「ハナ~奇跡の46日間~」ハ・ジウォン、日本の試写会で涙

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写真=(株)ザ・タワーピクチャーズ、CJエンターテインメント
女優ハ・ジウォンが、映画「ハナ~奇跡の46日間~」の試写会で感極まって涙した。

20日、千葉市民会館で在日韓国人ら1000人を対象に映画「ハナ~奇跡の46日間~」の特別試写会が、開催された。この試写会が開催された場所は、1991年の世界卓球選手権で南北分断後、初めて結成された「南北合同卓球チーム」が初優勝を飾った場所だ。

この試写会は、1991年の世界卓球選手権に出場した南北合同卓球チームの実話が映画になるというニュースを聞いた在日韓国人たちにより提案された。試写会当日には、日本全国から集まった人々で会場が埋め尽くされ、NHKをはじめとした主要メディア40社が熱い取材合戦を繰り広げた。

試写会が始まる前、熊谷俊人千葉市長が直接監督と出演者を支庁に招待。支庁に勤務している職員たちもロビーで出迎え、監督と出演者の訪問を歓迎した。

千葉市長は「この映画が、もう一度南北が和解する場となってくれたらと思います。そのことに千葉市が一役買えることを願っています」と伝えた。それを聞いた俳優パク・チョルミンは「若くて素敵なので結婚していなかったら(良い人を)紹介しようと思ったのに残念です。千葉ロッテマリーンズの優勝を心から願っています」と伝え、現場を笑いの渦に巻いた。

この日の夕方に上映された映画「ハナ~奇跡の46日間~」の試写会は、大きな拍手とともにスタートした。試写会参加者のほとんどは、21年前にこの地で開催された南北合同チームのボランティア活動や応援など、当時を記憶している人々だ。そのため、現場はものすごい熱気に包まれていた。朝鮮半島の旗をかかげて映画を観覧する人の姿もあり、まるで1991年当時の実際に行われている競技のワンシーンを見ているような錯覚に陥るほどだったという。ラストのヒョン・ジョンファとリ・プニの別れのシーンでは、会場が涙した。

映画終了後に行われた舞台挨拶で主演のハ・ジウォンは、突然涙を流し言葉を詰まらせた。ハ・ジウォンは「ヒョン・ジョンファ役を演じてきたので、まるで私が当時の感動を味わっている感じがします。客席の熱い反応を見ていたら涙が出てきました。来てくださった皆さまにささやかなプレゼントになればと思います」と感極まって涙しながら感謝の気持ちを伝えた。

ハ・ジウォンは、これに先立って16日に行われた「ハナ~奇跡の46日間~」の韓国試写会でも撮影当時を思い出し、涙を流した。

この日は、ハ・ジウォンの他にペ・ドゥナ、パク・チョルミン、ハン・イェリ、チェ・ユニョンらが、舞台挨拶を行った。

映画「ハナ~奇跡の46日間~」は、来月3日に公開される。

記者 : ペ・ソニョン