AFTERSCHOOL ユイ、「チュウォン兄さんは成均館大のカン・ドンウォンでした」(インタビュー)

TVREPORT |

Pledis
AFTERSCHOOLのユイ(23)は最近、歌手ではなく女優としての喜びを味わっている。彼女が主役を演じるKBS 2TVの週末ドラマ「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」(イ・ジョンソン脚本、キ・ミンス演出)の視聴率が40%近くまで上昇しているためだ。

「ドラマの視聴率がどんどん上がるのを感じています。このごろは朝、目を覚ますとすぐにスマートフォンで視聴率を確認するのが習慣になりました(笑)」

先日、KBS別館の台本練習室でユイと会った。 一時「太もものユイ」で有名税を払ったユイは、スターとは思えないほど謙虚で礼儀正しかった。インタビューはユイの天使のような態度ときちんとした語り口のおかげで非常に楽しいものとなった。


「ペク・チャウンとして見てくださってありがとうございます」

今はこのように思う存分笑うことができるが、放送当初、ユイの心は重かった。ドラマの設定がひどいという指摘があり、また歌手出身の自分が週末ドラマの主役を演じることに対し、一部で良く思っていない人たちがいたためだ。
しかしドラマが次第に安定すると、ユイに対する偏見も消え始めた。彼女は「ユイではなくドラマの中のペク・チャウンとして見てくれる人がとても多くなりました」と満足気に話した。
アイドルとして持っている殺人的なスケジュールと、生放送に近いドラマ撮影で体力的には大変だが、ユイの顔から笑顔が消えないのはその満足感のおかげだ。

「私は眠らないとすぐに体がむくむ体質なので、今週はずっとむくんでいる感じでした。 振り付けの練習をしたり、遅くまで撮影があったり、睡眠はまったくとれませんでした。それでも時間が空くたびに睡眠を取り、ビタミン剤を口にして空腹に耐えています。デビューしてから3年間ビタミンをとり続けているので、今まで一度も風邪をひいていません」


「チュウォン兄さんは『成均館大のカン・ドンウォン』でした」

劇中でペク・チャウンは二人の男性に愛されている。烏鵲橋(オジャッキョ)農場の三男テヒ(チュウォン)と、最近登場した映画制作者ジェハ(チョン・ソグォン)だ。そのチュウォンとチョン・ソグォンは、実際にもユイと縁が深い。チュウォンとは大学(成均館大)の先輩後輩の間柄で、チョン・ソグォンとは同じ仁川(インチョン)出身だ。

「ジェハ兄さん(ユイは俳優を役名で呼んでいる)は撮影に合流して間もないので、今はテヒ兄さんのほうが親しいです。二人のお兄さんには、細やかさという共通点があります。違う点は、ジェハ兄さんは無愛想ながら優しくしてくれて、テヒ兄さんは意外に可愛い面があるというところですね」

学生時代のチュウォンはどんな先輩だったかという質問に、ユイは「お兄さんは本当に女の子に人気がありました。『成均館大のカン・ドンウォン』でした。飲み会の時、最後まで残って後輩の面倒をみる優しさもありました」と答えた。だが「学校に通っていた時は、兄さんがいくらよくしてくれても先輩なので近寄りがたかったです」と付け加えた。
社会に出てから会ったチュウォンについては「私は、セリフが多い日は気になって落ち着かない時が多いんですが、そうやって悩んでいると一緒にセリフを合わせてくれる、心強いパートナーです」と話した。


「自尊心よりは愛、愛よりは仕事が優先」

ユイにチャウンのように三角関係に陥った経験があるかと尋ねた。彼女は「愛する人がいるのに他の人を好きになったら、今会っている人との関係を整理すると思います」と言い、「二股」は嫌いだと言った。「人の心が二つってこともあるんですか?」と問いただすユイの目が鋭く光った。
「それでテボム(リュ・スヨン)とスヨン(チェ・ジョンユン)を見ると、スヨンのことがもどかしくて、テボムが憎いです。もちろんヘリョンが初恋だとしても、テボムがスヨンにする行動は本当にひどいです」
ユイは、自尊心のためにテヒを愛する気持ちを抑えるチャウンの心境を繊細に表現し好評を得た。自尊心と愛の二つのうちどちらを優先するかという質問に彼女は「自尊心よりは愛を選ぶと思いますが、仕事のためなら愛を捨てると思います」「今の私には仕事が大事ですから、好きな人ができてもギュウギュウと気持ちを抑え込むと思います」と話した。


「『クルボクチ(※蜜のような太もも)』から抜け出し、マルチアイドルとして活躍したいです」

テヒが自身をだましたという事実にショックを受けて、冷酷に背を向けるチャウン。ユイはその時もまた熱のこもった演技をした。一部では、この時にユイが見せたクールな表情と口ぶりは、実際の性格から出たものではないかという声もあった。

「私は約束を破るのが我慢できない性格なんです。私も人間ですから、3日間睡眠もとれずにスケジュールをすべて消化して、仕事でまったく進展がなく、何も得るものがなければ腹が立ちます。爆発するとマネージャーのお兄さんたちに八つ当たりしたりもします。でも、性格が単純なほうなので、怒りが長く続かないんですよ(笑)」

烏鵲橋農場を出たチャウンは一人で焼酎を飲んで、つらい気持ちをなだめた。その姿もまたリアルだったと評価されている。ユイはつらい状態から抜け出すために何をしているのか尋ねると、「本当につらい時は、車の中にいる人たちが、私が何の曲を聴いているのかわかるくらい大きな音にして、イヤホンで音楽を聴きます」「場所に関係なく、悲しい歌を聴いて思い切り泣いたり、楽しい歌を聴きながら踊ったりします」と話した。

最後に「クルボクチ」に続き、再び主役を演じる機会が与えられたら、どのように言われたいかと尋ねるとユイはしばらく悩んで、「マルチアイドル・ユイになりたいです」と答えた。
「芸能界の仕事をしてきて、座右の銘になった言葉があります。それは『与えられた仕事を熱心にしよう』です。与えられたことに最善を尽くして、少しずつですが成長していく姿をお見せしますので、ユイとAFTERSCHOOL、『烏鵲橋の兄弟たち』を応援してください(笑)」

記者 : イ・ウイン