「ドリームハイ2」アイデンティティ探しの旅はいつ終わる?

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写真=KBS 2TV「ドリームハイ2」スクリーンショット
KBS 2TV月火ドラマ「ドリームハイ2」が、毎回新たなチャレンジで視線を集めることには成功したが、多くの共感を得ることはできなかった。

7日、AGBネルソンメディアリサーチによると、6日夜9時55分に放送された「ドリームハイ2」の第3話は7.2%(以下、全国一日基準)の視聴率をたたき出した。これは31日放送の9.8%より2.6%下落した数値だ。

先月30日に期待と好評を受ける中で始まり、2ケタの視聴率を記録した「ドリームハイ2」は、歌とダンスはあるが物語の柱となるドラマがないという指摘を受け、傾き始めた。

もちろん、視聴率がすべてを物語るわけではない。しかし、視聴者の反応も上々ともいえないこの状況は、このドラマに解決すべき問題点があることを示している。

第1話の放送後、絶賛の声が上がった視聴者掲示板には酷評が相次いでいる。特に多くの視聴者が指摘する共通の内容は「ドリームハイ2」のアイデンティティだ。視聴者掲示板には「面白さどころか、ハッキリとした路線がない。音楽番組でもないし、何がなんだかサッパリ分からない」「ドリームハイ、ミュージカルだったんだ。何を楽しみに見ていいか分からない」「ドラマでも、バラエティでも、音楽番組でもない。正体不明」など、アイデンティティに関する指摘が多数見受けられる。

6日の放送では新たな試みだったが、ドラマへの集中を妨げると指摘された「新入生の入寮式」「ダンスバトル」のようなパフォーマンスよりは、物語が深く描かれていたため第2話よりは見やすかった。しかし「ドリームハイ2」がミュージックショーなのか、ドラマなのか、アイデンティティを曖昧にするシーンは引き続き登場した。

これについて「ドリームハイ2」の制作関係者は「『ドリームハイ1』の評判が高く、それと比べる意見があるというのはある程度予想していた。『ドリームハイ1』も最初は“新しい試み”という意味で指摘を受けたが、後半に行くほど支持が高くなった。シーズン2も現在は厳しい状況であるが、これからより面白くなり、集中できるようになるはず」と自信をあらわにした。

記者 : イ・ウイン