超新星「現状に満足せず、ただひたすらに頑張るだけ」

OSEN |

2年ぶりに韓国で活動する超新星は、まさに「故郷へ錦を飾った」K-POPアーティストではないだろうか。オリコンチャート1位を始め、韓流アイコン賞を受賞した彼らは、その名の通り「超新星現象」というタイトルを韓国に持ち帰ったのだ。

日本に強固な土台を築き上げてから韓国での活動を再開した超新星は、昨年入隊したリーダーのユナクを除いて5人組で新しい姿で現れた。いつの間にかメンバー全員が20代半ばを超えた超新星は、いつよりも男らしく、成熟している。

17日、長い充電期間の末活動再開を果たした超新星は、タイトル曲「Stupid Love」で洗練された音楽を披露した。ヒットメーカー「勇敢な兄弟」が手がけたことで生まれたこの曲は、近頃英米圏で人気の高いダブステップ(Dubstep)を応用して制作されたものであり、中毒性の高い歌詞とパワフルなダンスがポイントだ。

超新星は、いつにも増して堂々とした明るい顔で記者を迎えた。韓流スターに名を連ねたためか、ルックスが一層グレードアップされていた。彼らは2年ぶりに韓国のステージに立つことについて、「感慨深い。少し心配なところもあるが、久しぶりに韓国のファンに会えて嬉しい」と所感を述べた。

超新星の認知度は、韓国より日本ではるかに高い。最近は、オリコンチャートでDVDの販売枚数1位になった。これは海外のアーティストとしては東方神起、KARAに続き3番目のこと。韓流の大スターと言っても過言ではない。

「関係者の方々がそうおっしゃってくれますが、僕たちがそれを感じるにはまだ足りない部分があると思います。デビューする新人アイドルグループも多いし、実力もあるから私たちにも現状に満足せずに常に頑張っています。実は、毎日が不安です(笑)」(ソンジェ)

超新星の韓国と日本での人気は温度差がある。日本では韓流スターとして脚光を浴びているが、韓国ではそれほどの人気を得ていないのが事実だ。日本で人気を得ている理由と、韓国と日本で人気の差が生じる理由は何だろうか。

「日本のファンたちは頑張る姿を応援して下さっていると思います。メンバー全員が日本で生活しても問題ないくらいの日本語ができます。また、日本語が話せるのでバラエティやステージでもファンと自然にコミュニケーションが取れます。台本無しで日本の方と話し合うことができます(笑)」(ジヒョク)

「メンバー全員が一緒に暮らしているので、グループの将来について話し合う時間が多いです。今回の韓国活動を通じて、ランキングへの執着心はまだ誰にも話したことがありません。韓国でも、日本でそうだったように頑張ろうという気持ちです。負担を感じずに、謙虚に最善を尽くそうという覚悟を持って活動再開しました」(ゴニル)

韓国では2年ぶりの活動再開だが、活動期間はわずか3週間。「まもなく始まる日本のコンサートのために3週間という短い期間になりましたが、コンサートが終わるとまた韓国で活動する予定です。韓国と日本の活動の割合を合わせるつもり」と話した。日本での彼らの人気は、コンサートチケットの売り切れ率を見ても感じられる。

「名古屋、神戸で行われるコンサートが全部売り切れました。元々400%近くの申し込みがあり、追加公演も考えたほどです。韓国で発売したアルバムも日本語バージョンで再び日本のファンに紹介するつもりです」(グァンス)

超新星は今回の「Stupid Love」で日本のファンの心を掴んだ以上に、韓国のファンの女心を掴みたいという考えだ。彼らのキレのあるダンスは新しい境地を開き、ダブステップの応用により一層洗練されたメロディーとなった。

「海外で流行っているダブステップを応用しました。勇敢な兄弟との制作作業は今回で2度目でした。私たちの音楽は、強くも弱くもない、無難で楽しい曲です。メロディーも中毒性が高く、一緒に歌いやすいと思います。コンセプトやジャケットなどメンバーの意見が多く反映された曲です」(ソンモ)

超新星は「Stupid Love」のミュージックビデオでDavichiのカン・ミンギョンと恋人役を演じた。カン・ミンギョンのセクシーさにメンバー全員が驚いたという。

「カン・ミンギョンさんとは以前、同じ所属事務所でした。今回のミュージックビデオでセクシーに誘惑する演技をしましたが、知り合いだから気まずい部分がありました。しかしその後は集中して撮影に挑みました。彼女に久しぶりに会いましたが、もう本当の大人の女性って感じでした。綺麗になったなと(笑)」(ソンジェ)

超新星はリーダーのユナクが軍に入隊して初めて5人組で韓国での活動を行う。ユナクの抜けた穴は大きいはずだが、メンバーたちは明るい姿だった。目には見えないが、ユナクに支えられているためだ。

「ユナクが軍隊にいますが、連絡もよく取っているし、僕たちをいつも応援してくれます。去年の7月に入隊しましたが、その時メンバー全員が泣きました。ユナクが入隊前日まで僕たちのためにステージに上がるほどチームへの愛情が格別です。今回の活動再開にも応援のアドバイスをしてくれました。実際の活動は一緒にはしていませんが、いつも一緒にいる気分です」(ソンモ)

超新星は3週間の短い韓国活動を前に大きな抱負を明かした。ずっと謙遜した様子だったが、その中には人並み優れた覚悟が入っていた。超新星の音楽のカラーについて聞くと、しばらく悩んでから次のように答えた。

「今も超新星のカラーを探している過程だと思います。一番重要なのは、ランキングに気を取られずに、少しでも韓国のファンに近づきたいということです。私たちの音楽を聞いてもらい、人々の目に徐々に触れていってもらわないとですね。日本だけで人気のある歌手ではなく、我々も韓国の歌手であるということを証明したいです」(ゴニル)

記者 : ファン・ミヒョン