SE7EN、パク・ジニョンとの共同作業に“満足”…歴代最高のアルバム

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歌手のSE7ENが、JYPのCEO兼プロデューサーのパク・ジニョンと共同作業した楽曲「When I Can't Sing」について満足感を示した。

SE7ENは1日、ソウル合井洞(ハプチョンドン)のYGエンターテインメント(以下YG)の社屋で行われたインタビューで、「1年6ヶ月ぶりのアルバムだ。最近、すごく嬉しい気分で、YGのスタイルだけではなく、外部の作曲家やプロデューサーと作業できて満足している。斬新だった。また機会があればこのような作業を続けていきたい」と述べた。

これまで発売したアルバムの中で“最も完成度の高いアルバム”と自負するほど、アルバムへの愛情をアピールしたSE7EN。今回のミニアルバムの作業には、企画の段階から参加していた。

「僕自身、時間的に余裕もあったので、今回のアルバムでは多くの作業に関わることができた」というSE7EN。この言葉は、彼自身がこれまでの各分野の専門家が作ってくれた音楽から抜け出し、自分の意見を出してプロデューサーへとステップアップしている過程を意味する。音楽シーンにデビューして10年。彼は自分のスタイルを見つけるために、今回のアルバムに多くの情熱を注ぎ込んだ。その結果、満足できるようなレベルを手にした。

アルバムの企画段階から参加していたSE7ENは、一曲ごとの歌詞やセッション、音楽スタイルなどにもこだわりを見せ、最もSE7ENらしい音楽を作り上げた。YGとJYPの共同作業でも関心を集めたSE7ENのニューミニアルバムには、全6曲が収録されている。

SE7ENは、「今回のアルバムは、すべての収録曲がタイトル曲と言えるほど完成度が高い。一曲目の『SOMEBODY ELSE』はサブタイトル曲だ。最初はこの曲をメインにしようかと思っていたが、パク・ジニョンさんから頂いた『When I Can't Sing』を聞いてその気持ちが変わった。とてもいい曲だ」と話した。

そして、「『When I Can't Sing』は、ジニョンさんが2年前に作った曲だという。本当はジニョンさん本人が歌おうとストックしておいた曲らしいが、今回僕が歌わせて頂くことになった。この曲はレコーディングしてから数百回は聞いた。聞く度に受ける印象が違ってくる。本当に良かった。今後の活動においてどのような結果が出るかは分からないが、今回のアルバムを発売できたことに満足している。そのお陰か、とても嬉しい気分だ」と付け加えた。

SE7ENは「When I Can't Sing」の作業をしている際に、パク・ジニョンから“特別な注文”があったという。それは、歌を上手く歌うために頑張るのではなく、感情を生かして歌詞の内容を伝えることに集中してほしいという注文だった。

パク・ジニョンのこういった注文に、最初は驚いたという。歌手は歌で認めてもらって当然なのに、歌の実力も、スキルも諦めるなんてありえないと思った。しかし、数十回歌ううちに、なぜパク・ジニョンがそのような注文を出したのか理解できるようになったというSE7EN。彼は「歌唱力よりは歌詞を伝えることにに力を入れた。上手く歌おうとは思わなかった。作業が終わって、自分の歌を聞いてみて、パク・ジニョンさんがなぜそう注文したのか、分かったような気がした」と打ち明けた。

歌詞の内容も、SE7EN自身が共感できる内容だった。「僕が歌を歌えなくなっても/僕が全てを失っても僕の人気が落ちても/もう歌えなくて他の仕事をすることになっても/僕という理由だけで僕をずっと愛してくれますか」という内容の歌詞は、告白のようにも聞こえるが、このような状況になっても僕を大事にして愛してくれる人が存在するならば、それで良いという内容であり、SE7ENの心に染みた。

YGのヤン・ヒョンソクCEO兼プロデューサーもパク・ジニョンとの共同作業を快く承諾した。ヤンプロデューサーはSE7ENにとっても楽しい作業になり、YGとJYPの共同作業も良い意味があるだろうと解釈したという。

「これからも機会があれば、僕以外にもYGの後輩アーティストが外部の作曲家と積極的に音楽での交流をすることは良いことだと思っている。YGの音楽スタイルは“型にはまらない、規格なんて存在しないフリースタイル”だ。これまでも様々な音楽をやってきた。外部の作曲家との作業は、また新しい魅力を与えるに十分であろう」と話した。

記者 : カン・スンフン