歌手のIUはステージの上で明るいエネルギーを分かち合った。様々な議論で気苦労したIUだが、誰よりも強い姿を見せた。客席の真ん中に座っていた恋人のチャン・ギハと目が合ったのだろうか。

IUは今月21日と22日、ソウルオリンピック公園内のオリンピックホールで単独コンサート「CHAT-SHIRE」を開催した。ニューアルバムの発売を記念して準備したコンサートで、IUはタイトル曲「二十三(Twenty-three)」を含め、収録曲のステージを初めて披露した。

IUは約20曲で2時間の公演を行った。全体的な内容は“IUと一緒に読む童話”がコンセプトだった。

大きなスクリーンの間からIUはまるで童話の主人公のように登場し、「たくさん待ったでしょう？」と観客に向け明るく挨拶した。華麗なオープニングステージを終えたIUは明るい笑顔と冗談交じりのトークでファンを歓迎した。

公演にはIUの知人たちが客席に姿を見せた。特に初日は恋人のチャン・ギハが公演を鑑賞した。ステージが良く見えるコンソールの後ろ、客席の中央からアンコールステージまでIUを見守った。拍手を送りながら静かに恋人を応援した。チャン・ギハの訪問を知っているIUだったが、ステージの上から挨拶をしたり、彼に関する言及はしなかった。それは恋人と客席のための配慮だった。

アンコールステージまで見守ったチャン・ギハは帰る直前、IUと少しだけ会った。駐車場に向かっていたところ、チャン・ギハは近くの控え室にいたIUを訪れ、励ました。短い時間だったが恋人への愛情を伝えた。

ソウル公演を終えたIUは釜山(プサン)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)などでツアーを続けていく。