ソル・ギョング&ZE:A シワン主演「名もなき野良犬の輪舞」カンヌ国際映画祭で最も長い“7分間”のスタンディングオベーション

TVREPORT |

映画「名もなき野良犬の輪舞」の主演ソル・ギョング、ZE:A シワンが涙を流した。

24日午後11時(現地時刻)、フランス・カンヌのリュミエール大劇場で開かれた映画「名もなき野良犬の輪舞」(監督:ピョン・ソンヒョン) の「第70回カンヌ国際映画祭」ミッドナイト・スクリーニングには俳優ソル・ギョング、シワン、キム・ヒウォン、チョン・ヘジンが出席した。

「名もなき野良犬の輪舞」犯罪組織の第一人者を狙うジェホ(ソル・ギョング) と、世の中で怖いものはなく覇気に満ちたヒョンス(シワン) の義理と裏切りを描いた映画だ。韓国で先に公開され、スタイリッシュなミジャンセンと滑らかなアクション、韓国商業映画の典型的な枠を破る斬新な試みで好評を得た。

しかし公開直前、監督のSNSが議論に巻き込まれた。ピョン・ソンヒョン監督は自身のSNSに悪口と女性や大統領選挙候補を蔑視する発言を継続的に掲載し、ネットユーザーの怒りを買ったのだ。これは評点テロ(口コミサイトなどで意図的に最低評価をつけること) につながり、映画は好評にもかかわらず、公開2週目にやっと観客70万人を達成したほどだった。

写真=キム・ジェチャン
議論が続くと、ピョン・ソンヒョン監督はカンヌ映画祭の出席を諦めた。監督なしに4人の主演だけがレッドカーペットに立った。事情を知らない海外の観客や取材陣は多少不思議に思ったはずだ。

「名もなき野良犬の輪舞」は4人の俳優にとって特別な意味を持つ作品だ。しばらく不振していたソル・ギョングにとっては再起の足場になるのに十分だったし、シワンにとっては入隊前の最後の映画だった。シワンをはじめ、チョン・ヘジン、キム・ヒウォンにとっては生涯初のカンヌ国際映画祭レッドカーペット入城という栄誉ある瞬間をだった。

にもかかわらず突然の議論に気苦労をした俳優たち。幸いなのは今までの気苦労をカンヌで少しでも償ってもらったことだ。「名もなき野良犬の輪舞」は今年カンヌに招待された韓国映画のうち、最も長い7分間のスタンディングオベーションを浴びた。映画の終了後、観客たちは俳優たちにセルフショットの撮影を求めながら満足感を示した。「名もなき野良犬の輪舞」の主役たちは2500席から注ぐ熱い拍手に涙を流しながら感動した。

記者 : キム・スジョン