「ヒョシムの独立奮闘記」元AFTERSCHOOL ユイ“ドラマが愛されていることを実感した”【ネタバレあり】

MYDAILY |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=Lucky Company
元AFTERSCHOOLのユイが、長期間撮影した週末ドラマを通じて、さらに成長した。

ユイは最近韓国で放送終了したKBS 2TV「ヒョシムの独立奮闘記」で、イ・ヒョシム役を熱演した。

イ・ヒョシムは紆余曲折の末に恋人のカン・テホ(ハ・ジュン)と結婚。双子の赤ちゃんまで妊娠し、ハッピーエンドで深い余韻を残した。

特にユイは明るく堂々としたキャラクターを優れた演技と深みのある表現力で見せただけでなく、自身を取り巻く環境を細かい感情の変化で描き出し、注目を集めた。

――「ヒョシムの独立奮闘記」の放送終了の感想はいかがですか?

ユイ:約10ヶ月という長い時間を共にした作品ですが、その長い期間、疲れることなく一緒に力を出し、無事に終えてくださった監督、脚本家さん、そしてスタッフの方々、俳優の皆さんに、まず本当にご苦労さまでしたと、ありがとうございましたと申し上げたいです。みんなが一つになったので、長い道のりを無事に終えることができたと思います。ヒョシムとして暮らしながらたくさん笑ったり泣いたりしたので、作品が実際に終わると思うと、すっきりしたというよりは残念な気持ちがより大きいです。情が深くなっているので、(ヒョシムと)ちゃんと別れなければならないのですが、簡単ではなさそうです。これまでドラマを視聴してくださり、愛してくださった視聴者の皆様にも心より感謝申し上げます。

――明るくたくましいキャラクターでたくさん愛されましたが、イ・ヒョシムというキャラクターを表現するために重点を置いた部分はありますか?

ユイ:イ・ヒョシムというキャラクターに出会い、どのようにヒョシムを表現しようかとたくさん悩みました。ヒョシムというキャラクターが持っている感情に関して、より繊細に表現しないといけないと思いました。脚本家さんと最初から一番多く話していた部分が「ヒョシムは素直な人だ」ということでした。大変な状況でも、ただただ我慢して耐えるキャラクターではなく、言いたいことは言って、堂々としていてほしいと言われたので、私がこれまで演じてきたキャラクターとは異なり、感情の深さを大きく表現しようと努力しました。大声を出したり、泣く時もわあわあと声を出して感情の強弱を調節しながらエネルギーを吐き出しました。

――イ・ヒョシムというキャラクターを表現するキーワード3つを挙げるなら何でしょうか?

ユイ:私が思うに、ヒョシムを表現できる単語として、健康、親孝行、思いやりを挙げることができます。健康はイ・ヒョシムがフィットネストレーナーだから選択したのもありますが、単純に外見的なイメージを超えて、健康な体と心を持っていたので、何が起こっても崩れることなく乗り越えていく原動力になったと思います。悔しくて辛くて、すべてを諦めたくても、翌日にランニングをしながら再び気を引き締め、屈せず生きていく力が生まれるのは、おそらく健康な体があってこそのことだったと思います。

親孝行な娘というキーワードは、名前のように、親孝行がたくさんできて、家族を愛する心が土台になっているので、これまですべてのことを可能にしてきたと思います。最後に思いやりというキーワードは、ヒョシムは本人よりも相手のことを考え、気配りができるキャラクターだからです。テホがヒョシムによく言うセリフの中で「自分のことを先に考えなさい。なぜ相手を配慮するのか」というのが多かったのですが、幼い頃から家族のことを先に考えるのが身についている人物だからです。

――「ヒョシムの独立奮闘記」の中で一番記憶に残っているシーンや視聴者の反応はありますか?

ユイ:一番記憶に残っているシーンは、ヒョシムがプロポーズされるシーンです。テホに会ってから、一緒に過ごしたすべての思い出が走馬灯のように通り過ぎて、本当にプロポーズのシーンで涙が溢れてきました。これまで苦労したヒョシムに、これからは幸せなことがいっぱいになるんだと思って、私も知らないうちにもっと感情移入したようです。以前は私を(ドラマ「たった一人の私の味方」の)ドランという名前でたくさん呼んでくださったのですが、最近はヒョシムとたくさん呼んでくださり、ドラマをたくさん愛してくださっているんだと思い、感謝しています。

――俳優たちの共演はいかがでしたか?

ユイ:ヒョシムがドラマの中心を上手くリードできるように、私の家族が本当に大きな力になってくれました。撮影中、お互いに似ているという気がするほど、本当にキャラクターを上手く表現してくださり、おかげで私ももっと没頭してうまくやり遂げることができたと思います。ハ・ジュンさんとは今回の作品で初めて共演しましたが、初めての台本読み合わせの時から最後まで、長い付き合いのように気楽な雰囲気にしてくださり、すごくありがたかったです。私たちカップルをすごく応援してくださって、胸がいっぱいになりました。共演した本当に立派な先輩たち、同僚、後輩たちと共演しながらたくさんのことを感じ、学ぶことができたので、ヒョシムというキャラクターがより愛されるように演技ができたと思います。

――ヒョシムはテホとの愛も叶え、皆が望む幸せな結末を成し遂げました。ハッピーエンドに関してはどのように考えましたか?

ユイ:ヒョシムが仕事と愛の両方をつかむことができる、個人的に期待していたエンディングだったので、胸がいっぱいになりました。ヒョシムにとって幸せな瞬間だけがいっぱいであってほしいと思っていたのですが、双子まで、2倍に幸せになりそうで、脚本家さんのユーモラスな表現にもう一度笑いました。遅れて始まった愛の結実であるだけに、テホと赤ちゃんたちともっと幸せになってほしいと思いました。

――長い作品を終えてイ・ヒョシムというキャラクターと別れますが、伝えたいことはありますか?

ユイ:ヒョシムが自分より家族を優先する気持ちが気の毒でもありますが、一方ではすごいなと感じていました。だるまのようにすべてのことを一人で耐えながらたくましかったヒョシムですが、これからは辛い時に頼ったり、たくさんの愛をもらいながら、幸せなことだけがいっぱいであってほしいと思います。「幸せになろう、ヒョシム!」

記者 : ナム・ヘヨン