B1A4 サンドゥル、ニューアルバムへの思いを語る #慰めの曲 #シヌゥ&ゴンチャンとの楽曲

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写真=WMエンターテインメント
2016年、25歳の青年の率直な思いが詰め込まれた1stミニアルバム「そのままでいて」を通じて、シンガーソングライターとしての成長を見せたB1A4のサンドゥルが、約3年ぶりに2ndミニアルバム「天気の良い日」でカムバックした。

ソロアルバムが出せるだけでも幸せだと言うサンドゥルは、アルバムのメインコンセプトを「癒し」と「慰め」にした。タイトル曲「天気の良い日」と、ベルリンソングキャンプで作った「この愛」から「斜線」「雨音」「Love、always you」まで全6曲が、コンセプトの下さまざまな形で変奏された。

今回のアルバムのスタートになったのは、最後のトラックに収録された自作曲「大丈夫です」だ。思いがけないスランプに陥っていた時「僕は大丈夫」と自分自身を慰めたサンドゥルは、どこかで辛い思いをしている誰かに歌で応援のメッセージを送りたかったという。

「大丈夫です」を全体的なアルバムのカラーに決めたサンドゥルはその後、自身が最も大変だった時によく聴いていたユン・ジョンシンの「上り坂」を思い出した。サンドゥルはこれまでユン・ジョンシンと交流する機会がなかったにもかかわらず、彼からぜひ曲をいただきたいと思ったという。

「ユン・ジョンシン先輩の『上り坂』が本当に大きな慰めになりました。先輩の音楽をぜひ一度歌ってみたいと思って、欲を出して事務所にお願いしました。ダメかもしれないと思っていたのですが、ありがたいことに先輩が快く曲をくださいました。とにかく先輩の曲をタイトルにしたかったです」

サンドゥルの願い通りユン・ジョンシンが作詞・作曲した「天気の良い日」は、今回のアルバムのタイトル曲になった。「天気の良い日」は、悲しみに変わってしまった過去の愛のきらびやかな記憶を、眩しく明るい青空に振り切りたいという思いを淡々として語る曲だ。

サンドゥルは「最近、PM2.5のため天気の良い日が少なくなっています。そんな天気の良い日に、ふと昔付き合っていた異性を思い出すんです。『僕らはこんなに天気の良い日にいつも一緒にいたね』と振り返りながら、一つ一つケリをつけていく話です。先輩は直接説明しながら、僕がその人の気持ちをちゃんと演技してくれたら嬉しいとおっしゃってくださいました」と伝えた。

またサンドゥルは「曲が5分を超えます。初めて聴いた時、叙事詩みたいだと思った曲でした。昔からパク・ヒョシン先輩の『Wild Flower』のように壮大な雰囲気の曲をしてみたかったのですが、『天気の良い日』もそんな雰囲気がしました。この曲を聴いて、本当に上手く歌いたいと思いました」と付け加えた。

2人の共通項がこんなにも多いかと思うほど「天気の良い日」には、サンドゥルとユン・ジョンシンの色が合わさっている。サンドゥルも作業をしながらそのようなことを実感したという。

サンドゥルは「僕も知らなかったのですが、似ている部分がありました。先輩と音において重要だと思う部分で、同じく思っているものが多かったです。『ユン・ジョンシンの雰囲気がする』と思われるかもしれないですが、歌い方として変わったことは全くないです。ただ、昔よりも音を柔らかく出そうとする努力はして、僕なりに考えた気分や感情を入れようと頑張りました」と説明した。

今回のアルバムには、B1A4メンバーたちの参加も際立つ。軍服務中のシヌゥは「斜線」という曲の作詞・作曲を手がけ、ゴンチャンは「Love、always you」という曲でサンドゥルとデュエットとして参加した。

特に「斜線」はシヌゥから取ったと言ってもいいほど、聴いてすぐに欲しいと思った曲だったという。サンドゥルは「兄さんは曲を書いたらいつも僕にガイドを頼みます。B1A4のアルバムに収録されるソロ曲を探していたのですが、この曲を聴いて、僕にくださいと話しました。歌詞を見て10年間見守ってきたシヌゥ兄さんらしいと思いました。この曲を自分が表現してみたいと思い、兄さんが軍隊に行くと聞いて、すぐに『斜線』のレコーディングをしようと話しました。自身を責めている方が聴いたら癒しを得られると思います」と説明した。

ゴンチャンとのデュエット曲もサンドゥルの推進力が際立った。作曲家から初めてこの曲を聴かされた時、ゴンチャンを思い浮かべながら歌詞を書いたというサンドゥルは、この曲が自分なりの“ビッグピクチャー”を描いている曲だと伝えた。

サンドゥルは「個人的にはゴンチャンの声と感性が好きで、僕ら2人の長所を活かすことができる曲がしたかったです。多くの方々がこの曲を聴いて、ゴンチャンと僕のデュエットアルバムを期待してくれるんじゃないかと思いながら準備しました。僕なりに大きな絵を描きました」と話した。

また「この重要なことを事務所とゴンチャンにも話しました。ベルリンで2曲を書いてきたのですが、1曲は今回のアルバムに収録されていないです。ゴンチャンには言ってないのですが、パートも既に分かれています。もしゴンチャンが承諾して、事務所でも問題ないと採択されたら、次のアルバムに収録されると思います」とし、大きく笑った。

すでに次のアルバムまで構想しているサンドゥルは、6月29日と30日の2日間、サンドゥルとして初の単独コンサートを開く。B1A4としてではなく、サンドゥルとして、新しい魅力を披露するために一生懸命に準備している彼は、自身の音楽のようにくつろいだ雰囲気の公演にしたいという。

サンドゥルは「コンサートで一度も落ち着いたことがなかったです。走り回って飛んだと表現できるほど、じっとしていられなかったです。今回のソロコンサートは、なるべく居心地の良い空間にしたいと思います。心の中に構想しているものを中心に準備しています」と関心を呼びかけた。

サンドゥルの2ndミニアルバム「天気の良い日」は、6月3日午後6時、各音楽配信サイトを通じてリリースされた。

記者 : イ・ハナ