チョン・ミソンさんの遺作…公開直前の映画「王の願い ハングルの始まり」が上映禁止に?違法制作か

OSEN |

写真=MEGABOX(株)PLUSM
今月24日の韓国公開を控えている映画「王の願い ハングルの始まり」が、出版社ナノクから上映禁止仮処分を申請された。

2日、ナノクの訴訟代理人である法務法人LIWUによると、出版社ナノクは先月26日、「『王の願い ハングルの始まり』の制作陣が当社の許諾なしに映画の制作を強行した。映画社ドゥドゥンとチョ・チョルヒョン監督、投資家や配給会社MEGABOX(株)PLUSMを相手取って、映画の上映禁止仮処分を申請した」と明らかにした。

出版社ナノクが独占出版権を保有している「訓民正音の道 - 慧覺尊者 信眉評伝」(著者:パク・ヘジン)を原作にしている。出版社によると、制作陣は同意を得ることなく映画化を進めた。

ナノク側の法定代理人は「原作権利者の法律上の同意を得ずに制作された映画は、違法著作物に該当する。映画が世宗(セジョン)大王とハングル創製に対する話をしているが、違法制作によって、文化的・歴史的・宗教的価値まで毀損されることが懸念される」と付け加えた。


これに対して「王の願い ハングルの始まり」側は、現在の状況に関して検討しているという立場だ。「王の願い ハングルの始まり」側は2日、OSENとの取材で「制作会社のほうで関連の作業を進めたため、我々も今内容を知った。今、関連の内容を確認しており、迅速に内部の議論を経てコメントする」と伝えた。

これに先立って、「暗数殺人」「コンジアム」「キム・グァンソク」などの映画が、公開を控えて、さまざまな理由で上映禁止仮処分申請が提出されたことがある。しかし、裁判所はほとんどの場合、上映禁止仮処分申請を棄却した。「王の願い ハングルの始まり」の場合、原作者の許可なしに映画が制作されただけに、裁判所が違う判断を下すかについても関心が高まっている。

「王の願い ハングルの始まり」の上映禁止仮処分措置は、5日に裁判所での結論が下される予定だ。

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記者 : パク・パンソク