コンサートの途中退場・活動中断も…体調不良を訴えるアイドルたちに心配の声相次ぐ

OSEN |

写真=OSEN DB
最近、多くのアイドルグループのメンバーが相次いで体調をうったえている。活動中断を発表するケースもあり、ファンからは心配の声があがっている。

先月、Billlieのスヒョンは健康上の理由で活動中断を知らせた。所属事務所のMYSTIC STORYは「安静が必要だという専門医の所見に従って、健康の回復のため一時的に活動を中断することに決定した。スヒョンの治療と早い回復のためベストを尽くし、今後もアーティストの健康と安全のために最善を尽くす」と伝えた。

今年の上半期だけでも、10人以上が活動を中断している。今年の上旬、不安症状によりしばらく活動を中断し、治療に専念していたTNXのチョン・ジュンヒョクは、先月7日に発売された3rdミニアルバムの活動にも参加しなかった。所属事務所のP NATIONは「カムバックの活動をすべて消化するのは無理だと判断した」とし「本人およびメンバーらと十分な話し合いを経て、チョン・ジュンヒョクは当分公式活動に参加せず、治療と休息に集中する予定だ」と伝えた。

4月、IVEのレイは「胸の動悸や息苦しさなどの体調の異常により、病院を訪れ検診を受け、治療と安静が必要だという診断を受けた」とし、1stフルアルバム「I've IVE」の活動に参加していなかったが、5月に復帰した。Red Velvetのジョイも体調不良で病院を訪れ、治療と安静が必要だという診断を受け、2ヶ月ほど休息をとった。

SHINeeのオンユも先月、活動中断を発表した。所属事務所のSMエンターテインメントは「オンユのコンディションの不調が続き、相談および検診を受けることになり、安静と治療が必要だという医療スタッフの所見を受けた」とし、現在8thフルアルバムの活動には参加せず、メンバー3人で展開している。負傷により活動を中断するケースもある。NCTのジャニーはコンテンツ撮影中、右側の鎖骨を骨折し、全てのスケジュールを中止し、治療と回復に専念している。xikersのジョンフンも十字靭帯の断裂により治療を受けている。DKZのギョンユン、BLITZERSのゴユ、ALICEのヨンジェ&Do-Aらも今年、活動中断を発表。NCTのヘチャンも今年の上旬、休養をとった。

この他にもaespaのGISELLEは先月、健康上の理由でアメリカ・ニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われたヤンキース対ホワイトソックスの始球式、野外音楽フェスティバル「The Governors Ball Music Festival 2023」のステージなどに参加しなかった。またBLACKPINKのジェニーは、最近オーストラリア・メルボルンで開かれたワールドツアー中、体調不良で途中退場した。所属事務所のYG ENTERTAINMENTは「ジェニーは最後まで公演を強行する意志を示したが、現場で医療スタッフの勧告を受け、十分な休息をとり、安静にするようすぐに措置をした」と説明した。

所属事務所は、アーティストが体調不良を訴えれば直ちに専門機関を訪れ、適切な措置を取り、活動中断を選んでいる。体調が悪くてもスケジュールを強行することをプロ意識と言い、賛辞を送るのはすでに昔のことになった。

以前はステージでアイドルグループのメンバーが倒れたり、負傷した状態でステージに上がることもあった。しかし、今は活動中止の基準が以前より低くなり、ファンもアーティストが無理な活動をするより、休息をとって健康を回復することを願っている。むしろ誰よりも早く体調不良に気づき、先に事務所に安静と休息を要求したりもする。

このような変化は、K-POPの寿命がさらに長く続くようにするために必要な過程でもある。最初から健康に無理がないように活動することが一番良いが、芸能人という職業の特性上、肉体的、精神的な消耗を避けることは難しい。さらにこれは単に芸能人だけでなく、一般的に多くの社会人が経験している問題でもある。そうであるなら随時、アーティストのメンタルや健康をチェックし、それに合った治療を提供することが事務所の義務である。

記者 : キム·ナヨン