N․Flying ユ・フェスン、ミュージカル「モーツァルト!」への思いを語る“ターニングポイントになった作品”

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写真=FNCエンターテインメント
ミュージカル「モーツァルト!」に合格した後、N.Flyingのユ・フェスンはすべてを作品に注ぎ込んだ。数ヶ月間の血のにじむような努力の末、ユ・フェスンは自分だけの新しいヴォルフガング・モーツァルトを完成させた。

ミュージカル「モーツァルト!」は、天才的な才能を持ちながらも絶えず自由を切望するヴォルフガング・モーツァルトの輝かしい青年期から悲劇的で寂しい死に至るまでの人生の旅路を描く。

「We Will Rock You」「狂炎ソナタ」「ワンダーチケット~守護の木がある村~」「クリムト」「隠密に偉大に」など多数のミュージカルに出演し、キャリアを積んできたユ・フェスンは、ジュンス、パク・ウンテ、パク・ヒョシンなどのスターが出演してきた「モーツァルト!」にキャスティングされた。

キャスティングのニュースを聞いた時は信じられなかったという彼は、「グループのリーダーである兄さん(N.Flyingのイ・スンヒョプ)が、音楽を始めた時にこの作品を見て多くのインスピレーションを得たそうで、いつか『モーツァルト!』をやりたいと言っていました。それ以来、この作品が僕の心の中で目標になっていたようです。オーディションの時、思ったよりすごく緊張して、『良い機会になっただろう』とだけ思っていたのですが、キャスティングされたんです。すぐにリーダーの兄さんのところに行って、一緒に祝杯をあげました」と語った。

続いて「兄さんが初演の時に観に来てくれたのですが、泣きそうだったと言ってくれた。今回はメンバーたちが本当に良かったと真剣に言ってくれました。少し照れるけれど、頑張った甲斐がありました」と喜んだ。

写真=EMKミュージカルカンパニー
「モーツァルト!」の練習とN.Flyingの活動を並行しなければならなかったが、リーダーのイ・スンヒョプの配慮のおかげで大きな困難は感じなかったという。彼は「兄さんが『お前は今、この機会にオールインしてほしい』と言ってくれました。スケジュールを並行しなければならない時も兄さんが理解をたくさんしてくれて、兄さんも忙しいのに僕の部分まで整理してくれました。兄さんにはいつも感謝しています」と答えた。

今作では、ユ・フェスンの他にもイ・ヘジュン、EXOのスホ、キム・ヒジェがモーツァルト役を務めた。彼は「僕は主演が4人いる作品は初めてだったんです。親しくなる前、スホ兄さんがご飯を一緒に食べようと言ってくれました。兄さんが『僕はこの作品にすでに本気だ。この作品がうまくいくには僕だけがうまくやるのではなく、みんながうまくやるべきだと思う。お互いに“善意の競争”ができたらと思う』と言ったのですが、本当にかっこよかったです。兄さんを見ながら『僕もこんな人になろう』と思いました」と当時を振り返った。

演出からアンサンブルまで、多くの人々にアドバイスを求めたユ・フェスンは、作品に対する責任を強く感じた。彼は「『モーツァルト!』は、本当に有名で象徴的な作品じゃないですか。この作品を経てきた俳優たちの名前に迷惑をかけないようにしようと覚悟したのですが、プレッシャーが大きくて、それによって過度に練習したと思います。毎回の公演が大切で、もっとうまくなりたいという欲は大きいです。最近は頑張りすぎているというフィードバックを受けて、ちょっとおさえています」と語った。

大劇場のステージに初めて立ったユ・フェスンは、「モーツァルト!」を通じて中劇場と大劇場の演技の違いを学んだ。彼は「大劇場に立ったことがなかったので、全く感覚がつかめなかったんです。発音、歌い方、体を動かす大きさなどで悩みました。演出家さんにもたくさん教えてもらったけれど、共演する役者さんたちに、どちらがいいか細かいところまで聞きました。人見知りな方ですが、おかげですぐに仲良くなれたと思います」と説明した。

監督の要請から、練習では既存の映像を見ずにモーツァルトを完成していったというユ・フェスンは、自分だけのモーツァルトについて「生の感じ」と定義した。彼は「実際、まだ整っていない感じもありますし、天才的な才能のある人の悲劇を表現し、その間にある小さな喜びを表現しなければならないのですが、整っていない感じで表現した方が、もっと上手くできると考えました」と答えた。

ユ・フェスンの善良なイメージは、第1幕の少年らしさと一致する。しかし彼は、「僕も第1幕の方が上手くできて、2幕は難しいと考えていたのですが、どちらも難しかったです(笑)。天才モーツァルトを表現しようとしたら、1幕は1幕なりに難しくて、2幕は挫折をどのように深く表現すべきか苦悩しました」と話し、「正解は練習でした。練習室が入っている建物から出られませんでした。稽古で疲れていた時、前作の演出家であるチェ・ジョンファ監督に会いました。監督がたくさん応援してくださって、大きな力になりました」と話した。

一週間ずっと休まず練習しても足りないと思ったというユ・フェスンは、運動まで諦め、この作品に集中した。公演を始めた後も、どちらが良いか毎回考え、足りないところを補うために努力したという。彼は「以前は週に6回ほど運動をしていましたが、『モーツァルト!』に集中するためにやめました。運動をやめて4ヶ月ほど経ちますね」と話した。

父親の反対の中で歌手の夢を育てたユ・フェスンは、劇中のモーツァルトの物語に共感する部分も多かった。彼は「僕と重なる部分が多いと感じました。歌手になりたいという思い、それだけをやりたいという気持ち。愛されたいのにその気持ちを誰にも分かってもらえず、しかも両親にも反対された。自分で道を切り開き、成功したと思ったけれど、それが終わりではなかった過程が、似ていると思いました。似たような感情があったので、特に第2幕では自然に涙が出てきました」と説明した。

実際の性格もモーツァルトに似ている点が多かった。ユ・フェスンは「人見知りですが、メンバーといると茶目っ気溢れる感じです」とし、「音楽をする時はちょっと変わったところもあります。音楽に対する想像力や、人々を慰めることができるような素材が思い浮かぶ瞬間も、共通点ではないかと思います」と比較した。

ユ・フェスンは「モーツァルト!」を自分のターニングポイントだと明かした。彼は「努力はいつもしなければならないことですが、運も必要です。自分がもっと成長できる機会であり、もっと高いところに跳躍できるターニングポイントだと思いました。絶対に逃してはいけないという気持ちで作品にすべてを注ぎ込みました」と語った。

彼は、カーテンコールの時の観客の熱い拍手と歓声が自分の原動力になっていると強調した。ユ・ホェスンは「カーテンコールの時に鳴り響く歓声のおかげで、くたびれずに続けることができました。観客の歓声を聞いた時の快感があまりにも大きくて、疲れていても次の日は気持ちよく向かうことができるんです」と語った。

彼は観客に選ばれ続ける俳優になりたいという。彼は「『ユ・フェスンの回で観たい』と思っていただきたいです。どのような作品をやっても、信頼できる保証書になりたいです。もっと努力して観客に僕をまた見たいと思わせたいです」と語った。

記者 : イ・ハナ