するファンの期待も高い。

映画の出演に際しユン・サンヒョンは「初の映画出演であるだけに、ボーカルトレーニングからピアノ、ギターなどの楽器のレッスンを受けながら、一生懸命に撮影の準備をしている」と映画デビューに対する感想を述べた。

ユン・サンヒョンのパートナーにはMBCシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ハイキック3~短足の逆襲」で一躍スターになったパク・ハソンがキャスティングされた。パク・ハソンはひどく音痴だが、片思いの男のために音痴を克服しようと苦戦するドンジュを演じ、おっとりした性格で、絶えず発生する様々なエピソードや、予測不能の体を張ったギャグで「ハイキック3~短足の逆襲」とはまた違うコミカルな演技を披露し、新しい姿を見せる予定だ。

5月2日、江南(カンナム)のアニメーション録音室で一回目の撮影を行った「音痴クリニック」は、声優が職業のドンジュがアニメのアフレコをする場面から始まり、ドンジュの後先を考えずに行動してしまう性格と、隠していた歌の実力がばれてしまうシーンで、笑いながらのクランクインとなった。

すでに「ハイキック」を通じて歌の実力を披露したことのあるパク・ハソンは、ドンジュに完璧に成り切り、騒音に近い様々な声を披露し、他の出演者とスタッフを笑わせたとのことだ。

特にユン・サンヒョンは、この日は撮影がなかったにも関わらず、クランクインを祝うために現場を訪れ、撮影現場は和気藹々とした雰囲気となった。

撮影が終わった後、パク・ハソンは「久々の映画出演である上に、撮影初日だったので心配もありましたが、現場の雰囲気が良くて、落ち着いて演技ができたと思います。引き続き監督と出演者の皆さん、スタッフの皆さんと一緒に楽しく撮影できるように頑張ります。歌とピアノ演奏など、お見せすることが多くてレッスンと同時進行で撮影をしています。楽しみにしていてください」と感想を伝えた。また撮影を見ていたユン・サンヒョンは「撮影現場を見てるだけでわくわくする。自分のシーンの撮影が待ち遠しい」と、期待に溢れる心境を表した。

「音痴クリニック」は今年の下半期に韓国で公開される予定だ。

記者 : キム・キョンジュ