JBJ出身クォン・ヒョンビン「カッコいいという称賛…ただただ感謝」

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モデルからアイドルグループJBJとして活躍し、今はシンガーソングライターを目指すクォン・ヒョンビン(21)の活躍が目覚ましい。MBC「ドゥニア~初めて会った世界(以下、ドゥニア)」で披露した一風変わった姿や音楽的な才能が出会ったら、どんな結果が出るのだろうか。一寸先も分からない人生だが、クォン・ヒョンビンの将来は素晴らしい予感がする。

――自由自在にポーズや表情を変えるのを見て、やはりモデルはモデルだと思いました。今日の撮影はどうでしたか?

クォン・ヒョンビン:同じコンセプトでグラビア撮影をしても、毎回違う雰囲気の写真が出る方ですが、今回はコンセプトそのものが今までとは違いました。主に、雰囲気があってカッコいいイメージの撮影が多かったのですが、今回は茶目っ気あふれるコンセプトでした。実際に茶目っ気たっぷりな方なので、気軽に楽しく撮影しました。写真が出たら、ファンの皆さんにも喜んでもらえると思います。

――毎回異なる雰囲気を写真に収めることができるというのは、モデルとしての長所ですね。

クォン・ヒョンビン:いや、そんなわけでは……(笑)。他の人の目には、僕の写真が全て似ているように見えるかもしれません。グラビアに毎回異なる雰囲気を収めるというのは、個人的な印象に過ぎません。

――「@star1」と何度もグラビアを撮影しましたが、単独グラビアは初めてですね。

クォン・ヒョンビン:団体と個人撮影は確実に違います。メンバーたちと一緒の時は、コンセプトと衣装を決める段階から調和が取れる方向にして、お互いに気を配りますが、個人で撮影する時は自分だけに集中します。その分、残念に思う部分がたくさんあります。自分がもっと上手くやれば、もっと良い結果が出せるはずなので。

――ユニークながらも親近感がある口調ですよね。MBC「ボーグマム」で幼稚園の先生を演技したトーンと、普段のイントネーションが似ていますね。

クォン・ヒョンビン:そうです。ドラマの中の口調は実際と変わりません(笑)。演技を特に習ったことがないので、感じた通りにキャラクターを表現しました。なので、どうしても演技する時に本来の姿が見えたんだと思います。長い海外生活のせいで、韓国語のイントネーションが独特な幼稚園の先生役だったんですけど、口下手な方なので、キャラクターと似合っていたんだと思います。

――JBJの活動以来、放送活動があまりないですね。「ドゥニア」の撮影がない時にはどのように過ごしていますか?

クォン・ヒョンビン:6月から、1日に2時間ずつ着実に運動しています。特に作りたいボディがあるわけではありませんが、今より体を大きくしたいんです。運動以外の時間には主に楽曲を作ります。作詞と作曲を学んでいます。1人で音楽を制作できるまで成長したくて、一生懸命に学んでいます。歌詞を書く過程が本当に楽しいです。音楽をする方々が、小説や詩集をたくさん読む理由が分かるような気がします。

――主にどんなジャンルの楽曲を作っていますか?

クォン・ヒョンビン:ジャズ・ヒップホップジャンルにすごく関心を持っています。作詞する時に、型にはまっていない歌詞を書くために努力する方です。JBJのコンサートで歌った「LOVE YOU」の歌詞も自分で書いたんですけど、好きな感情を「嫌い」という単語で表現しました。学生時代って、好きな異性に意地悪な行動をするじゃないですか。そういうことを思い浮かべながら書いた歌詞です。「僕は君が嫌い」「君以外にも他の女がいっぱいいる」と言いますが、実はずっと1人の女性だけを見ているという内容です。

――自身の経験や思い出を元に歌詞を書くんですか?

クォン・ヒョンビン:違います。誤解を避けるために言うんですけど、経験は歌詞にしません。今後別れの歌詞を書いても、誰かと別れたわけじゃないので、誤解しないでほしいと思います。歌詞を書く時に他の人の立場で考えながら、感情移入します。ドラマや映画より、知人たちの経験談が作詞に役に立ちます。

――歌、ダンス、演技、モデルなどの様々な分野で活動しながら、アイデンティティに混乱を感じたことはありませんか?

クォン・ヒョンビン:そんなことはありませんでした。歌手、俳優、モデル3つの職業は、それぞれ違う魅力を持っています。なので、様々な分野で活動しながらも混乱することはありませんでした。活動する時に、それぞれの分野に集中しながら一生懸命に頑張れば良いと思っています。

――“歌手 クォン・ヒョンビン”と“モデル クォン・ヒョンビン”のうち、どちらで呼ばれたいですか?

クォン・ヒョンビン:歌手が良いですね。3~4年間モデル活動をしながら“モデル クォン・ヒョンビン”の姿はたくさんお見せしましたが、歌手としての姿はJBJしかありません。なので、歌手としてどんな姿を披露できるか、気になっていますし楽しみです。

――ロールモデルの歌手は?

クォン・ヒョンビン:エイサップ・ロッキー、トラビス・スコット、Beenzino先輩の歌をよく聴きます。共通点はありません。Beenzino先輩の音楽スタイルが好きです。タイトなラップ、グループ感、曲の雰囲気も好きです。音楽そのものが上手な、素晴らしい歌手だと思っています。

――モデルとして成長したい欲はありませんか?

クォン・ヒョンビン:もちろん、もっとカッコいいモデルになりたいという欲はありますが、今は音楽に集中したいです。ファッションショーのメインモデルになること、フィナーレステージに立つこと、ルックブックをたくさん撮ることなど、初めてモデルを始めた時に立てた目標は全部叶えました。そして今は、僕が好きな音楽で人々と交流したいという、新しい夢ができました。

――モデルになる前にも歌手を夢見たことはありますか?

クォン・ヒョンビン:Mnet「プロデュース101」シーズン2は、僕に本当に大きな影響を与えてくれた番組です。おかげで歌手という職業に関心が生まれましたし、新しい夢を育てるようになりました。

――グループ活動は一度やってみたので、ソロデビューしたくなりませんか?

クォン・ヒョンビン:ソロとしてステージに一度くらいは立ちたいと思いますが、特に大きな欲はありません。自分にできる音楽をするのが一番良いと思います(笑)。ただ音楽ができること自体に感謝しています。何事にも真剣で慎重に、歌手としての道を歩んでいくつもりです。

――ステージとランウェイで目立てる秘訣は?

クォン・ヒョンビン:本当に状況が違うので、それぞれに合わせた魅力を見せることができなければなりません。ランウェイでウォーキングをする時に、まるで自己暗示をするように、「僕はカッコいい」と絶えず思っています。1分足らずの凄く短い瞬間に、カッコいい姿を見せなければなりません。そんな雰囲気がくれるスリル感があります。しかし歌手は、3分以上魅力をアピールしなければなりません。多芸多才なほど、見せられるものも増えるはずです。だからラップ、ダンス、歌など様々な分野で実力を育てるために努力しています。

――ランウェイで他のモデルと差別化された魅力は何ですか?

クォン・ヒョンビン:JBJで活動しながら披露した、ウブでお茶目な姿とは違う雰囲気を披露できる点です。極端に違うイメージを披露したいです。

――様々なイメージを披露したいんですか?

クォン・ヒョンビン:様々な姿を披露するために必死というわけではありません。ナチュラルなのが好きです。バラエティに出る時、ショーに立つ時、ダンスを踊る時は当然違いますし、正直に見せたいだけです。

――歌手としてステージに立った時はどうですか?

クォン・ヒョンビン:なるべく節制するほうです。まだ歌手として、ステージで自慢できるほどのレベルではありません。ただ、モデルとして活動しながら、存在感を表す方法を身に付けたし、ステージの上でそれが魅力になると思います。

――実際に会ってみたら、謙虚な方ですね。

クォン・ヒョンビン:知人たちと一緒にいる時はすごく活発だし、ステージの上でも頑張るので、自信あふれる性格のように見えたと思います(笑)。実は恥ずかしがり屋で、人見知りです。ファンではない人からカッコいいと褒めてもらうと、なんか気まずいです。

――褒められるのは恥ずかしいですか?

クォン・ヒョンビン:自分で見ても未熟な点が本当に多いのに、称賛はただただ感謝するばかりです。特にステージは、カッコよくて上手な歌手が多いのに、ファンではない方にカッコいいと言われると、どう反応すれば良いかよく分かりません。

――自分自身が最もカッコいいと思う瞬間はいつですか?

クォン・ヒョンビン:ランウェイに立った時と歌詞を書く時、カッコいいです(笑)。

――歌詞を書く姿は公開したことがないですね。

クォン・ヒョンビン:そうですね。まだお見せしたことがないので、堂々とカッコいいと言っています(笑)。

――JBJ活動後に変わったことはありますか?

クォン・ヒョンビン:無意識で行動したことが、特別な意味がある行動のように見えてしまうんだということを初めて感じました。数日前に、SNSで半分のハートの写真を上げました。主にモノクロの写真をアップするんですけど、ファンへのメッセージとして半分のハートを撮りました。しかし、彼女へのメッセージではないかという疑惑を受けました。彼女もいないし、恋愛もしていません。ファンができて、このようなハプニングが起きました。

――SNSには慎重になりますよね。

クォン・ヒョンビン:そうですね。写真だけではなく、言葉や行動にも気をつけています。でも素直な自分を見せたいと思っています。

――理想のタイプは?

クォン・ヒョンビン:この質問ももう負担を感じます。はっきりとしているのは、両親に親孝行する方が好きです。礼儀正しい姿に惚れます。

――「ドゥニア」でのバラエティスタイルがとても新鮮で、話題を呼んでいます。

クォン・ヒョンビン:初放送の前まで「ドゥニア」がどんな番組か、全くイメージが湧きませんでした。ドキュメンタリー性が強い番組なんだろうと考えてはいましたが、全く違うジャンルであることを、初放送を観て分かりました。第1話を観て、(番組内で)たくさん発言しなきゃと思いました。

――与えられた生存アイテムが、ヘッドホンとマウスであることを知った時の心境は?

クォン・ヒョンビン:「荷物が2つもできてしまった」(笑)。真っ先に思ったのは、持ち歩かなければならないモノができたということでした。僕がどのように活用したかは、番組で確認してください。

――性格がユニークですよね。

クォン・ヒョンビン:突拍子もない状況で、突拍子もないモノに好奇心を見せたりします。天然だとよく言われます。ですが、思ったより生真面目なところもあるし、考えが深い男です。

――他の活動計画はありますか?

クォン・ヒョンビン:まだ確定している活動計画はありません。機会がある時に新しい姿を披露できるように、僕なりに努力しています。

――8月17日、東京で初の単独ファンミーティングを開きますよね。

クォン・ヒョンビン:はい。そこでコブクロの「桜」という歌を歌う予定です。幼い頃に3年ほど日本で住んでいた当時、お父さんがよく聴いていた歌です。意味のある歌なので、ぜひファンの方々に聴いてもらいたいと思います。

――音域が低い方ですか?

クォン・ヒョンビン:歌を歌う時に高音トレーニングを受けたことがないので、声が綺麗じゃありません。ファンの方々は、低音のほうが好きみたいです。僕も低い音域の歌の方が似合っていると思います。

――韓国ファンミーティングの計画はまだありませんか?

クォン・ヒョンビン:ファンミーティングはいつもしたいと思っています。ファンの皆さんと一緒に時間を過ごすのは本当に楽しいです。早いうちに開くことができるように、計画を進める予定です。

――出演したい番組は?

クォン・ヒョンビン:すべての番組に出演したいです。何でもやらせてくれたら、一生懸命に頑張ります。バラエティじゃなくても、与えられる仕事は本当に全部やりたいです。

――必ず撮りたいCMはありますか?

クォン・ヒョンビン:酒類のCMを撮りたいです。でも最近、筋肉を作るために禁酒中です。

――どんな未来を描いているか気になります。

クォン・ヒョンビン:将来、音楽をする人になっていたいと思います。アイドルではなくても、音楽は続けたいと思っています。毎回、待っていてほしいとしか言えず、ファンの方々にも申し訳ないです。より一層成長した姿で戻ってくるので、もう少しだけ待っていてください。

記者 : イム・ミエ