キム・ユンソク、「サウスバウンド/南へ走れ」を次期作に内定

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俳優キム・ユンソクが、映画「ワンドゥギ」(イ・ハン監督)の次期作として日本の小説を映画化する「サウスバウンド/南へ走れ」への出演を内定させた。

まだ契約書の作成は終わっておらず編集は残っているが、イム・スルレ監督や投資会社CJエンターテインメントと口頭での出演合意は終わっている。キム・ユンソクの所属事務所SIMエンターテインメントも「シナリオの最終版を待っている。オファーを受けている多くの作品の中で『サウスバウンド/南へ走れ』が次期作として有力だ」と明かした。

「サウスバウンド/南へ走れ」は元過激派で無政府主義者の父と、父の過去に後から気付き、やっとコミュニケーションを取るようになった思春期の息子のストーリーを描いた感動的なヒューマンドラマだ。

買弁資本の産物であると、コーラと缶コーヒーを飲ませず、教育制度に不信感を抱いて登校を阻止する変わった者の父と、父の行動を理解できない息子の二人が不本意であるが南へ旅行をすることとなり、息子は父を理解していくようになるというストーリー。原作では小学6年生の息子であるが、同映画では10代後半として描かれる予定だ。

直木賞受賞作「空中ブランコ」や「イン・ザ・プール」を通じて厳しい現実を愉快なストーリーに溶け込ませてきた奥田英朗が原作者で、映画「私たちの生涯最高の瞬間」「牛と一緒に旅する方法」を演出したイム・スルレ監督が脚色と演出を担当する。

投資会社CJエンターテインメントの関係者は23日「キム・ユンソクが『ワンドゥギ』と似ているような内容であるにも関わらず、出演を希望しているほど原作への期待が高いようだ。現在は出演を決定するための最後の段階であり、早ければ4~5月にはクランクインする」と述べた。

記者 : キム・ボムソク