「BIGBANGの反応?SOLはさらに遠慮せずに、T.O.Pは格好良さを欲しがった」 ― 監督インタビュー Vol.3

OSEN |

写真=「BIGBANG MADE」スチールカット
自分たちの記録映画を見たBIGBANGのメンバーたちの率直な反応はどうだったのだろうか。映画「BIGBANG MADE」の監督を務めた、YG ENTERTAINMENT映像制作本部のピョン・ジンホ課長は、映画を見て非常に満足していたと語る。それもそのはず。どのような内容の映画にするか、相談しながら制作したためだ。誰よりも率直でありたかったメンバーたちの意見や願いが、そのまま盛り込まれている。

「本当に喜んでいました。これまで公開されなかった姿がありのまま盛り込まれていたので、そういう部分にさらに喜んでいたと思います。SOLさんからは、もっと遠慮せずにやって欲しいと要望されましたし、T.O.Pさんからは逆にあまりにも壊れすぎたので、格好いい姿も少しは入れて欲しいという笑えない要望がありました」

BIGBANGのメンバーたちが映画を観て発した最初の言葉は、「本当にお疲れ様でした」という感謝の気持ちだった。340日間の彼らの姿を映画に収めたピョン課長としては、やり甲斐を感じる嬉しい瞬間であったはずだ。

「1年間あまりの間、いつもカメラで記録していましたし、だから分量が膨大だということをメンバーたちも知っていましたが、試写が終わるや否やメンバーたちから最初に言われたのが、『本当にお疲れ様でした』でした。あれだけ多くのデータを記録して編集したことに対する感謝だったと思います」

笑えないエピソードもある。G-DRAGONが水泳をするシーンだったが、撮ってから見ると「本当に死ぬかと思った」と言うほど大変な時間だった。340日間、BIGBANGの隣で離れず何かを撮っていたので、意図せぬ形で予想だにしなかったことを盛り込むことになったのだ。

写真=「BIGBANG MADE」スチールカット
「オーストラリアでG-DRAGONさんが海で泳ぐシーンがあります。ボートから出発し、フルショットで見える陸地まで泳いでいこうとしたんです。相当距離があったのですが、目視でも数キロはありそうな距離を、本当に泳いでいくのです。最終的には途中まで行って戻ってきはしましたが、戻った時はヘトヘトになっていました。そして言ったのです。『本当に死ぬかと思った』と」

BIGBANGメンバーたちは「BIGBANG MADE」の観客動員数10万人突破の公約として、ゲリラコンサートを約束した。公約のおかげだろうか。「BIGBANG MADE」は予想より多くの観客を動員し、人気を集めている。4日(月)までのスコアは2万8,206人だ。同時期に公開された日本では、公開1週目に5万人の観客を集めた。現在はソウル、京畿(キョンギ)、忠清(チュンチョン)、江原(カンウォン)、済州(チェジュ)などのCGV映画館で観ることができる。

果たして「BIGBANG MADE」は、BIGBANGの願い通り10万人を集めることができるのだろうか。「BIGBANG MADE」は、記録そのものだけでも価値があるが、より多くの観客がこの特別な映画を楽しむことを願っている。

記者 : チョン・ユジン