BEAST、ヨーロッパ&南米での熱気に「可能性はある」

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BEAST、4Minute、G.NAなど「ユナイテッド・キューブ・コンサート」に参加したアーティストたちは、まだ会場の環境はよくなかったけれども、可能性は十分あると自信を示した。

BEASTは26日午後1時、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルで開かれた記者会見で「ヨーロッパ(イギリス)とブラジルでのコンサートでファンと触れ合ってきました。しかし、会場の環境はよくありませんでした。イギリスでは伝統あるコンサート会場だったものの、爆薬の演出もできず、突き出しステージ(花道)も設置できなかったため、私たちのようにパフォーマンスをメインにしているチームがコンサートを行うのは容易ではありませんでした。ブラジルも、イギリスよりはまだよかったのですが、韓国のように自由ではありませんでした」と話した。

また「ヨーロッパと南米では初めてのコンサートだったので、大変なこともありましたが、私たちが道を切り開いておけば、他のK-POPアーティストがこれらのところでコンサートを開いたときに、少し楽になるのではないかと思います。そのような点から、開拓者のような役割をしているとも思います。これからはより多くの国でファンと触れ合うコンサートができるようにしたいと思います」と付け加えた。

さらに「アジアでは街を歩いていると、私たちに気づく方がいましたが、ヨーロッパでは実はそれほどではありませんでした。しかし、ヨーロッパにいる知人たちが、昨年と今年では反応が違うと言うほど変わりました。これからはK-POPの人気がヨーロッパや南米でさらに高くなると思います」と話した。
BEASTが「可能性がある」とみた理由の一つは、アルバムやMVなど、映像を発表するたび、再生回数が増えているという点だ。実際、イギリスとブラジルでのコンサートの際も、海外のファンが自分のSNSやYouTubeに映像をアップロードし、多くの人々が見られるようにしていたと話す。

また、BEASTは「海外のファンはコンサートを自分で撮影してYouTubeにアップロードするので、それを通して拡散されていると思います。あるインドのファンがSNSで“インドでもコンサートを開いてほしい”とメッセージを送ってくれましたが、それができるようにします」とも話した。

BEASTは開拓精神とチャレンジ精神を持って、2012年には海外ツアーに注力することに加え、来年4~5月にはアルバムを発表し、韓国での活動も並行する予定だ。
現地での反響については、まだバブルがあると言いながらも、BEASTがワールドツアーを成功させられるようなグループになるようがんばるとコメントした。
そして「ブラジル、イギリスのコンサートでは少し無理をした感もあります。大手プロダクションを除き、キューブでファミリーコンサートを開いたことに意味を見出し、これからも『ユナイテッド・キューブ・コンサート』を開いていきたいと思います」と話した。

BEASTは、2012年2月4日・5日の2日間、ソウルコンサートを皮切りに、ドイツ(ベルリン)、イギリス(ロンドン)、スペイン、アメリカ(3都市)、カナダ(2都市)、シンガポール、日本(5都市)、タイ、台湾、インドネシア、フィリピン、香港など14か国、21都市で合わせて35回のコンサートを行う。
来年2月のソウルコンサートを始めとするBEASTのワールドツアーの総制作費は200億ウォン(約13億6000万円)。大型LEDスクリーン、各種映像装備、照明、3D特殊効果などを総動員し、観客に地上最大級の映像ショーを披露する予定だ。

記者 : カン・スンフン