B1A4 ジニョンが語る「雲が描いた月明り」「パク・ボゴム」「I.O.I」

TVREPORT |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=WMエンターテインメント
「『雲が描いた月明り』の死ぬシーンがすごく難しかったです。話をしながら死ぬ演技は本当に難しいものでした」

「雲が描いた月明り」で好演を見せ、演技力を認められたボーイズグループB1A4のメンバージニョン。演技だけでなく、歌も作曲も上手い“万能アイドル”と呼ばれている。そんな彼とWMエンターテインメントの社屋で会い「雲が描いた月明り」に出演した感想や今後の歩みについて聞いてみた。

ジニョンは「雲が描いた月明り」でキム・ユンソン役を務め、善と悪を行き来する熱演を見せた。彼は逆賊の娘であるホン・ラオン(キム・ユジョン)に対する切ない恋心を見せ、祖父キム・ホン(チョン・ホジン)と対立しながら世子イ・ヨン(パク・ボゴム)との友情を守る正義を見せた。

ジニョンは「雲が描いた月明り」を通じて時代劇にチャレンジすることができて良かったと明かした。「時代劇が合っているか、合っていないかはよく分からない。でも面白かった。僕は平凡なものが好きじゃない。映画のような恋がしたい。紹介してもらって出会うのではなく、街で偶然落とした本を拾いながら出会う、そんな恋。また昔から時代劇を見ながら僕も出演してみたいと思っていた。昔の人はどんな風に生きていたのかと思い、その夢幻的なイメージがとても好きだった。現代物より終わった後のおぼろげな感じがもっと記憶や胸に残っているような気がする。憧れが大きかったと思う」

ジニョンは「雲が描いた月明り」でキム・ユジョンを巡ってパク・ボゴムと競い合った。ジニョンはパク・ボゴムとの間にライバル意識が生じるしかなかったと話した。「タイプも全然違うし、友人である一方でライバルだった。結局一人の女性を同時に愛してるわけだから、ライバル意識が生じるしかなかった。最初はそうだったけど、勝とうとするよりはユンソンの魅力を見せたほうがいいと思った」

しかし実際には親しい二人。音楽に一家言ある二人は、音楽の話をたくさんしたという。いつか一緒にやろうと約束したという。「ボゴムとは休憩時間に音楽の話をたくさんした。歌がとても好きで、ピアノも長い間弾いてきたという。音楽の話をすると目がキラキラしていた。一緒に話をしながら作曲アプリも紹介した。すごく面白がった。ボゴムも作曲に興味を持ちそうだ。いつか機会があればピアノを弾きながら曲を作ってみたらと話した」

片思いの相手だったキム・ユジョンとの演技はどうだったのだろうか。ジニョンは年は自分よりも下だが先輩であるキム・ユジョンのおかげで良い演技が出てきたと感謝の気持ちを伝えた。

「若いけど本当に頼もしいし、頼れる人だ。とても可愛いけど、大人っぽいところもある。時々彼女の年齢を忘れてしまう。僕が『どうしたほうがいいと思う? もう一回やろうか』と聞いたり、ユジョンの意見にたくさん従った。監督にもっといいねと言われたこともある。助言者の一人だったような気がする。たくさん手伝ってもらって、うまくやって見せたかったと思う」

特にジニョンは「雲が描いた月明り」の最終回で死を迎え、強烈な印象を与えた。ジニョンは死ぬシーンが一番難しかったと明かした。そして「『七転び八起き、ク・ヘラ』でも死んだことがあるけど、あんな風に全部言いたいことを言ってから死ぬ演技は難しかった。上手だったのか下手だったのかはよく分からないけど、たくさん学んだ」と明かした。「監督にも、時代劇だから言いたいことを全部話して徐々に死ぬことができる、楽しみなさいと言われた」と言い、笑いを誘った。

これと共にジニョンはユンソンの死を予想したと明かした。「死ぬことを知ったのは、生放送の撮影中だったので、数日前に知った。1ヶ月前から暗示をしていた。死にそうだと思った。とにかくラオンが僕のほうに来るのはおかしいと思った。僕はやるべきことだけをやっていなくなるのが正しいと思う。些細なことで僕のことが好きになったら、ラオンというキャラクターが持っている魅力が大分消えると思った。だからユンソンが死んだり、どこかに行くことを知っていた」

このように俳優業と歌手業を並行しているジニョン。彼は「間接経験が曲の制作にも大きく役立っている。以前は誰かに会った記憶で曲を作ったりしていたけど、こうやって間接的に経験すると、曲に込める内容が多くなるような気がする。相乗効果があると思う」と伝えた。特に今回ジニョンは忙しいスケジュールの中でも「雲が描いた月明り」のOSTを作り、I.O.Iの「ちょっと(Hold Up)」を作曲し、話題になった。ジニョンはI.O.Iに対する愛情を示して目を引いた。

「もう一人の自分を見ている気がする。僕が直接同じことを経てきたからだ。僕も彼女たちと同じ夢を見て、同じことを考えた。彼女たちが何をしたかを見たから、うまくやっていくところを見て、すごく不思議に思った。共感もするし、僕が知っていることはあまりないけれど、一つだけでも教えてあげたかった。『ちょっと』はドラマ出演中に依頼を受けた曲だ。僕は楽しかった。恵まれていると思う。たくさん仕事をしても大変だと思ってはいけないと思う。僕に与えられたことをうまくこなすことが、僕のやるべきことだと思う」

記者 : ソン・ヒョジョン