2016年の音楽界の砲門を開くグループがいる。名前も強烈なIMFACTがその主人公だ。ガールズグループJewelry、Nine Muses、ボーイズグループZE:A、ボーカルグループSoRealなどが所属するスター帝国が久しぶりに披露するボーイズグループで、先月27日にデビューした。

リーダーのジアンを筆頭に、ジェオプ、テホ、イサン、ウンジェの5人で構成されたIMFACTは、グループ名に“強力な影響を与える”という姿勢で音楽界で頭角を現すという覚悟と“I'M FACT”という姿勢で真実な音楽を聞かせるという意味を盛り込んだ。メンバー全員が長い間練習生期間を経ただけに、全員が作詞、作曲、振り付けなどプロデュースが可能だ。デビュー曲もメンバーのウンジェが作り、ジアンとテホが全体的な振り付けを構成した。“準備ができた新人”であるわけだ。

「緊張が大きい一方、ワクワクしています。ワクワクする気持ちをより大きく持って熱心に努力する姿をお見せしたいです」(イサン)

「まだ実感できないですが、感謝しています。良いメンバー、そして良い音楽できちんと“インパクト”を残したいです」(ジアン)

「デビューまで紆余曲折が多かったですが、これからもっと良い姿とステージを披露できるよう努力するつもりです。多くの方々に僕たちを知ってもらいたいです」(テホ)

特に、末っ子のウンジェは自身が作った曲をデビュー曲のタイトルとして出すことにり、意味深い。

「正直、自作曲でデビューするだなんて想像もしていなかったのに、今後の音楽の道がより開けたようで胸がいっぱいで嬉しいです」(ウンジェ)

練習中、腰を痛めたウンジェは1週間ほどの休みの期間に「曲を作ろう」と心に決めた。以前までは練習のスケジュールが忙しくてテレビを見る時間もなかったが、自然にドラマを見たり、通り過ぎる人々を見る機会ができた。この過程で様々な感情を感じ、その後誕生した曲がデビュー曲「LOLLIPOP」だ。確かに、ハツラツとしてエネルギーが溢れるメロディーに、歌詞からは初々しさとときめきが感じられる。

作詞、作曲に特別な才能を持ったウンジェは今後、IMFACTの音楽的な方向を提示しながら成長するメンバーとして期待を集める。

ウンジェが曲を作って、振り付けはジアンとテホが手がけた。ジアンはtvN「応答せよ1988」でお笑い芸人の流行語である「おい！キム社長」を真似する主人公たちからヒントを得て、通称“キム社長ダンス”を作った。

「ハツラツとしていてエネルギーが溢れる曲なので、“カル群舞(ダンスを踊る時のメンバーたちの角度や速度が一致するダンス)”よりは楽しいステージをお見せしたいと思いました。『応答せよ1988』を視聴していた時にインスピレーションを受け、“キム社長ダンス”を完成させました」(ジアン)

振り付けの細かな部分はテホも力を加えた。2人は歌を作る他にステージ構成や振り付けまでも作るグループとして強調されたいと口を揃えた。

実際にジアンはデビュー前、振り付けチームに所属して様々なグループのステージに上がり、実力と経験を十分に積み上げた。今後、ジアンがチームのリーダーとして繰り広げる活躍に関心が集まっている。

振り付けのプロデュースが得意なテホも断然期待されるメンバーだ。彼は韓国多数の青少年フェスティバルで大賞を受賞した経歴を誇る。さらに、「キム・ヒョンチョルのKids Pop」出身で、幼い頃からステージ経験を積み重ねた。

「幼い頃から歌手という夢だけを見て走ってきました。『キム・ヒョンチョルのKids Pop』をはじめ、各コンテストに参加しながら夢をずっと見続けました」(テホ)

IMFACTはデビューに先立ち、各メンバーの特徴と才能を最も上手く表現できる映像を次々と公開して注目を集めた。その中でもイサンはアコースティックギターの優れた実力を披露して好評を得た。

メンバーの中で最も長い練習期間を経たイサンは、中学校3年生の時から歌手の夢を育んだ。ギターを持って歌を歌いながら自身の感情を吐き出した。「言葉では限界がありますが、歌や音楽で感情を表現すると、より上手く表現できます。音楽は僕の感情を表現する媒体です」(イサン)

最後に、ジェオプは長い間テコンドーをやっており、20歳の時はマーシャルアーツの国家代表選手としても活動した。そのため、優れた運動神経と勝負欲を誇る。デビュー前に公開された映像でのその才能と能力を発揮し、男らしい姿で見る人々に強烈な印象を残した。

「音楽は僕が好きなことで、やらなければならないことでもあるようです。金銭的に得るものが少なくても、やりがいを感じて楽しいと思う仕事をしたいですが、それが僕にとっては音楽です」(ジェオプ)

新年の砲門を華やかに開いたIMFACT。彼らが持つ才能と能力で音楽界に強烈な印象を残すことを期待してみる。