LABOUM、デビュー2周年を迎え「本当に感じられない…まだ初々しい新人みたいな気持ち」

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「今でもほんの数日前に出たという感じがします」と明るく笑うLABOUMは、今年でデビュー2周年を迎えた。ガールズグループが続々と溢れ始めた2014年にデビューした彼女たちは、新曲を出し続けながら休むことなく活動してきた。おかげで先日発表した新曲で、自分たちだけの色を十分に伝えているところだ。それぞれ違った魅力を前面に出し、メンバーの顔も一人二人と見え始めた。LABOUMは、以前の活動曲「想像プラス」でも新たにスポットライトを浴び、“旬”の歩みをしっかりと踏んでいる。

―先日新曲を発表して忙しそうに過ごしている。

ソルビン:新しいアルバムを発表してカムバックステージを飾り、昼夜もなく活動している。時々「想像プラス」や「AALOW AALOW」を歌う時もあり、以前の曲も準備しながら気持ち良く過ごしている(笑)
ソヨン:今回のアルバムを準備する4ヶ月の間幸せに過ごせた。今回は空白期間だったとしてもずっと準備をしながら過ごしていたので、休む間もなく進められた。

―初めて聴いた時は不意を突かれて、新鮮な感じだった(笑)

一同:私たちは聴くやいなや、皆が「この曲をタイトル曲にしたら良いかもしれない」と気に入っていた。
ソヨン:皆同じく集まってガイドバージョンを聴いたが、皆で「うわー、良いね!」と歓呼した。
ソルビン:早く振り付けができてほしいと思った。

―タイトル曲に決定された時本当に嬉しかっただろう。

ソヨン:いろんな曲をたくさんレコーディングしたが、その中でも最後に決定されたみたい。
ヘイン:今回のアルバムに収録された曲がみんなタイトル曲の候補だった。最後まで悩んで決まったもので、全部良かった。

―その後振り付けやコンセプトはどのように決めたのか。

ソヨン:歌が変わり続けるので、メンバー全員それぞれ違ったキャラクターを選んだ。話を合わせたわけではないのに重ならなかった。不思議だ。
ユルヒ:ガイドを聴いた時はラップはなかったが、その後レコーディングをしていくうちにできた。聴いてからたくさん悩んだ。歌いこなせないと歌がボツになるんじゃないかと心配したが、レコーディングの際、特有の声をうまく活かしてくれて満足もできた。

―各自今回はどんな姿を見せようとしたか。

ヘイン:少しセクシーな魅力を引き出したかった。メンバーの中では、ちょっとだけでもセクシーさを出すことができたので(笑)、その役割をやり遂げようと努めた。イ・ヒョリ、ヒョナ先輩の映像を参考にして練習したが、楽しいながらも難しかった。セクシーさは目つきが重要で、まだ全く足りてないが頑張ってみた(笑)
ソヨン:強く飛び出すパートがあって、若干ガールクラッシュ(女性から見てもカッコいい女性) 感がある部分だったので、かっこよくこなしたかった。顔もしかめてみたり、踊りも力強く踊ってみようと。どうにかしてその部分を活かすために、表情を色々と作った。

―皆デビュー2年目になり、自身の強みが何かを知るようになり、キャラクターも変わるしかなかったはずだ。

ソルビン:常に何食わぬ顔をして澄ましているようにしたが、今回も同じようにしてみたら、20歳になった後だからか努力が少し報われたと思う。ファンたちが撮ってくれたソロ映像を見ながら研究をしている。踊りと表情をモニターする時、本当にためになる。ファンたちに感謝している。
ジエン:あまりにも、セクシーでも澄ましているようにも見えないので(笑)、さわやかでエネルギッシュな姿を見せようとした。生き生きした表情をつくるために暇さえあれば練習した。
ソヨン:突然車の中で表情の練習をする時があって、びっくりする(笑)
ユジョン:声の特色をもっと活かそうと、ボーカルを主に練習した。

写真=(左から)ユジョン、ソヨン、ヘイン
―デビューしてから今年で2年になった。

ヘイン:普段は本当に感じられない。たった今デビューしたような気持ちなのに、思ったより後輩が多くなってきたのを見ると驚いてしまう。今でも私たちは初々しい新人みたいなのに(笑) 後輩ができたんだな。道のりは長いが、時間の流れを少しは感じている。

―練習生の時から長時間を一緒に過ごした。今では「チームだな」という感じを受けるだろう。

ユルヒ:「想像プラス」の時は、角度を合わせることだけに数ヶ月以上かかった。今回は角度を捉えるダンスというより、個性を活かした振り付けが多くてよく合った。
ソヨン:今ではもう目つきだけ見ても分かる仲になった。本当にチームだなという気もするし、何か前より統一された感じ。各々の個性を活かしながらも、前よりももっと合ってきた。
ソルビン:ファンが以前くれた写真のプレゼントを見ると今と違った感じがする。少しは大人になり、それぞれの色が出てきた感じだ。前の写真を見ると変化を感じる。

―互いに深い話はどうやって交わしている? チームごとに少しずつ特色があるが。

ソルビン:自然に話をするほうだ。廊下を歩きながら話したり、誰かがため息をすると「どうしたの?」と話が始まる。
ソヨン:個人的に大変なことがあっても絶対話さないのに、顔に出るせいか、この子たちがそれに触れてくる。そうすると、わあっと話が始まる。
ヘイン:皆が集まって話し合うのでなく、お互いをよく知っているので自然と続いていく。わざわざ集まらなくても皆同じ考えを持っている。

―自らも感じる変わったことがあるとすれば?

ソルビン:デビュー初期は悩んだりもしていたが、バラエティ番組に出たりしているとすぐに時間が過ぎ去ってしまった。顔色を見ながら悩んでいると、機会を逃すことになる。それを知って研究もたくさんしたが、ある瞬間からはやりたいことを全部やっていた(笑) 大胆な部分があると思うが、それが一番変わったことだ。

―そのためか、この頃バラエティで大活躍中だ。

ソヨン:私たちが見ても、以前は笑って済ませていたが、ソルビンの本当の姿を見せてくれているようで嬉しい。「あれをやったんだ…」みたいな(笑)

写真=(左から)ジエン、ユルヒ、ソルビン
―特にソルビンがKBS 2TV「ミュージックバンク」のMCも担当することになり、今回の活動はさらに特別だ。

ソルビン:直接私たちのグループを紹介する時は鳥肌が出た。「こんな日がくるんだな」という思いにもなって。カムバック当日には2曲を歌い、司会進行も余裕がなかった。だけど幸せだったので笑いながらやった。
ソヨン:カムバック前に応援をしに行った時は感じられなかったが、活動を始め出してからは新鮮な感じがした。モニターを通じてソルビンがMCリハーサルをしていて、見慣れない光景で不思議な感じがした。

―ソヨンの場合は、JTBC「ガールスピリッツ」で歌唱力を思う存分発揮している。

ソヨン:幸せでありがたい。毎週悩まなければならず、舞台で観るものだから頭が爆発しそうだけど(笑)、私をお見せすることができる、完全に私の舞台だということに感謝している。

―ストレスもたくさん受けるだろう。

ソヨン:他のグループのメインボーカルだけが出演するし、全員の実力が素晴らしい。見習いたいところや刺激も受けながら、毎回勉強している。私だけのソロステージは初めてなので、色々緊張するが回数を繰り返すたびに少しずつ集中していっている。

―ソルビン、ソヨンに与えられたチャンスを見て、他のメンバーも頑張って準備しているだろう。チャンスは準備された者に来るのだから。

ヘイン:演技の夢はいつも見ていて、練習も進行中だ。今回の活動をしながら、私だけの色を固めるのに集中するのも良いのではと考えた。また他の夢が一つできて、イ・ヒョリ、ヒョナ先輩のようなアイコンになれる歌手になりたい。また、おしゃれもとても好きで、ビューティー分野に関心が多いので、私だけのブランドを作ってみたいという目標もできた。やりたいことが本当に多い(笑)
ユジョン:演技をはじめとして作詞、作曲の勉強も暇があるとしている。声にもう少し色をつけさせる研究、ボーカルの練習も続けている。チャンスがあるなら、アニメーションの録音もしてみたい。

記者 : キム・ハジン、翻訳 : 前田康代、写真 : チョ・ジュンウォン