元B․A․P バン・ヨングク、3年ぶりの来日公演で新しい自分を発見「かわいく、ピンクになった(笑)」

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元B.A.Pのバン・ヨングクが、初のソロワールドツアー「THE COLORS OF BANG YONG GUK」を開催し、5月にはワールドツアーの日本公演として、大阪と東京でファンミーティングを行った。

Kstyleでは、3年ぶりの来日となったバン・ヨングクにインタビューを実施。ファンミーティングを終えたばかりの彼に直撃し、日本での思い出や日本ファンへの想いを聞いた。

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久しぶりの来日「たくさんのファンに会えて本当に幸せ」

――今回、久しぶりの来日となりましたが、いかがですか?

バン・ヨングク:コロナ以降は初めてなので、3年か4年ぶりですね。久しぶりにファンミーティングを日本ですることができて本当に幸せです。

――東京公演に先立って、大阪公演を終えて来ましたが、大阪はどうでしたか?

バン・ヨングク:大阪は東京よりもずっと行ってなかったので、今回大阪でも久しぶりにファンの皆さんと会うことができて、そして会場を埋めるぐらいたくさんの方々が来てくれて、本当に嬉しかったです。

――久しぶりの大阪で個人的な時間を楽しむことはできましたか?

バン・ヨングク:大阪の次の日に東京のタワーレコードで日程があったので、どこも行けないまま東京に来てしまいました。

――本日は先程、東京公演の昼公演が終わったばかりですね。

バン・ヨングク:久しぶりに東京でファンの皆さんにお会いできて感激に溢れています。ただ、今回はファンミーティングだったので、僕は音楽をやっていますし、今度はコンサートでまた皆さんに会えたらいいなという希望があります。

――サイン会もありましたが、ファンの方々と久しぶりにお話もできましたか?

バン・ヨングク:マスクをしていましたが、グループ活動のときにもたくさん来ていただいていた顔なじみの方もいたので、すごい嬉しかったです。サイン会は残念ながらあまり時間がなかったので、挨拶だけになってしまいましたが、ありがとうとたくさん伝えました。

――今回の来日の際にファンの皆さんのコメントで「かわいい」「今までにないぐらいかわいさに溢れている」というような反響を見かけました。これはかなり意外な印象です。

バン・ヨングク:B․A․Pの活動のときはグループで、メンバーもいましたし、それぞれにキャラクターもあったので、自分が話さなくてもどうにかやっていけたんですけど、今は僕1人しかいなくて、どうにか喋らないといけないので、愛嬌とか可愛さが出てしまう感じでした(笑)。一人で話さなきゃいけないので、かっこいいだけじゃ収まらない感じです。

――ソロになって大変に感じたことは他にもありますか?

バン・ヨングク:それこそ、グループで立っていたときは自分が話さなくてもよかったし、ダンスもパートがありましたし。1人ですべてやるのは、やっぱり大変です。今までメンバーたちがいた場所を埋めなきゃいけないっていう大変さは感じていますね。
 

「いつも食べていたココイチは日本の母の味(笑)」

――東京では少しプライベートな時間を持てそうですか?

バン・ヨングク:実は明日もう帰国なんです。やっぱり仕事で来る時は、仕事をしっかりして帰る。遊ぶならもう完全にプライベートで来る、というタイプですね。これまでもプライベートでよく来ていました。

――ストイックなタイプですね。せめて今日の夜は美味しいビールを飲んでください。

バン・ヨングク:もうそんな気力がなくて、ホテルへ直行して、きっと即寝じゃないかなと(笑)。

――前に日本に来たときはどこへ行きましたか? 次に時間があったら、行きたいところありますか?

バン・ヨングク:基本、東京ですね。美味しいものを食べに来るのが好きで、美味しいお店がある銀座とかすごい好きなんです。

―― 一番好きなのはお寿司とのことですが、どんなネタが好きなんですか?

バン・ヨングク:ウニです。

――B․A․Pの時のインタビューで、ココイチばっかり食べているっていうお話が印象的で思い出しました(笑)。

バン・ヨングク:(爆笑)美味しかったんですけど、ココイチしかなくて(笑)。今となればその味が恋しいです。思い出になってくれていますね、本当に恋しい味です。日本の母の味。
 

今回の公演で新しいカラーを発見「ピンクになった(笑)」

――今回、ツアータイトルが「THE COLORS OF BANG YONG GUK」ですが、どんな新しいカラーを見せられましたか?

バン・ヨングク:かわいいっていうのを(笑)。初めてですね、知らなかったです。新しいキャラクター、新しい色です。

――“かわいい色”ですね。

バン・ヨングク:ピンクになりました(笑)。僕のカラーは黄緑なんですけど、収録曲の歌詞にもグリーンっていう言葉があります。曲の中にある初恋の色もすべてその黄緑に近いんです。今日、ファンの皆さんが持っているペンライトも黄緑ですし、B.A.Pのグループカラーもそうでした。でも、今回ピンクになりました(笑)。

――久しぶりに日本でステージに立って、どんなことを感じましたか?

バン・ヨングク:いざステージに立ってみると、やっぱり久しぶりだったので、しかも日本ということで、ウキウキワクワクというか、血が騒ぎました。興奮しましたし、楽しかったです。

――日本のファンの皆さんの印象はいかがですか?

僕のことをかわいいと言ってくれましたが、日本のファンの皆さんもかわいいです。僕のことをとても大切にしてくれるので、ありがたいです。

――このあとワールドツアーで世界各国へ行かれますが、ワールドツアーは久しぶりですか?

バン・ヨングク:ソロでは、ヨーロッパでもやっていましたが、アメリカは本当に久しぶりです。

――行く国や地域、場所ごとに違った刺激はありますか?

バン・ヨングク:もちろん、反応や刺激は国ごとに違うんですが、どこへ行ってもファンのエナジーが原動力であることはすべてです。さまざまな国をまわっていますが、ステージに立っての共通点は、やっぱりファンの皆さんに大きなパワーとエナジーをもらえることですね。そしてその応援と歓声、愛が、音楽をするにあたって一番の原動力になっていると思います。

――今ワールドツアー前で忙しいと思いますが、近況はいかがですか?

バン・ヨングク:今回の日本のスケジュールが終わったら、すぐにアメリカのツアーが始まるので、他にやることはないんですが、ツアー中にアルバム作りをしなきゃいけないミッション、宿題があります。

――ツアーしながらの作曲は大変じゃないですか?

バン・ヨングク:とにかく時間がないですね。でも、B․A․Pの時もいっぱい作っていたんで、同じような感じです。

――ワーカホリックのようなヨングクさんですが、オフの過ごし方は?

バン・ヨングク:家で何もしないことが、オフの過ごし方です。
 

制作における心境の変化「初めて恋愛ものをテーマに」

――5月には1年2ヶ月ぶりとなるアルバム「THE COLORS OF LOVE」をリリースされましたが、どんな作品に仕上がっていますか?

バン・ヨングク:今までは恋愛ものとか、恋とか愛についての音楽を作ったことがなかったんですが、今回は1番目のトラックから6番目のトラックまですべて恋愛、愛についての作品となっています。

――その作品に詰めた愛はどんな形で、どんなものですか?

バン・ヨングク:恋愛の始まりから別れ、終わりまで、その恋しさとか、愛について流れる時間を音楽で表現しました。

――1曲目は少しハードめ、重めのサウンドから始まり、後半に向けてヒーリングを感じられるような楽曲になっていきました。

バン・ヨングク:やっぱりスタートは、熱烈な愛を表現して強烈なインパクトを与える感じで作りました。そして、その恋愛がだんだん安定していくような感じで、ゆったりした落ち着いた曲になっていったんです。

――恋愛や愛について初めてテーマに選んだということですが、リリースして周りやファンの皆さんからの反応はいかがでしたか?

バン・ヨングク:愛をテーマに作ったことに、みんなびっくりしてました。これまでのマニアックな音楽ではなくて、大衆的な誰が聴いてもわかるような音楽を今回作ったので、それがファンの皆さんが少し驚いたようです。

――それはどういう心境の変化があって、愛について作ることになったのでしょうか?

バン・ヨングク:ソロでアルバム作るときに愛とか恋愛について書いたことがなくて、今回はそれについて書いてみようかな……って。経験も溶かし込んで、でもそれでは足りないので、映画とかドラマ、そういう作品からインスピレーションや影響をもらって、この作品を作ることができました。でもやっぱり経験談だけじゃできなかったです。

――B․A․Pでインタビューしたときに、音楽観はずっと変わらないとおっしゃっていたのが印象的だったんですが、今回愛について触れたりとか、個人的にも音楽観が変わってきたんでしょうか?

バン・ヨングク:グループの音楽の感性については、それはそれで持っておかないといけない部分です。ソロというのは1人なので、本人の世界観をやっぱり求められるし、それを表現したかったんです。

――表現者として、グループとはちょっと違う表現の方法を意識したということでしょうか。

バン・ヨングク:B․A․Pのアルバムも制作しましたが、僕1人のときは1人の世界観だし、でもグループとしての世界観も必要です。アイドルとしてグループのときはグループに合わせた曲を作ったので、それは絶対に確実に残しておかなきゃいけない部分だと思っています。
 

デビューから11周年「一生懸命に生きた感じ」

――B․A․Pの話が出ましたが、最近、メンバーとの交流はどうですか? 最近だとジョンアプさんが最近サバイバルで活躍していましたが、いかがでしたか?

バン・ヨングク:メンバーたちともよく交流しています。ジョンアプにもメッセージを送りましたが、お互いにいつも応援してます。メンバーもみんなお酒が好きなので、飲みに行ったりしています。前に新大久保で飲んだこともありますね(笑)。

――B․A․Pとしてデビューしてから11周年を迎えましたが、いかがですか?

バン・ヨングク:一生懸命生きたっていう感じです。まだまだ未熟で足りないので、今後も一生懸命頑張らないといけないなと思います。

――実はKstyleも今年11周年を迎え、同じ時間を歩んできました。

バン・ヨングク:友達ですね(笑)。

――10年はあっという間でしたか?

バン・ヨングク:本当にあっという間でした。Kstyleもそうでしょ? 同級生だから(笑)。

――10年間やってきた中でターニングポイントになっている活動や出来事はありますか?

バン・ヨングク:僕自身のキャリアの中では、前の所属事務所の契約が満了して、そこから新しい事務所に行ったことがまずターニングポイントでしたね。新しい活動のタイミングでもありましたので。

――10年が過ぎてこの先の活動目標や夢、こんなことをしてみたいということはありますか?

バン・ヨングク:音楽をやる若者たちに、光を与えられるような……。僕はプロデューサーですので、そういう後代の方たちを育てるようなそういう役割をしたいです。

撮影:前手秀紀

記者 : Kstyle編集部