「ジェントルマン」チュ・ジフン“犬と撮影…アレルギーで発疹が出た”

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俳優のチュ・ジフンが“演技の天才犬”と共演した感想を語った。

映画「ジェントルマン」(監督:キム・ギョンウォン)に出演したチュ・ジフンは、ソウル鍾路(チョンノ)区の某所で行われたインタビューを通じて、撮影の裏話を公開した。

映画「ジェントルマン」は、成功率100%の興信所の社長チ・ヒョンス(チュ・ジフン)が、行方不明になった依頼人を探すために検事になりすまし、違法な行為にまで手を染めて悪人を追う犯罪娯楽映画だ。チュ・ジフンは依頼された事件は100%解決する興信所の社長チ・ヒョンス役を演じた。

同作で“演技の天才犬”と共演したチュ・ジフン。犬と一緒に作ったシーンが笑いを誘う中、特に犬がチュ・ジフンの顔を愛らしく舐めるシーンが目を引く。チュ・ジフンは「実は犬アレルギーがあるんです。犬に顔を舐められたら発疹が出ます。画面でも赤く発疹が出てくるのが見えるほどでした」と話した。

愛犬を飼っているというチュ・ジフンは「うちの犬も避けているのに……」と話しながらも「犬に完全に自分の顔を差し出したのは初めてです。顔に犬用のチュールを塗りました」とし、並々ならぬ努力を伝えた。

このように「ジェントルマン」に対する愛情が格別だったチュ・ジフン。彼はキャラクターの設定にも積極的に意見を出したとし、「コンテには僕がモーテルの室外機の上に立っている場面があったのですが、映画のシナリオでは抜けていました。私の安全に配慮して抜いてくれたのです。でも、私はその場面があったほうがいいと思ったんです。『どれほど切羽詰まったら、あの上に上がるんだろう』というところを見せることができると思ったためです」とビハインドを伝えた。

また、役作りのためにメイクは最低限におさえ、日焼け止めだけを塗ったという彼は「私が目元にくまがあるのですが、『その部分だけメイクしようか?』と言われる程度でした」とし、「観客は、感動した場面での俳優の顔を覚えています。雨でびしょ濡れになっても、観客はそれを『ハンサムだ』とか『不細工だ』とは判断しません。俳優が『不細工だ』と評価されるのは、その映画が良くない、すなわち感動を与えられなかったという話です」と明かした。

続いて「外見に気を使う必要はないと思います。キャラクターに合わせる程度に気を使えばいいと思います」と自身の考えを伝えた。

彼は同作を「ストーリーに力のある作品」と話し、「予算が大きい、振幅のあるストーリーではないですが、ウィットのある作品です」とし「力のない人々が巨大な権力をに打ち勝つストーリーですが、トーン&マナーは非常に現実的です。そんな中、二度の反転もあります」と紹介した。

キム・ギョンウォン監督はチ・ヒョンス役をチュ・ジフンに設定して書いたと明らかにしたことがある。チュ・ジフンは「陰湿でずうずうしいキャラクターなのに、なぜ私をそのように考えたのか分かりません。高等教育を受けてきちんと育ったのに……」と話して笑った。

チ・ヒョンス置いて「不可能に見えることを解決していくファンタジー的なキャラクター」と説明したチュ・ジフンは「序盤にシャワーシーンがあります。運動もして、体力の管理もしている興信所の社長というのが、シャワーシーン一つで表現できます」と話した。

また、「ジェントルマン」の次に撮影した映画「拉致」では、より現実的なキャラクターを演じるため12kg増やしたと伝え、次回作に対する期待も高めた。

記者 : ペ・ヒョジュ