「ドアロック」コン・ヒョジン“ニックネームのコンブリー、引き継ぎたい相手は…”

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写真=マネジメントSOOP
スリラー映画に挑戦したコン・ヒョジンが「ドアロック」で単独主演を務めた。

最近、ソウル鍾路(チョンノ)区昭格洞(ソギョクドン)のカフェでは、映画「ドアロック」(監督:イ・グォン)主演のコン・ヒョジンのインタビューが公開された。

この映画は「女は冷たい嘘をつく」を通じて「第37回黄金撮影賞」授賞式で最優秀主演女優賞を受賞し、圧倒的な存在感を持つ女優とされるコン・ヒョジンとキム・イェウォン、キム・ソンオら実力派俳優たちが合流して、映画の中の現実的なサスペンスに対する期待を高めている。

コン・ヒョジンは映画公開を控え、テレビ通販で行われた「ドアロック」予約チケット販売放送にサプライズ出演し、ショッピングホストとして活躍した。映画のヒロインがテレビ通販に出演してチケットを販売したのは初めて試みられる異例のPR活動であり、話題を呼んだ。

コン・ヒョジンはテレビ通販で単独で「ドアロック」予約チケットの販売が確定したと聞き、格別な愛情で出演を決定したという。

通販に出演する前、MBC「全知的おせっかい視点」への出演を検討したコン・ヒョジンは「映画のPRをしながらバラエティ番組から出演のオファーがありました。PRに役に立ちそうな番組を話していて、マネージャーと一緒に“全知的おせっかい視点”に出演しようかと思いました。実は映画を公開する直前まで、役者が経験する重さと1つの観覧レビュー、悪質なコメントが与える負担感が1日を大変なものにします。映画が公開するまで役者とマネージャーが経験するものを見せようとしました。マネージャーにダイエットを始めるように言いました」とし、笑いを与えた。

コン・ヒョジンとマネージャーが「全知的おせっかい視点」に出演しなかった理由は、マネージャーの魅力が足りなかったためだという。彼女は「私のマネージャーが髪の毛もセッティングしたけれど、あまり魅力がないという判断が出ました。番組に出るためにはなかなかの魅力が必要みたいです。結局は諦めなければならなかったです」として笑顔を見せた。

コン・ヒョジンは「映画『女な冷たい嘘をつく』の時に、オム・ジウォン姉さんとライブ配信をしたのですが『2人からお金を振り込めと言われたら振り込む』というコメントがありました。姉妹詐欺団みたいに上手すぎるということでした。『お金を貸してほしいと言われたら貸すと思う』とも言われました。その時にPRチームにチケットを売るから通販のスケジュールを取ってほしいと言ったのですが、実現しませんでした。だから今回PRする時に、私1人でも出演してみると言いました。調整をして、モデルを務めている新世界(シンセゲ)通販に出演することになりました」と伝えた。

また「通販に出演してみたら本当に楽しかったです。通販を見ると、キューシートを持ってショーホストがキャラクター的で興味深かったです。リアクションが本当に上手だと思いました。ショーホストのコメントを真似しようと努力しました。バラエティ番組に映画のために出演しても、ずっと見ているとなぜ出演したか分からなくなります。しかし、通販はそれを売り込むために映画の話だけをしなければならないです。そういうことができる空間はないです。私はもう一度出演してもいいけど、俳優たちから悪口を言われるんじゃないか心配です。これから自分たちもPRのために出演しなければならないからです。PRの方法をもう一つ作ってしまいました。通販はほとんど生放送なので、ライブで話すのが苦手な俳優たちはストレスを受けます」と説明した。

コン・ヒョジンは今回「ドアロック」で単独主演を務め、その分プレッシャーを感じた。「単独主演でプレッシャーが大きかったです。デリケートになって、最初に編集版を見て自分でも混乱していて辛い気分でした。だから1人で映画を背負って、公開されてすべてのレビューや評価を全身で受け止めなければならないのが怖かったです。マスコミ向け試写会が開かれた日が1番嬉しい日ではないかと思います」とし、笑顔を見せた。

シナリオ修正に積極的に参加したコン・ヒョジンは、「エンディングを含めて、中間部分も監督とたくさん話し合いました。それは監督と長い付き合いがあったから可能でした。シナリオ修正に意見がたくさん反映されました。『脚色に名前を入れたほうがいいんじゃない?』と言われました(笑)4日間夜通しで会議をしました」とし、当時を振り返った。

演技する時に大変なことに対して「過呼吸になり大変でした。頭がぐるぐる回りました。スリラージャンルという映画の中では演技が難しくないだろうと思っていました。単純だろうと思っていましたが、すごく難しかったです。驚くことにも浮き沈みがあり、不安にも浮き沈みがあって、それをうまく調節して演技しなければならなかったのですが、簡単ではなかったです。あまり使っていない筋肉を活用させるのが難しかったです。久しぶりに演技のもどかしさを感じながら撮影しました」と打ち明けた。

コン・ヒョジンはドラマと映画に極端な差がある役者の1人だ。映画では主に強烈なキャラクターを見せるが、ドラマでは誰からも好かれて愛らしいキャラクターを務め、“コンブリー(コン・ヒョジン+ラブリー)”という愛称も得た。

最近「コンブリーというニックネームをマ・ドンソクに引き継ぐ」と言ったことに対して「最初は言うのも恥ずかしかったです。皆に笑われると思いました(笑)コンブリーは私にはかわいすぎるニックネームです。しかし、時間が過ぎてコンブリーと言われるのがありがたいと思うようになりました。少しの間、たくさんのブリーたちが表れたり消えたりしました。その中でマブリー(マ・ドンソク+ラブリー)が1番息が長いようです。マブリーは認めたいです」として笑顔を見せた。

また、コン・ヒョジンは「ブリーを1人に引き継ぐとすると、マブリーに引き継ぎたいです。ブリーというのがドンソク兄さんだからもっと面白いと思います。イケメンで綺麗な美男子俳優だったら、気持ち悪いニックネームになったと思うけど、マブリーにつけたら人々の気持ちが分かりました。マブリーはお気に入りです」と話した。

コン・ヒョジンは「コンブリーのニックネームが負担にならず維持されていて、こんな光栄はないと思います。実はニックネームがある役者はあまりいないです。ソガンジ(ソ・ジソブのソにカッコいいという意味のガンジをつけたあだ名)くらいかな」とし、満足感を表した。

映画「ドアロック」は開いているドアロック、見知らぬ人の侵入の跡、一人暮らしの女性ギョンミンのワンルームで殺人事件が起きることから始まる、現実的な恐怖を描いたスリラー作品だ。コン・ヒョジンは銀行員チョ・ギョンミン役を務めた。

記者 : ハ・スジョン