タナカを「鳴梁大捷祭り」に招待も…議論をうけ出演キャンセルに

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写真=「鳴梁大捷祭り」SNS
日本人ホストがコンセプトのタナカ(お笑い芸人キム・ギョンウクが扮するキャラクター)が、「鳴梁大捷祭り」に出演オファーされたことが議論となり、最終的に出演を見直すことを明らかにした。

最近「2023 鳴梁大捷祭り」は公式ホームページを通じて「楽しく、愉快であるべきの祝祭で多くの方々にご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございません」とコメントを公開した。

続けてタナカをオファーした意図を伝えると共に、「(タナカのオファーについて)賛否両論があったものの、若い年齢層の間で反応が良く、反戦企画を通じて愛国を表現しようという趣旨でした。しかし、議論が相次いだことから再検討します」と付け加えた。

また「鳴梁大捷祭りは、絶体絶命の危機の中で国を救ったイ・スンシン(李舜臣)将軍の朝鮮水軍と国民たちの護国精神を称え、鳴梁海戦を勝利を記念する護国歴史文化祝祭で、毎年鳴梁海峡で開催されています。今後、護国歴史文化祝祭である『鳴梁大捷祭り』本来の趣旨と意味が色褪せないように徹底的に準備します」と約束した。

その後、海南郡側は21日にタナカの出演オファーのキャンセルを知らせた。海南郡側は公式ホームページを通じて「全羅南道・海南郡・珍島郡はタナカのキャラクター設定が、鳴梁大捷祭りと合わないという意見に従って議論を終息させ、祝祭本来の趣旨と意味を生かすためにタナカの出演を取り消すことにしました」と伝えた。

「鳴梁大捷祭り」は1957年にイ・スンシン(李舜臣)将軍が厳しい状況でも日本水軍に大きく勝利した鳴梁大捷をたたえるために開催する祝祭で、来月8日から10日まで行われる。

今回の議論には、「主催者側がタナカに出演オファーすることによって意図していた反日コンセプトは不適切だ」「あえて炎上させるようなこうした企画を日本が見ても良いことはない」など批判の声もあった。

記者 : イ・ヘミ