「ケチュンばあちゃん」キム・ゴウン“私はツンデレな性格…ユン・ヨジョン先生とは息が合った”

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ベテラン女優ユン・ヨジョンとキム・ゴウンが出会った。深刻な女優不足などと言われているが、二人は韓国映画界で信頼されている女優だ。

キム・ゴウンは5月10日、ソウル三清洞(サムチョンドン)にあるカフェで映画「ケチュンばあちゃん」(監督:チャン監督、制作:ジオエンターテインメント、配給:コンテンツナンダギンダ)のインタビューに応じ、共演したユン・ヨジョンについて言及した。キム・ゴウンは自分の性格について「ツンデレみたいだ」と述べ、インタビューを通じてクールなようで優しい心が感じられた。

「これまで作品ではかなり強い役を演じてきたんですが、今回は一般的に感じられるような演技をしました。大げさに見られるのはダメだと思ったので、監督と感情線についてたくさん話し合いました。『もし私だったら、どうしただろう』と考えながら、台本に書かれていない台詞を書いてみたり、監督と話し合いながらヘジ役を作っていきました」

ユン・ヨジョンはこれまで都会的なイメージが強かったが、本作では白髪にシワだらけの日焼け顔で田舎のお婆さん役に扮した。ユン・ヨジョンと初めて会った感想について聞くと、キム・ゴウンは「本当にカッコよかったです」と答えた。

「監督と一緒に会いました。ユン・ヨジョン先生は当時、とても素敵な服装だったんですよ(笑) ミリタリーブーツを履いていたんですが、つい私も欲しいなと思ってしまいました。オーバーじゃない、カッコいいスタイルでした。私は人見知りというよりは、気をつけていると思います。大先輩に近づくのが、むしろ失礼なことになるかもしれないし、ぎこちないと思われるかもしれません。少しずつ距離を縮める方です」

キム・ゴウンの言う通り、ユン・ヨジョンはキム・ゴウンに会う前に行われたインタビューで「ゴウンは気さくに近づいてきてくれる女優ではなかったけど、私を気遣ってくれ、自分の仕事はしっかりとする女優だった」と話した。撮影現場でもキム・ゴウンは、ユン・ヨジョンに気づかれなかったとしても“ユン・ヨジョンバラギ”(ユン・ヨジョンだけを想い、見つめること)だった。

「実の祖母みたいにユン・ヨジョン先生を気遣っていた気がします。気づけば先生を見つめていましたね。そういえば、日差しが先生の目に当たると、制作スタッフに日傘をお願いしていたんです。その一方で、私も先生に頼っていました。先生が持ってきてくださる食事がとても美味しくて、撮影中にケータリングで食事をしたのは、ユン・ヨジョン先生がいなかったときだけです。食事のときにじっと隣に座っていると、『ご飯だけ持ってきなさい』と言ってくださって、私は大喜びしながら一緒に食事しました(笑)」

キム・ゴウンは自分の性格について「私はツンデレだと思います」と明かした。「メモリーズ 追憶の剣」で共演したチョン・ドヨン、そして「ケチュンばあちゃん」を通じて祖母と孫娘役で共演したユン・ヨジョンなど、先輩女優たちと自身ならではのスタイルで仲良く過ごすと明かし、気さくな一面を見せた。


記者 : シン・ソウォン、写真 : ユ・ジニョン