ベロベロになっても綺麗です!「酔っぱらい演技の神」4人に注目

OSEN |

写真=映画スチール、放送画面キャプチャー、tvN、Instagram
チョン・ジヒョン、ファン・ジョンウム、ムン・チェウォン、ソ・ヒョンジンには共通点がある。個性満点のとぼけた酔った演技で、作品を見る人々に痛快な笑いを届けたという点だ。これまで出演したそれぞれのドラマや映画で、壊れることを恐れず酔っ払い演技を見せた。

人々の見る目は正確だ。人々の厳しい評価の中で、4人の女優は現在“ラブコメディの女神”とされ、存在感を認められている。魅力的なルックスやボディはもちろん、愛嬌まで備えた彼女らを愛せずにはいられない。


「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン

チョン・ジヒョンを注目の女優にした作品は、デビューして4年が経つ頃に出演を決定した映画「猟奇的な彼女」(監督:クァク・ジェヨン) だった。15年が過ぎた今でも印象に残るほど冷めない人気を誇る。“猟奇的な彼女=チョン・ジヒョン”という等式が成立したのだ。

彼女のトレードマークの長い髪の毛をかきあげながら焼酎一杯を美味しそうに飲んだり、地下鉄の中でチャ・テヒョンにビンタを食らわせてゲームに夢中になる姿は、チャル(短い映像) で回るほど、欠かせない名シーンになった。SBSドラマ「星から来たあなた」ではチメク(チキンとビール) ブームを巻き起こした張本人でもある。


「運勢ロマンス」のファン・ジョンウム

結婚してMBCドラマ「運勢ロマンス」で復帰した女優ファン・ジョヌムはいわゆる“ラブコメの女神”という名声に相応しく、視聴者にドラマを観る楽しさを与えている。ルックスやイメージが壊れることを恐れず、もっぱら演技のために突っ走る姿勢を見せているのだ。

ファン・ジョンウムならではの酔っ払いの演技がお茶の間に笑いを届けた。劇中で妹を助けるために86年生まれの寅年の男に会わなければならない彼女は酒に酔って電柱に何年かと聞いたり、人形に声をかける滑稽な姿で笑いを届けた。他の人には真似できないファン・ジョヌムならではのコミカルな演技だった。「運勢ロマンス」を観る理由は、ファン・ジョンウムのコミカルな演技を見るためだと言っても過言ではない。


「今日の恋愛」のムン・チェウォン

はっきりとした目鼻立ちに愛嬌まで搭載した女優ムン・チェウォンは男性たちが望む“ワナビー彼女”だ。彼女の酔っ払い演技が際立った作品は映画「今日の恋愛」(監督:パク・ジンピョ) だった。実際に酒を楽しむほうではないが、普段から周りの酔った知人たちを注意深く見て演技を披露したのだ。

そのため、まるで酒好きのように愉快な酔っ払い演技で観客たちを楽しませた。酔っ払いに憑依した、“人間コピー機”のようだった。劇中で所帯持ちのイ・ソジンを愛することになって、悔しい心境を親友のイ・スンギに打ち明けるシーンが圧巻だった。


「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」のソ・ヒョンジン

ソ・ヒョンジンはtvNドラマ「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」で次世代のラブコメクイーンとして注目を浴びている。これに先立ち、「ゴハン行こうよ2」で食欲をそそる食べっぷりを披露したなら、今回のドラマでは愛を拒絶され、傷ついた32歳のシングル女性オ・ヘヨンのキャラクターをリアルに描いている。

見ているともらい泣きしてしまうほど切ない。彼女は派手ではないあっさりとした容姿を持つため、女性視聴者は親しみを感じやすく、壊れることを恐れない勇敢な演技で共感を得ている。視聴者たちは「期待していなかったソ・ヒョンジンのキャスティングが神の一手だ」と絶賛している。ソ・ヒョンジンの次の活動を期待したい。

記者 : キム・ボラ