フェンシング元韓国代表ナム・ヒョンヒ、10時間の取り調べが終了…詐欺事件への関与を否定も出国禁止に

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写真=マイデイリー DB
フェンシング元韓国代表のナム・ヒョンヒが、結婚相手だったチョン・チョンジョの詐欺行為の共犯者として立件され、約10時間警察で取り調べを受けた。

7日、警察によると、ソウル松坡(ソンパ)警察署は前日の午後2時20分からナム・ヒョンヒを詐欺容疑の被疑者として呼び出し、取り調べを行ったと明かした。

7日の0時7分頃に取り調べを終えて弁護人と共に警察署を後にしたナム・ヒョンヒは「容疑についてどのように説明したのか」「被害者という立場に変わりはないか」「チョン・チョンジョのフェンシングアカデミー受講料を本人の口座を通じて受け取った事実はあるか」などの取材陣の質問には答えなかった。

ナム・ヒョンヒは警察の取り調べで容疑を否認し、チョン・チョンジョの詐欺行為を全く知らなかったと供述したという。この日チョン・チョンジョとの対質尋問は行われなかった。

また松坡警察署は、6日にナム・ヒョンヒに対して出国禁止の措置をとったと明かした。警察関係者は「ナム・ヒョンヒが容疑を否定している中、一部の事実関係の確認のため、必要な手続きだと判断した」と明かした。

ナム・ヒョンヒの弁護人は「これまでチョン・チョンジョを告訴した15人は、ナム・ヒョンヒを告訴していない。チョン・チョンジョ単独での犯行が明確であるためだ」とし、「最近11億ウォン(約1億2,600万円)以上の詐欺に遭った夫婦が唯一ナム・ヒョンヒを共犯として告訴し、自動的に立件されて本日取り調べを受けることになった」と説明した。

続けて「犯罪による収益を隠していたチョン・チョンジョだけを相手にした場合、被害回復が不可能だと考えた被害者の心境は十分に理解するが、ナム・ヒョンヒはチョン・チョンジョの詐欺行為を全く知らなかったばかりか、むしろチョン・チョンジョに利用された。やっていないことをやったということはできない」とつけ加えた。

これに先立って3日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺などの疑い)でチョン・チョンジョは拘束された。

ナム・ヒョンヒは10月31日、法律代理人を通じてチョン・チョンジョに対し詐欺、詐欺未遂、名誉毀損などの疑いで告訴状を提出した。

記者 : イ・イェジュ