勢いに乗った「カッとナム・ジョンギ」…tvNは警戒中?(総合)

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写真=JTBC
JTBC金土ドラマ「カッとナム・ジョンギ」が凄まじい勢いでJTBCドラマの黒歴史(隠したい過去)を消している。強力なライバル作であるtvN「記憶」を猛追撃している「カッとナム・ジョンギ」。逆転が目前に迫った。

1日、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)ウォンバンスタジオでは、JTBC金土ドラマ「カッとナム・ジョンギ」の撮影現場公開及び記者懇談会が行われた。この懇談会にはイ・ヨウォン、ユン・サンヒョン、2PM チャンソン、ソン・ジョンハク、キム・ソニョン、イム・ハリョンが参加した。

韓国で3月18日に放送がスタートした「カッとナム・ジョンギ」は、毒舌とカッとしやすい性格は誰にも負けないウク・ダジョンと、小心者ナム・ジョンギのリアルで100%共感できる生活密着型ドラマ。忍耐は美徳という言葉を信じて今日も乙(地位の低い者)として生きていく、もどかしい日常をクールに解消してくれるウク・ダジョンの孤軍奮闘記を描く。

小心者で“スーパー乙”のナム・ジョンギ役を務めるユン・サンヒョンは「乙の経験をどうやって表現しているか?」という質問に対し、「軍隊で経験した。1時間ずつ撮影をしていると、僕は根っからの乙な人だと思う」と答えた。クールな“甲(地位の高い者)”役を務めているイ・ヨウォンは「台本を見ながら、胸がスカッとした。私は乙のナム・ジョンギ役に近い人だ。台本を見て『こんな女性がいるだろうか』と思った。痛快だった」と話した。

「カッとナム・ジョンギ」のイ・ヒョンミンプロデューサーは「これまでのドラマとは違うものに挑戦しながら、ストーリーの流れをどのようにするか悩む部分が多かった。助演出時代から私がやってきたドラマは、特徴のある印象深いラブストーリーだった。しかし、コメディが好きだ」と話した。

イプロデューサーは「『これは何の映画と似ているだろう』と思った。『オフィスの女王』を考えた時、『僕はそういうふうにしたらいけない』と思った。リアリティの欠ける物語は好きではない。近所にこんな人がいそう、そんな感じのものを描きたかった」と伝えた。

「カッとナム・ジョンギ」はtvN金土ドラマ「記憶」と同時にスタートを切った。同じ日に第1話が放送された同じ時間帯に放送されるドラマであるだけに、両作はライバルでもある。「応答せよ」シリーズから「シグナル」まで、金土ドラマに強いtvNの勝利が予測されていた構図が少しずつ揺らいでいる。「カッとナム・ジョンギ」が凄まじい勢いで上昇し、「記憶」を脅かしているのだ。25日に韓国で放送された第3話は2.079%を記録し、2.423%を記録した「記憶」との差は0.3%まで縮んだ。

この日、ユン・サンヒョンは「最初から自信を見せた。第16話まで期待して見守ってほしい。奇跡のようなことが起きそうだ」と変わりなく自信満々に伝えた。ユン・サンヒョンは「第7、8話になれば『記憶』の視聴率を超えると思う。申し訳ないが、金土ドラマ対決の勝者は僕たちであろう」と抱負を語った。

記者 : キム・ガヨン