「ハンガン警察」クォン・サンウ“水中アクションに初挑戦…作品は妻ソン・テヨンと一緒に見た”

OSEN |

写真=Walt Disney Company Korea
「ハンガン警察」に出演したクォン・サンウが、撮影のエピソードから妻ソン・テヨンの反応、俳優としての目標まで、多様な話を公開した。

最近、Disney+オリジナルシリーズ「ハンガン警察」で主演したクォン・サンウのインタビューが行われた。

全6話で制作された「ハンガン警察」(監督:キム・サンチョル)は、漢江(ハンガン)を守る漢江警察隊が、漢江をめぐる犯罪に巻き込まれることから繰り広げられる物語を描くコメディアクションだ。市民の空間である漢江で起きる事件と事故を解決し、安全を守る漢江警察隊の姿を通じて、新鮮な楽しみを届けた。

正義感溢れるドゥジン役にクォン・サンウ、ワークライフバランスを夢見るチュンソク役にキム・ヒウォン、負けず嫌いのナヒ役にペ・ダビン、末っ子のジス役にシン・ヒョンスン、そして漢江警察隊長のソン・ドンイルまで、個性の強い俳優たちが漢江警察隊として活躍。さらに漢江警察隊と激しく対立する悪党ギソク役はイ・サンイが演じ、緊張感を高めた。

現在クォン・サンウは韓国ではなく、アメリカに滞在している。最近、ソウルで映画の制作発表会に出席した後、家族に会うためアメリカへ行った。同日もアメリカでオンラインインタビューに応じた。

彼は「実は今アメリカに来ていています。インタビューをする前、『ハンガン警察』第4話を見ていたのですが、途中でやめてインタビューを受けているところです」とし「韓国の視聴者の中には6話が全て公開されてから一度にまとめてご覧になる方々もいらっしゃると思います。そうしたら今よりもっと多くの反応や話が出てくると思います。『ムービング』はとても出来の良い作品でスケール感もあって『ムービング』と比べるのは適切でないかもしれないけれど、同じDisney+の作品なので、たくさん愛されてほしいです」と伝えた。

続けて「実は『ハンガン警察』の最初の台本では、重いキャラクターだったんです。しかし、全6話という短い話の中でより面白さを追求た結果、現場でもう少し気楽な姿をお見せした方がいいと判断しました」とし「ある意味、これまでやってきたキャラクターとそれほど変わらないけれど、その中で身近な警察の姿をお見せするために設定したキャラクターが合っていたのではないかと思います」と話した。

一般的なアクションをはじめ、難度の高い水中アクションまでこなした彼は、「僕は怖いもの知らずで、新しいことが楽しかったです。練習する時も楽しくやりました。水中に入る時、水圧と減圧で耳が痛くなりました。それ以外は新しい経験でした」とし「この作品でなければできなかったことでした。だから楽しくやりました。息を止めて演技しなければならないので何度も撮りました。それでも水中アクションは初めてだったので、楽しい作業でした」と満足した。

完成作を見た感想については「自分の良くない姿ばかりが見えますし、いつも短所ばかり見るようになってしまいます。実は『ハンガン警察』とは縁が長いんです。最初は映画のシナリオだったけれど、6本のドラマに伸ばして話が変わりました」とし「シナリオを修正しながらシーンとシーンの間にある空白をなくし、観客ができるだけ集中して見るようにするためには人物が面白くなければならないと思いました。漢江で勤務する少し余裕のある警察官の姿を現実的に見せたいと思ったんです。僕は実力不足でも、ヒウォン兄さんが中心を担ってくれましたし、他のキャラクターも素敵なので退屈させることはないと思います」と話した。

彼は主演として常に作品の人気に対してプレッシャーを感じるとし、「毎回、人気に対するプレッシャーがあります。インタビューする度に『この作品が崖っぷちにあると思って撮る』と言いますが、それは変わりません。人がやるものなので流れがあって、うまくいく時はうまくいくし、うまくいかない時はいきません。そういったことは年を取れば取るるほどうまく乗り越え、自分でコントロールする段階なので、以前よりは楽になったと思います。でも、俳優として現場で一生懸命にやり、また別の良い結果が出ることもあるので、常に頑張らなければと思います」と告白した。

「妻のソン・テヨンも『ハンガン警察』を見たのか? どのような反応を見せたか?」という質問には、「妻は表に出さないけれど、僕が出る作品を見ています(笑)。アメリカで妻も子育てで忙しかったですし、僕も仕事が多かったんです。今インタビューする前、第3話と4話を見たけれど、妻もそばで見ていました」とし「まだ話を聞いていないけれど、妻は僕が出てくるものをとても几帳面に見ます。そして僕が『どう? 僕の顔はどう映ってると思う?』と聞きます。まだはっきり言ってくれません」と気になっている様子を見せた。

妻のソン・テヨンは子供たちと一緒にアメリカで生活しており、クォン・サンウは家族と離れて韓国で暮らしている。

結婚前は切ない恋愛ドラマやラブコメディの主人公だったクォン・サンウ。結婚後はアクションのあるコメディジャンルで頭角を現している。これに対し、「結婚後は独身の時よりは恋愛ジャンルのオファーが来ません。仕方のない現実ですね」と話した。

彼は「今でも恋愛ドラマに出演したいです。でも、今の韓国の映画市場は、恋愛ジャンルには投資されない時期です」とし「まだ公開しなかった作品の中に恋愛ジャンルもありますし、ラブコメディもあります。そういった作品が早く公開されてほしいです」と願いを伝えた。

「家族と離れて暮らすのは寂しくないか?」という質問に「僕は一つの作品が終わったらアメリカに行きます。今回も『ハンガン警察』の制作発表会が終わってすぐに来ました。そしてまたリフレッシュして次の作品があれば韓国に戻ります」とし「このパターンは悪くないと思います。韓国にいる時は忙しく撮影して行ったり来たりするので寂しくはありません。作品をやっていない時は一人で家にいますが、そのような時は寂しいです。むしろ家の外に出なくなります」と答えた。

また「このようにアメリカに来ると、できるだけ家族と離れないようにします。もし家族と一緒に暮らせばいつも一緒だから日常になってしまって大切さが感じられないけれど、アメリカでは毎日父として夫として、もっと頑張ろうと思えます。撮影する時より忙しいと思います」と語り、愛妻家の一面をうかがわせた。

記者 : ハ・スジョン