2AM、新曲に「フィッツジェラルドの感性を込めた」

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甘いハーモニーで多くのファンの心をつかむボーカルグループの2AMが、ニューミニアルバム「F.Scott Fitzgerald's Way Of Love」をリリースした。2010年10月のファーストアルバムから1年5ヶ月ぶりの新譜発売にあたり、ソウル市内で13日、記者会見が開かれた。

一風変わったタイトルだが、メンバーらは「一回り成長した姿を見せようと、スコット・フィッツジェラルドの小説をモチーフにアルバムをつくった」と紹介した。

メンバー自身も、プロデューサーから説明された時はピンとこなかったようだが、フィッツジェラルドの小説を読み、その感性をくみ取った。チョグォンは「これまで歌ってきた曲の歌詞は、ストレートに感情を表現するような感じだった。新しい歌は小説『グレート・ギャツビー』のギャツビーに似ている。別れた後も、表には痛みを見せず、心の中で苦しみ続ける感じ」と説明した。

アルバムは、タイトル曲「君も僕のように」をはじめ計6曲を収録。歌手フィソン作詞の「僕のものだったのに」も含め、ほとんどが別れの痛みを切々と伝える。唯一、メンバーのチャンミンが作詞作曲した「愛してる、愛してる」は、結婚式でのお祝いとして、またファンのために歌う曲に仕上がった。

これまでR&Bやダンスなどもこなしてきたが、今回はバラード曲だけで編成されている。「私たちができることのうち、一番うまくできることを見せたかった」(ジヌン)というように、2AMだけのカラーをしっかり印象付けようという覚悟がにじんでいる。さまざまなアーティストと一緒に作業し、楽曲だけでなく、スタイルやコンセプトにも気を配った。その結果、「『一回り成長した』と自信を持って言えるのではないか」(スロン)。

「1年半の間はソロでの活動が多く、それぞれ忙しかったが、それでもやはり、一番力を得られるのは2AMとして活動するときではないかと思う」(チャンミン)と、2AMでの活動に意欲を見せた。

記者 : 聯合ニュース