Vol.2 ― MBLAQ スンホ「『雨に唄えば』を通じてたくさんのことを得て、楽しく入隊したい」

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アイドルグループMBLAQのスンホが入隊前にミュージカル俳優としての地位を固めるために奮闘した。2009年、5人組グループMBLAQとしてデビューした彼は、歌手として活動しながら様々なことを経験した。2014年、イ・ジュンとチョンドゥンがグループを離れ、スンホ、ジオ、ミルの3人で活動することになり、色んなことを考えるようになった。

MBLAQとして活動していた時間はスンホにとって大切な思い出だ。友達に「おごってあげる」と言われ、ただトップスターのRAIN(ピ)に会ってみたくて受けたオーディションに受かって練習生生活を始め、休まず7年という時間を過ごしてきたが、彼の人生においてMBLAQは消すことのできない名だ。

「MBLAQとして活動してきた時間は絶対忘れられません。どうして大先輩たちが舞台を渇望するのか、今は分かります。実は歌手として活動していたときは、イベントやコンサート、テレビ番組はいつもの仕事なので、ありがたさや楽しさを忘れてしまします。でも、休んでみたら、舞台に立ちたくなりました。今もその考えに変わりはありません。役者に転向してもMBLAQのメンバーたちと一緒にアルバムの制作を続けます。それは絶対やるべきことですから。2人が脱退したけど、ファンの皆さんが望むMBLAQらしい姿をずっと見せ続けたいです」

偶然始めて今は役者の活動に力を入れようとしている。だからと言って歌手としての活動を後悔しているわけではない。彼は「普通の人が感じられない楽しさと喜びを味わったので、その経験自体がとても良い思い出で、たくさんのことを得ることができました」と告白した。

スンホをリーダーとしてMBLAQを率いて大きく成長した。実際、過去は無理やりにでも望む方向へとグループを進ませた。年長者として意見の調節のためなら、そうすべきだと考えたし、そうすることでことが早く順調に進むと思っていた。

だが、今は違う。「僕はあまり感じないんですが、友人や知人が眼差し自体が変わってきたと驚いています」と言うほどだ。

30歳になって入隊を控えている彼は、確かに変わってきた。心の余裕をもって新しく始める人生に対する期待に溢れていた。

彼は「除隊してちゃんとした役者活動がしたいです。偶然の機会で練習生になり、歌手という夢ができてその夢を叶えるために努力してきましたが、今は昔望んでいた演技もしたいと思っています。僕はマルチな人間ではないし、2つのことを同時にするのは嫌なので、歌手の活動ばかりしてきました。でも、年を取ったら、役者としての活動もしたいです」と語った。

「徹底的に準備して小さな役からゆっくりとやっていきたいです。ちゃんと理解してから演技したいと思います。そうするためにはもっと勉強しなければいけませんね。もちろんMBLAQのアルバムの作業も進めていくつもりです。今回ミュージカル『雨に唄えば』を通じてたくさんのことを得て、楽しい気持ちで入隊したいです。観客の皆さんには『雨に唄えば』を通じて僕を役者として見てほしいです。だからと言って歌手として見てほしくないわけではありません。僕は歌手ですから。歌手兼俳優で、職業が変わったわけではありません。『雨に唄えば』を無事に終え、元気に軍服務を終えて一生懸命活動していきます」

記者 : ホ・ソルヒ、写真 : ユ・ジニョン