ソウル大学融合化学技術大学院長であるアン・チョルス氏のファンクラブを自任する「ナチョルス(「私の夢、チョルスの夢、数多い人々の夢」を韓国語にしてその頭文字を取った名称)の結成を主導したチョン・へフン(57)氏が、俳優チョン・イルの父であることが分かった。

チョン・へフン氏は9日に発足した「ナチョルス」の共同代表を務めることにした。「ナチョルス」はアン・チョルス院長を自主的に支持する者たちの集まり。しかしこの集まりが政治的な色を帯びることに負担を感じた彼は、4日で代表職を辞任し注目を集めている。

チョン氏は「我々はアン院長が国民の希望になる愉快な政治の場を切り開いてくれると確信した。そのため彼を支持し、サポートする集まりを作ろうとした。しかし、発足した途端、様々な政治的な解釈が飛び交ったり真実攻防(政界でよく見られる、何が正しいのかを論争すること)まで起こったりするなど、当初の趣旨とは異なる方向に見られているようだ」と述べた。

チョン氏は元KBS記者で、現在は北方圏交流協議会の理事長を務めており、慶南大学の碩座教授(寄付金で研究活動を行えるように学校の指定を受けた教授)として在職している。

そしてチョン・イルの母は国内の織物分野で有名なシム・ヨノク(52)氏だ。シム氏は文化財庁傘下の韓国伝統文化学校の教授であり、古代織物研究所の所長をつとめたこともある。チョン・イルの母側の祖父が総合病院の院長だということは、すでにファンの間では有名である。

そんなチョン・イルは現在、MBCの水木ドラマ「太陽を抱く月」でヤンミョン役を熱演している。