EXID「シンサドンホレンイのスタイル?予想を裏切ったでしょう?」

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写真=ソン・イルソプ
2012年も新しいガールズグループがデビューしている。その中でも、ヒットメーカーのシンサドンホレンイがプロデュースしたガールズグループEXIDが頭角を現し始めている。デビュー前からシンサドンホレンイがプロデュースしたことで話題を集めたEXIDは、多くの人々が「シンサドンホレンイがプロデュースしたからあんな感じだろう」という予想を裏切った魅力をアピールしている。

6人グループのEXIDは、ユジン(21)、ハニ(20)、ヘリョン(18)、ジョンファ(17)の4人が約4年の間JYPエンターテインメントの練習生として歌手の夢を育んできた。LE(21)はインディーズでラッパーとして活動し、タミ(22)は高校の時から歌手を夢見ていた。それぞれ違う道を歩んできた6人は、昨年EXIDという名前で一つになり、16日に活動を開始した。

ジョンファは、小学生の頃に演技のレッスンを受けながら女優を夢見たこともあった。偶然でない機会に歌の魅力を感じたジョンファは、JYPで5年間練習生として活動した。結局そこで歌手デビューすることはできなかったが、お金で買えない有意義な経験を積んだ。

ジョンファと同じ時期にユジとヘリョン、そしてハニも共にJYPで過ごした。特に中国で心理学を専攻したハニは、簡単に歌手の夢を諦めることができなかった。その中でもユジは、JYPでの脱落により心に深い傷を負った。「JYPから出てきたとき、世の中が終わったようだった。たくさん傷ついて、2、3ヶ月の間家にこもっていた。だが、それは間違っていると思うようになり、入試の準備を始め、今このようにソウル芸術大学の実用音楽科に通っている。そして良いチャンスに恵まれてEXIDのメンバーになった」と話した。

「幼い頃から夢見てきた歌手になったことは、まだ実感していない。このようにインタビューをしているが、何の話をしていいのかも分からないし、ただただ緊張する」とデビューの感想を述べた。ドキドキと緊張で、話す時もじっとしていなかったが、ステージでは全く緊張しないという、実戦に強いEXID。

タミは、「私たちをどのように見てくれるのかは分からないが、ステージでは緊張するタイプではない。それより私たちを見た先輩方がどのように評価をするのか、それが一番緊張するし、また楽しみだ」と伝えた。

EXIDのタイトル曲「WHOZ THAT GIRL」は、彼女らの所属事務所の代表でありヒットメーカーであるシンサドンホレンイの作品だ。だが、今までのシンサドンホレンイが作った曲とは少し違った感じを受ける。

ハニは、「私たちの曲はフックソング(同じ単語を繰り返して印象づける曲)でもなく、電子音も沢山入っていない。聴く音楽を強調した。シンサドンホレンイが作ったガールズグループならば、当然シンサドンホレンイのスタイルが強いと思われるはずなのに、全くそうではない。私たちの舞台を見て、『あれ、思ってたのと違うぞ』という考えを持つほど、予想とは違う魅力がある」と伝えた。LEもやはり、「私たちにぴったり合う曲だ。私たちの姿にインスピレーションを受けて作った曲だから、代表(シンサドンホレンイ)の特徴というよりかは、私たちの個性がよくにじみ出た曲」と説明した。

デビューアルバムだが、EXIDは積極的に参加した。アルバムの全体的なコンセプト、衣装、ヘアースタイルなど、自分たちがしたいことなどを書き出してシンサドンホレンイに伝えた。これをもとに数回行われた会議の末、今のEXIDが誕生することになった。シンサドンホレンイが積極的にEXIDの参加を誘導した。

「雑誌やテレビを見ながら、『これは私たちのスタイルと合っている』という気がすれば、写真を撮ったりキャプチャーしてショートメッセージでその場ですぐに送った。代表(シンサドンホレンイ)も私たちがしたいことをできるように、たくさん手を貸してくれた。私たちのアルバムで、自分たちが主人公になれるよう力を貸してくれた。何よりもそばにいてくれること自体が大きな力になった」と、物心両面で力を貸してくれたシンサドンホレンイに感謝の意を表した。

EXIDがインタビューの間ずっと代表だと話したシンサドンホレンイは29歳だ。恐らく芸能事務所の代表取締役としては最年少だろう。そのため、時々笑えないエピソードもあるという。

「代表なので私たちは当然代表だと呼ぶが、代表は私たちのことを『ジョンファさん、ユジさん』と呼ぶ。代表という単語が壁を感じさせたのか、私たちの名前に苗字まで付けて呼んだりする。それで、今は気楽にオッパ(お兄さん)と呼ぶ。他の会社では見られないような、所属事務所の代表とアーティストの壁を取り払ったのが、私たちが音楽に集中することができる一つの要因だ」と、話してくれた。

記者 : ペク・ソルミ、翻訳:キム・ユリ