韓国初のLGBTQ+リアリティ番組「Merry Queer」「ボクらの恋愛シェアハウス」に注目…配信サイトへの新規加入が急増

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写真=wavve
韓国でLGBTQ+の恋愛番組が人気を博している。

最近、韓国のOTT(動画配信サービス)プラットフォームのwavveによると、オリジナル番組「Merry Queer」と「ボクらの恋愛シェアハウス」は、新規有料登録の牽引および視聴時間において、圧倒的な成績を記録した。公開から1日にして、2つの番組が並んで1・2位を記録し、LGBTQ+カップルの恋愛に集まった視聴者の関心の高さを証明した。

7月8日に配信がスタートした「Merry Queer」は、新規有料登録の牽引ランキング5位で初登場し、徐々に視聴者から好評を得て、2週連続で上位をキープした。また、配信2週目には視聴時間がおよそ43%増加し、底力を見せつけている。LGBTQ+カップルの現実的な恋愛を淡々と描く姿勢が、視聴者の間で口コミが広がっていることを裏付けている。

「ボクらの恋愛シェアハウス」は、予告コンテンツの公開と同時に新規有料登録の牽引ランキングで1位を記録した。初回配信の翌日である7月16日には、SBS金土ドラマ「なぜオ・スジェなのか」と、SBSバラエティ番組「ランニングマン」が牽引した新規登録者数を抑えた。特に「ボクらの恋愛シェアハウス」は第1話の配信だけで、今年公開されたwavveオリジナルバラエティのうち、例に見ない高い新規有料登録の牽引を記録している。

YouTubeや各種オンラインコミュニティでも反響を呼んでいる。同番組を観た視聴者たちは、「より良い世の中に変わりますように」「大きな勇気を出してカミングアウトする自信がすごい。ありがとうございます」「番組への出演は、簡単な決定ではなかったはずなのに、皆本当に素晴らしい」「好きなだけ愛してください。応援します」など様々な反応を寄せた。

wavveは「誰も試みたことのないLGBTQ+リアリティを、初めてOTTプラットフォームであるwavveで披露したが、制作陣と出演者にとって大きな力になっている。最後までもっと多くの見どころがあるので、愛情のこもった視線で見守っていただければ嬉しい。韓国社会の多様性と相違に関する視線が生まれて、公論化できる土台になってほしい」と明らかにした。

「Merry Queer」は、堂々とした恋愛と結婚に対する“LGBTQ+カップル”たちの挑戦を描いた、韓国初のリアル・カミングアウト恋愛バラエティだ。MCはシン・ドンヨプとEXID ハニ、そして2000年に韓国の芸能界で初めてカミングアウトしたホン・ソクチョンが務める。

「ボクらの恋愛シェアハウス」は、素直ながら果敢な男たちが“男の家”に入居し、お互いの率直な気持ちを確認する韓国初の男性たちの恋愛リアリティだ。

2つの番組は、同じようで違う恋愛模様を率直に描き、K-バラエティの新しい境地を切り開いたと好評を博している。どちらも毎週金曜日の午前11時に、wavveを通じて配信される。

記者 : パク・アルム