パク・ヒスン、ソン・ガンホから教わった“人検達”「傷口に塩を塗るような記事は…」

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真面目なところが魅力の俳優パク・ヒスンは、意外とかわいくて親しみやすい魅力がある俳優である。

映画界からの多数の“証言”によると、パク・ヒスンは、真面目なだけではなく、親しみやすくて“面白い”人物だという。もちろん、それは親しい知人のみが知っていることだ。

何より、知られざるパク・ヒスンの一番の魅力は、彼が“人検達”の魅力を持っていること。人検達とは、“人間検索達人”の略語だという。

パク・ヒスンは、演劇をしていた時代から、映画界の実力派俳優になった現在に至るまで、たくさんの知人、後輩、先輩、監督との深い人間関係を築いてきた。深いだけではなく、その幅も広げている。パク・ヒスンがこれだけ幅広い人脈を持つようになった背景には“人検達”があった。

「“人検達”の元祖は、ソン・ガンホさん」

撮影前や休憩の合間をぬって、知人の名前を検索サイトに入れて近況をチェックする。また、親しい俳優仲間の場合はレビューも細かく読み、どんな評価を受けているか“リサーチ”している。

「ははは……。ただのネットサーフィンです。ネットをしながら知人の記事を読むだけです。何か恥ずかしいですね。実はこれはソン・ガンホさんから教わりました。同僚の俳優同士でもあまり会う機会がありませんが、飲み会でたまにソン・ガンホさんに会うと、僕が何をしているか全部知っていました。『ヒスン~またそんなことをしたのか?』と。僕だけではなくて、他の後輩の記事もご覧になっています。久しぶりに会ったら、僕の近況について先に話して下さるので、もっと親しみが持てるし、後輩としてはありがたいですね」

そうやって、パク・ヒスンも先輩のソン・ガンホの“人検達”の長所を引き継ぎ、知人の映画レビューや記事を読み始めた。主に親しい俳優仲間や映画、ミュージカル、演劇関係者の記事を細かくチェックしている。

「最近は、イ・ソンギュンさんの記事を読んでいます(笑)『火車』の広報活動をしていますが、映画のレビューやインタビュー記事を読んで、『この人はこんなことを考えていたんだな』と、日頃分からなかった彼の考えも分かるようになります。

この前撮影した映画『依頼人』で共演したハ・ジョンウさんの記事も読んでいます。『悪いやつら』や『ラブフィクション』が公開されて、記事もたくさん出ているので読んでみました。同じ業界でもありますし、公開する映画に対する評価も気になってチェックしています」


「記事はあまり厳しく書かないでください」

細かく記事を読むと、評価があまり良くない記事もあり、親友の演技に酷評をした記事も読むようになる。映画界を支える俳優である前に、彼らの親友、後輩として、そんな記事を目にする時はどんな気持ちになるだろうか。

「『物は言いよう』と言うじゃないですか。それからこれが絶対的な評価でもなく、一個人の評価とも言えるので、少しオブラートに包むのもいいのではないでしょうか。また人々はレビューを見て、それを映画を選択する基準にしますから、もう少し慎重に書いていただきたいものです。

記者の個性である場合もあって、好意的に書かない方がいい場合もあるかもしれませんが、実は演技がうまかったかどうかは、本人が一番よく知っています。そんな傷口に塩を塗る必要があるのでしょうか。あまり厳しく書かないでほしいですね」

記者 : イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ、写真 : イ・ジョンミン