チャン・グンソク、ヨ・ジングなどの出演で期待を集めているSBS新月火ドラマ「テバク」の台本練習の現場が公開された。

「テバク」(脚本：クォン・スンギュ、演出：ナム・ゴン)は天下と愛をめぐって展開される忘れられた王子テギルとその弟・英祖(ヨンジョ)の対決を描く作品だ。アクションや賭け、愛、ブロマンス(BrotherとRomanceを合わせた言葉、男性同士の近しい関係のこと)がすべて詰め込まれたファクション(事実と虚構を織り交ぜた作品)時代劇であり、先月15日に初の台本練習を行った。

当時、台本練習の現場にはナム・ゴンプロデューサーとクォン・スンギュ脚本家をはじめ、チャン・グンソク、ヨ・ジング、イム・ジヨン、チョン・グァンリョル、チェ・ミンス、イ・ムンシク、ユン・ジンソ、ユン・ジヘ、イム・ヒョンシク、キム・チェゴンなど約50人の俳優とスタッフが集まって、情熱を見せた。

ナム・ゴンプロデューサーは台本練習に先立って「このように最高の俳優たちとご一緒することができて嬉しい。『テバク』は“粛宗(スクチョン)の息子でないかもしれない”という誤解で捨てられたテギルと、母の身分が低いことによる心の傷を抱きながら、生き残るために王座を目指す英祖の対決に縮約できる。難しくない大衆的な若い時代劇に仕上げる」と抱負を語った。

5時間にわたって行われた台本練習は終始緊張感が漂っていた。チャン・グンソクとヨ・ジングは初の台本練習とは思えないほど整った声の演技をやりとりし、それぞれの個性とハーモニーで素晴らしい絵を完成させた。

チャン・グンソクは飾らない自然なトーンで生まれながらの俳優らしく品格がありながらもお茶目なテギルの姿を思う存分披露し、ヨ・ジングは王家の品格をそのまま表現した。全く違う二人の発声と表現が、それぞれ違う人生を生きる二人の王子の姿を表現しており、ドラマのヒットに対する期待を倍増させた。

チャン・グンソクは「非常にやりたかったドラマであり、テギルというキャラクターがすごく気に入った。良い成果を出すために努力を惜しまない。たくさんの応援をお願いしたい」と覚悟を伝えた。ヨ・ジングは「情熱と誠意を持って心に傷を抱いている延礽君(ヨンイングン、後の英祖)を創造的に演じたい」と語った。

チョン・グァンリョルは“演技の神”らしく、ストーリーの中心的な役割を果たした。イ・インザ役に扮するチョン・グァンリョルは、洗練された声で“王座のためには悪も躊躇わない野心家”を溢れるカリスマ性で演じた。イ・インザの宿敵であり、テギルと英祖の父・粛宗役のチェ・ミンスは、声だけで現場を圧倒した。

イム・ジヨンは薄いピンク色のセーターに白のパンツ、白のスニーカー姿で清楚な魅力を誇り、現場に春の雰囲気を伝えた。イム・ジヨンはテギルと英祖両方から愛される絶世美女らしく、現場の視線を一身に浴びた。

「テバク」は忘れられた王子テギル(チャン・グンソク)とその弟・延礽君(ヨ・ジング)が天下と愛をめぐって展開する対決を描く。復讐のために王座を求めていた風雲児テギルは、どんどん民を心で思うようになって大意の道を歩むことになり、身分の低い雑仕女出身の母を持つ延礽君は生き残るために王座に向かって一歩ずつ動くようになる。そして二人は一人の女性ダムソの愛を手にするためにもう一つの対決を繰り広げる。兄と弟の対決が描かれる「テバク」は、「六龍が飛ぶ」の後番組として韓国で3月28日午後10時より放送が始まる。