トップK-POPプロデューサーが仕掛けるCHERRSEE、韓国でのハードなレッスンが生んだTough&Cuteな5人組

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応募総数5,800名! その中から選ばれたCHERRSEEはHIKARU、NENE、SAYURI、MIYU、LENAからなる5人組ガールズグループだ。チーム名はCherry Seeds(桜の種) に由来し、そこに“たくさんの人を魅了する花を咲かせる種”という意を込めた彼女たちが5月25日(水) に「Mystery」でデビューし、大きな花を咲かせようとしている。彼女らをプロデュースしたのは、BIGBANGを始め、数多くのK-POPアーティストに楽曲を提供してきたK-POP界NO.1ヒットメーカーの「勇敢な兄弟」。彼が初めて日本のグループを手掛けたとあって話題騒然だ。
デビューに先駆け、4月9日に開催された「Girls Award」(会場:国立代々木競技場第一体育館) でベールを脱いだ5人に話を聞いた。

【PHOTO】K-POP有名プロデューサー“勇敢な兄弟”プロデュース!CHERRSEE「日本と韓国だけでなく、世界で活躍したい」

―まずは自己紹介からお願いします!

HIKARU:CHERRSEEのリーダー、HIKARUです。特技は作詞です。朝食をコーディネートするのも好きで、今朝はヨーグルトにナッツの蜂蜜漬けと焼きリンゴを添えました。

NENE:NENEです。趣味、特技は水泳とバルーンアートで、中でも、猿のバルーンアートが一番得意です!

SAYURI:SAYURIです。趣味、特技は英語とアクロバットです。新体操をやっていて、中学時代は全国大会にも出場したので、体が柔らかいんです。今は後ろに回転するバク宙を練習していて、いつかCHERRSEEのダンスに採り入れられたらな、って思っています。

MIYU:MIYUです。特技はけん玉で、空中ブランコという技が得意です。走ることも好きです。

LENA:CHERRSEEのラップ担当、LENAです。特技は語学で、英語、中国語、韓国語、タイ語、日本語の五ヶ国語を話せます。

―皆さんのチャームポイントを教えてください。

HIKARU:大人の中の、アダルトな笑顔です。

―ちょっとセクシーな雰囲気を持ち合わせていたりも?

HIKARU:顔が幼めなので、そんなにセクシーにはなれません(笑)

NENE:私はファンタジーでキラキラしたものが好きな元気担当。“常に明るく”を心掛けています。

HIKARU
―明るい笑顔がチャームポイントですね?

NENE:はい! そうです。

SAYURI:一度下がって、キュッと上がる目じりがチャームポイントです。あんまり、私の周りにはいないので、私のオリジナルかなって。

MIYU:私はえくぼです。学生時代もみんなから「えくぼ、可愛いね」ってよく言われました。

LENA:私は大きな目です。

他のメンバー:本当に目が綺麗!

―デビュー曲「Mystery」は、ミステリアスな男性に心惹かれる歌ですね。

MIYU:「キラキラ君のキラースマイル、見せないで」という歌詞があります。男の子にその気がなくても、笑えば、キラキラした笑顔に見えちゃう。「好きになっちゃうから、笑顔を見せないで」と歌っているんです。

―皆さんがイメージするミステリアスな男の子とは?

HIKARU:多くを語らない男性です。あんまり喋ってくれないと、逆に知りたくなっちゃいますよね。

―デビュー前には半年に及ぶ韓国での合宿をされたそうですね。K-POPへの関心も高いと思いますが、興味を持つようになったきっかけは何でしたか?

HIKARU:2年前からレッスン生として日本でレッスンを重ね、最後の半年間は韓国に行き、合宿しました。そこでドンチョル(「勇敢な兄弟」の本名) さんや共作されている方の曲を聞くようになり、「あっ、この先生が作った曲って、このアーティストが歌っていたんだ」って分かるようになって。そうして関心を持つようになりました。

NENE:ダンスもルックスもクオリティが高くて尊敬できる……それがK-POPアーティストのイメージでした。特に好きなのはApinkさんで、CHERRSEEのオーディションを受けたのも、Apinkさんの日本事務所が募集していたから。でも、それほど詳しくはなかったので、韓国に行って、よりK-POPの良さを知るようになりました。

SAYURI:私が好きなのはセクシーさ、キュートさ、いろんな面を持っているmiss Aさん。ソロ歌手では男性シンガーのK.willさん。最初韓国語が全然分からなくって、歌詞の意味も分からないのに、K.willさんの歌を聞いて、メロディや込められた感情に感動して涙が出たんです。そんな経験は初めてで、以来、K-POPがすごく好きになって。私も歌で人を感動させたいと思うようになりました。

MIYU:私がK-POPを好きになったきっかけは中学時代にKARAさん、少女時代さん、A pinkさんの歌を聞いたこと。K-POPってキャッチーで頭に残るし、誰が見ても覚える振り付けをやっていますよね。そこがおもしろいなって。しかも、踊りはみんな揃ってるし、フォーメーションもバッチリで、PVもおもしろい……「K-POPってこんなにクオリティが高いんだ!」とビックリしてハマりました。

LENA:ある日、BoAさん、BIGBANGさん、miss Aさんを聞いて、すごく格好いいなと思ったのがきっかけです。可愛らしく聞こえる点もいいですよね。そして、友人と一緒に、地元で行われたK-POPのカバーダンス大会に出ることになり、それからもっと関心を持つようになって。その後、韓国に渡ってダンス&ボーカルのレッスンを受けて、2年ほど経ちました。

LENA
―合宿での楽しかった思い出は何ですか?

HIKARU:楽しかった思い出は少ないんです(笑)

―大変だった思い出、驚いた思い出は?

SAYURI:合宿はいつ落とされるか分からないという状況の中で行われました。2週間に一度、ドンチョル(「勇敢な兄弟」の本名) さんに見てもらう、チームのダンス動画とソロのボーカル動画の二本の“評価動画”を撮るんです。プラス、次のレッスンまでにこれを絶対出来るようにしなきゃいけないというのもあって、それらを併行してやらなくてはいけませんでした。特に前半は基礎ばかりやって、出来なかったら練習室に残って、3日間ずっと寝ずに練習したこともありました。時間も足りなく大変でしたが、そうした練習を経て、成長できたと思います。他に韓国でビックリしたのはカフェの多さですね(笑)

―皆さんを含む複数の練習生によるサバイバル・オーディション式の合宿だったんですね?

HIKARU:はい。次に誰がいなくなるか分からない状況の中での自分との戦いでした。思いの強かった人だけが残れたんじゃないでしょうか。「寝る間を惜しんで」という表現がありますが、睡眠不足は本当に辛いと身に染みました。寝ないと頭が働かなくなって体力もなくなりますよね。でも、次のレッスンの時間は来ちゃう。その繰り返しで先が見えなくて辛かったです。デビューの予定もずっと知らないままだったんですが、レコーディングやPV撮影のスケジュールを知らされたときは、「いよいよ、世の中に出れるのかな!? デビューできるんだ!」って思い、皆で「これからも感謝を忘れず、お互いの長所を忘れないようにしよう」と話し合いました。そうしてデビューを実感するようになり、「先が見えた!」って思ったのは4月頭です。韓国で驚いたのは冬の寒さで、あまりの寒さにビックリしました。

NENE:レッスンと同時に本格的なダイエットを始めて、各自で食事を管理しました。私の場合は量より、糖質や塩分をカットするダイエット。限られた食事の中でのハードなレッスン、それが体力的にも精神的にも苦しく感じる時がありました。ビックリしたのは車の多さ。片側5車線の道路にも驚きました。

LENA:私は日本語の発音が一番大変で、日本語でラップするのはもっと大変でした。でも、3ヶ月間、一人で日本語を勉強したので、今は大丈夫です(笑)

MIYU:私は辛かったこととビックリしたことが重なるんですが、日本と韓国のレッスンの差にビックリしました。日本は「その日に教わったことは、次のレッスンまで各自練習してきてね」という考えなのに対し、韓国は厳しくて、教わったことはその日、出来るまでずっと練習しなくちゃいけない。全員がひとつの課題を出来るまでは次の課題を与えてもらえないので、一週間ずっと、同じ振り付け、同じ基礎練習をすることもありました。自分ができないとみんなに迷惑をかけちゃうというプレッシャーもあって必死でした。

LENA:日本と韓国では運動のレッスンも違います。一番の違いは筋トレです。

HIKARU:日本では筋トレのレッスンがあまりありません。でも、韓国では筋トレというレッスンが毎日あって、今日は脚の筋肉、明日は腹筋というふうに先生がプログラムを組むので、韓国で筋肉、特に脚の筋肉がつきました。ひとつの動きを3時間くらいやるというのも韓国式ですね。手を上にあげる、下におろす、といった動きを全員が揃うまでずっとやるんです。それだけハードなレッスンでした。

―韓国式のレッスンを経て、K-POPの生まれる辛い現場を体験したことで、K-POPを見る目が変わりましたか?

全員:はい、変わりました。

MIYU:私たちの一番の課題はダンスが揃っていなかったことでした。個性もスキルも全員が違ったので、そうした中で、どう揃えるかを一番悩みました。でも、次第に振りの揃え方や練習の仕方が少しずつ分かってきて、習得するスピードも速くなって。K-POPのアーティストもみんなこういう風にやっているんだなって思いました。

―合宿後、皆さん自身も大きく変化したのでは?

全員:皆、変わりました。

NENE:以前とは全然違いますね。

HIKARU:意識して変わった面と無意識に変わった面があって、前の動画と見比べると、全然違うなって思います。韓国に行って良かったと思います。

―それほど大変だったんですね。

NENE:その経験があったからこそ、今の私たちがあるんだと思います。

NENE
―辛かった分だけ、皆さんの絆も深まったんですね。ところで、韓国滞在中、K-POPアーティストとの交流はありましたか?

HIKARU:スタジオが三つあり、ひとつは私たちで、他の二つを女性グループのBRAVE GIRLSさんと男性グループのBIG STARさんが使っていました。その方たちから良くしてもらい、スタジオの使い方や掃除の仕方を教わりました。

―「勇敢な兄弟」さんからはどんなアドバイスを?

SAYURI:日本ではただ「力強く!」という気持ちで踊っていましたが、「もっと女性らしくセクシーに踊るように!」と何度もアドバイスいただいて。一人一人がそれを意識したら、グループの雰囲気ががらりと変わりました。また、それまでは各自のスタイルがバラバラで皆が自己主張していたんですが、“女性らしく”を意識したら、統一感が生まれて、柔らかな雰囲気を作れるようになりました。

HIKARU:統一感が生まれるまでは「私たちの踊りがチームの踊りに見えない。チームとしてのダンスを見せてほしい」とずっとおっしゃってましたね。それで「仲がいいだけがチームじゃない! パフォーマンスでのチームワークを見せるにはどうすべきなんだろう?」って考えるようになったんです。

―「勇敢な兄弟」さんがスタジオに来て、直接言ってくださるんですね?

SAYURI:はい。そういう機会もあるし、“評価動画”を見て、アドバイスをくださることもありました。

―「勇敢な兄弟」さんはどんな方ですか?

MIYU:オーラがあって、「すごく怖い」が第一印象。ダンスを見せるときにすごく緊張したのを覚えています。でも、細かい点までちゃんと見て、的確なアドバイスをくださったので、とても愛のある方だなって。やっぱりトッププロデューサーだなって思いました。

LENA:私も最初は怖かったです。でも、仲良くなって話をしていくうちに、ちゃんと考えてくださるアーティスティックな人なんだなって。「ラップもダンスも、一所懸命やれば、必ず成長して成功するから、継続してがんばってね」とアドバイスしていただきました。

NENE:私も怖かったです。でも、優しさや人柄の良さを知ってからは、ドンチョルさんに対する見方は変わりました。今でもお会いすると緊張して、背筋が伸びますが……。

SAYURI
―「勇敢な兄弟」さんプロデュース曲で一番好きな曲は?

全員:一番は私たちの「Mystery」です!

LENA:この曲のラップパートも気に入っています。私のパートですから(笑)

HIKARU:他のアーティストの曲ではAOAさんの「胸キュン」が好きです。

―「Girls Award」がお披露目の舞台となりました。いかがでしたか?

HIKARU:韓国のスタジオに籠ってずっとやってきたので、「やっとステージに立てる」という思いが一番大きかったし、皆の前で出来る幸せを感じました。

LENA:今までやってきたことをお見せできて、楽しかったけど、緊張もありました。

HIKARU:私も緊張を感じましたが、感謝の気持ちと、「これから世の中に出ていくんだ」というワクワク感の方が大きかったです。

NENE:デビュー前だったので、客席のほとんどの方が私たちを知らないまま見ていてくれたと思うんですが、声援や応援が多く、温かく見てくださっているのがすごく伝わり、うれしかったです。

SAYURI:もっとアウェーな状況を想像して不安がありました。誰も私たちのことを見てくれないんじゃないかって。でも、思いのほか、声援が多く、この5人で大きな舞台に立てたことが幸せでした。

MIYU:私も私たちを見てくれる人がいるのかなって不安が大きかったんですが、すごくたくさんの方が立って応援してくださって感謝の気持ちでいっぱいでした。

MIYU
―自分たちの曲がK-POPっぽいなと思うことはありますか?

HIKARU:サビが2回続くんですが、2度目のサビでずっと「ミステリー、ミステリー……」と歌うんですね。そのキャッチーさがK-POPっぽいなって。しかも、一度目のサビで盛り上がってから、二度目のサビでまた盛り上がる……聴いている人を飽きさせないところもK-POPっぽいですよね。

SAYURI:PVは韓国で撮影したんですが、セットが大掛かりなところもK-POP風です。スケールが大きいにもかかわらず、細かいところを見てもおもしろいんです。

―CHERRSEEをカテゴライズするとしたら、K-POPそれともJ-POP?

NENE:新しいスタイルが出来たらいいな、と思っています。K-POPとJ-POP、両方のいいところを兼ね備えたグループとして!

―カップリング曲の「ROSE」はどんな曲ですか?

LENA:セクシーでちょっと格好いい曲です。

HIKARU:「Mystery」がピュアな恋を描いたキャッチーな曲なのに対し、「ROSE」は大人の恋をテーマにしたR&Bスタイルの聴かせる曲。二つの曲は真逆の恋を描いています。レコーディングでも“大人っぽく”歌おうと苦労して、「ROSE」をきちんと歌えたら、一回り大きくなれるんじゃないかなと思っています。

―最後に今後の目標を教えてください。

HIKARU:一番の目標はたくさんの人に愛されるグループになること。そのためにもまずは私たちから愛を届けたいと思います。

NENE:J-POPとK-POPのいいとこ取りを新しいスタイルとして定着させて、それがCHERRSEEのイメージになるようがんばります。

SAYURI:CHERRSEEの名前の由来のように、ひとつの種からいろんな花が咲き、日々成長した姿をお見せ出来るようになりたいです。そしてセクシーさ、可愛らしさ、格好良さなどたくさんの面をお見せして、毎回ファンを驚かせることが出来るようになりたいです。

MIYU:「Girls Award」の舞台に立てたのは私たちの力じゃなくて、たくさんの方の協力があったからこそ。今後は私たちの力で大きい舞台に立てるよう、努力していきたいなと思います。

LENA:まずは日本でがんばって、韓国でもデビューしたいと思っています。そして日本と韓国だけでなく、世界で活躍したいです。

HIKARU:たくさんの方にお世話になった韓国でも活動して、恩返しをしてみたいですね。



■リリース情報
CHERRSEE 1stシングル「Mystery」
5月25日(水)リリース

【収録内容】
1、Mystery
2、ROSE
3、Mystery(Instrumental)
4、ROSE(Instrumental)

【価格】
①初回限定版:¥1,600(税別)
・CD+DVD
・12Pジャケット仕様
・トレーディングカード封入(メンバー5人+集合の合計6種類をランダム封入)
②通常版:¥1,000(税別)
・CD
・4Pジャケット仕様
・トレーディングカード封入(メンバー5人+集合の合計6種類をランダム封入)

CHERRSEE 1st Single『Mystery』リリースイベント開催決定!
【東京】
2016年5月23日(月) 17:00~
ららぽーと豊洲 シーサイドデッキメインステージ

【大阪】
2016年5月25日(水) 17:00~
千里セルシー1Fセルシー広場
※イベント内容、その他詳細に関しましては公式サイトよりご確認ください。

CHERRSEE OFFICIAL HP:http://cherrsee.com/

記者 : Kstyle編集部、撮影 : 朝岡英輔