「ゴールデンスランバー」から「人狼」まで…2018年、日本作品が続々と韓国で映画化

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2018年、韓国では日本の作品を原作にする映画が数本も公開を控えている。小説から映画、アニメ、演劇まで様々な有名作品が韓国で映画化される。すでに作品性を認められた作品であるだけに、面白いストーリーや完成度はある程度保証できるといえる。原作と映画化された作品がどれだけ同じでどれだけ違うか比べてみることも、観客にはまた違う楽しみになりそうだ。

「ゴールデンスランバー」

「ゴールデンスランバー」は、光化門(クァンファムン)で発生した大統領候補暗殺事件の犯人として追われる男の逃走劇を描いた映画だ。原作と似ていながらも異なる多数の人物が登場するだけに、原作とは異なる雰囲気を与えるとみられる。さらに結末は原作からどういうふうに変わるか、期待が高まっている。韓国で2月14日に公開される。

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写真=「ゴールデンスランバー」

「リトル・フォレスト」

韓国で2月に公開される映画「リトル・フォレスト」も同名の日本漫画を原作にした作品だ。主人公が田舎でおいしい料理を作って食べながら四季を送る内容を盛り込んだ原作は、些細な面白さと癒されるストーリーで韓国でも人気を得た。

韓国に舞台を移した「リトル・フォレスト」は試験、恋愛、就職、何一つ思い通りにいかないヘウォン(キム・テリ)がすべて後回しにして故郷に帰り、長年の友人ジェハ(リュ・ジュンヨル)、ウンスク(チン・ギジュ)と特別な四季を過ごし、自身だけの暮らし方を探していくストーリーだ。「リトル・フォレスト」では、原作とは異なる韓国の四季の美しい風景と食べ物を披露する予定だ。

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写真=「リトル・フォレスト」

「いま、会いにゆきます」

作家・市川拓司の同名ベストセラーを原作に、映画としても制作され日本はもちろん韓国でも大人気となった「いま、会いにゆきます」も韓国で映画化される。特にソ・ジソブとソン・イェジンの共演で話題になった。

「いま、会いにゆきます」は1年後、雨が降る日に戻ってくるという信じられない約束を残し亡くなった妻スア(ソン・イェジン)が、記憶を失った状態で夫のウジン(ソ・ジソブ)と息子の前に現れることから始まる話を描いた映画だ。原作の強い余韻と感動はもちろん、温かい感性を加え、観客の心を掴む予定だ。

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写真=「いま、会いにゆきます」

「人狼 JIN-ROH」

キム・ジウン監督の新作映画「人狼 JIN-ROH」は、日本のアニメを原作にした作品だ。沖浦啓之監督が作ったアニメ「人狼 JIN-ROH」は1960年代、日本の架空の舞台を背景に、人間としての感情を一切排除し生きていく特殊部隊に所属する青年の話を描く。約6億円の制作費、1千人余りのスタッフが投入された大作だ。

カン・ドンウォン、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュ、キム・ムヨル、ホ・ジュノ、SHINeeのミンホなどが出演するSFアクションスリラー「人狼 JIN-ROH」は近い未来、韓国と北朝鮮が7年の準備期間を経る統一を宣布した中、反統一武装テロ団体セクトとそれに対応するための新しい警察組織である特殊機甲大隊、そして統一政策に反対する強力な権力機関である公安部の間で繰り広げられる暗闘と激突を描く。原作の強烈なビジュアルとストーリーがどういうふうに描かれるか、早くからたくさんの映画ファンから期待が高まっている。

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写真=「人狼 JIN-ROH」

「親の顔が見たい」

強烈なタイトルが印象的な映画「親の顔が見たい」は、日本の同名の戯曲を原作にした作品だ。とある名門国際中学校を舞台に、1人の男子高校生が湖に落ちて意識を失ったまま発見されることを機に巻き起こる、同級生の親たちの物語を描く。校内暴力を題材にしただけに重いメッセージを伝えるとみられる。ソル・ギョング、チョン・ウヒ、ムン・ソリ、コ・チャンソク、カン・シニル、キム・ホンパなど、名俳優たちの演技対決も観戦ポイントになるだろう。

写真=「親の顔が見たい」

記者 : チ・ミンギョン