BTS(防弾少年団)、歴代初となる4回目の受賞!「第48回韓国放送大賞」最優秀歌手賞&人気歌手賞の2冠に(総合)

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写真=Newsen DB
タレントのユ・ジェソクとBTS(防弾少年団)らが「韓国放送大賞」の受賞者に名を連ねた。

韓国放送協会が主管する「第48回韓国放送大賞」が、9月10日の午後2時55分に韓国の地上波MBCで放送された。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回の授賞式は安全規則を遵守し、徹底した防疫の中で行われた。

「第48回韓国放送大賞」は、地上波放送媒体を通じて放映された出品作240編の作品、65人の放送人のうち、26部門で81作品が予審を通過しており、熾烈な競争を通じて大賞1編と今年の作品賞29編、個人賞28人が選定された。

今年の大賞は、浦項MBC特集ドキュメンタリー「その溶銑を使うな」が受賞した。地域時事報道部門に出品された「その溶銑を使うな」は、製鉄所労働者の職業病と近隣住民の環境性疾患の実態、さらには不当な現実に沈黙する権力機関のカルテルを告発し、韓国社会が直面する社会問題を綿密に調べ、政府の対策まで引き出し、絶賛を浴びた。

番組制作者のチャン・ソンフン氏は「多くの労働者の方々が労働災害による苦痛を受けながらも、絶えず発生する現場の事件・事故を見守りながら制作する立場として残念に思った」とし「勇気を持って番組に参加してくださった住民とすべてのメンバーに感謝する」と伝えた。現在、大賞作品を含む本審査進出作を韓国のOTT企業のwavveで「韓国放送大賞特別館」を通じて9月の1ヶ月間無料で視聴できる。

写真=MBC「第48回韓国放送大賞」放送画面キャプチャー
最優秀歌手賞を受賞することになったBTS(防弾少年団)は、これに先立って第44回(2017年)から第45回(2018年)、第47回(2020年)に続き、韓国放送大賞歴代初の4回目の歌手賞受賞という金字塔を築いた。さらに、新たに新設された人気歌手賞も受賞し、2冠を達成した。

BTSは「今年も韓国放送大賞で貴重な賞を受賞できてとても光栄だ」とし「BTSの音楽を愛してくださった皆さんと、特にファンクラブのARMYに感謝している」と受賞の感想を述べた。

女性最優秀演技者賞と人気賞の2冠に輝いたキム・ソヒョンは「人気賞に続き最優秀賞まで受賞できて、素晴らしい方々と一緒に受賞できて光栄だった」と述べ、スタッフや監督、共演俳優に感謝の気持ちを伝えた。

男性最優秀芸能人(芸能娯楽)部門を受賞したユ・ジェソクは、受賞の感想で「多くの方々の苦労と努力のおかげで、スタッフや仲間たち、応援してくれる多くの方々と一緒にこの栄光を分かち合いたい」と述べた。

写真=韓国放送大賞
功労賞を受賞した俳優のキム・ジョンソクは「社会的に注目されていない放送人がとても多いが、その方たちを見えない英雄だと思っている。大きな拍手を送りたい」と受賞の感想を述べた。

今回の授賞式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客・最小人数に簡素化して行われた。

パク・ソンジェ韓国放送協会長は大賞授賞に先立ち「2年間続いている新型コロナウイルスで疲れた国民を見ながら、放送の社会的責務についてさらに考えるようになる1年だった」とし「これからも地上波放送は人々に楽しさを与え、韓国社会の多様な姿を映して社会統合に寄与し、正確な情報提供を通じて正しい視線を持たせる番組を制作できるよう最善を尽くす」と述べた。

「第48回韓国放送大賞」および第58回放送の日を祝うムン・ジェイン(文在寅)大統領の祝賀映像メッセージも公開された。ムン大統領は「この1年間、私たちの放送は新型コロナウイルスの悪条件の中でも、新型コロナウイルスに立ち向かった献身と知らなかった痛みにスポットライトを当て、共感と理解、連帯と協力の波を導いた」とし「放送が疎外された人々の多様な声を反映する器になることを願っている」と伝えた。

記者 : ペ・ヒョジュ