元KARA ニコル「初めての下着グラビア…カバーできないラインまで見えてしまうのがプレッシャーだった」

@STYLE |

昨年ソロアルバムを発売してから1年間のブランクを経て、ニコル(25)が帰ってきた。しかし、どこか彼女に見慣れない。外見から漂う雰囲気や性格まですべて変わった気がする。しかも韓国語は非常に流暢になっていた。一体この1年間で彼女に何があったのだろうか。

―今日の撮影はどうでしたか?

ニコル:すごく楽しかったです。実は、撮影前までは贅肉が気になっていたけれど……この間、秋夕(チュソク:日本のお盆休みに当たる韓国の祭日)だったじゃないですか。今一人で暮らしているんですが、秋夕は出前をしてくれる飲食店がどこも営業していないので、仲の良いスタッフを家に招待してタッポックムタン(鶏と野菜のピリ辛炒め)を作って食べました。そこに焼酎まで。その時から抑えられていた食欲が爆発して、いっぱい食べました。一人でいるのでコントロールが効かなくて。テレビを見ながらマカロン一箱をその場で食べ切ったりして。結局腸炎になりました。数日間イオン飲料だけ飲んで運動は全くできませんでした。グラビア撮影のため体を鍛えないといけないのに、すごく不安でした。

―普段、運動を一生懸命やっているんですよね。

ニコル:昔ほどではありません。昔は1週間に6回くらいしていたんですけど、最近は3回くらいしかしません。私は少し運動しただけで体にすぐ筋肉がつくタイプです。だから最近は筋肉を減らす運動をしています。

―下着のグラビアは今回が初めてということで、かなり露出があったのですが、プレッシャーはありませんでしたか?

ニコル:もう、心配でしたよ。下着のグラビアはカバーできないラインまで見えてしまうので、すごくプレッシャーを感じました。でも服で少し隠しながらちゃんと撮影できたと思います。

―今日ニコルさんのボディを見て感嘆しました。あれほどグラマラスだとは知りませんでした。

ニコル:ハハ。ありがとうございます。母がグラマラスで、その遺伝子を受け継いだみたいです。実は私、前面より背中の筋肉のラインが本当にキレイなんですが、背中は普段見せられないのでアピールできなくて残念です(笑)

―まさか自信のない部分もあるんですか?

ニコル:当然です。(腹を撫でながら)お腹です。活動する時はお腹を出すことが多くて、運動をする時もお腹の筋肉に気を使いました。だから、あの時は腹部に一番自信がありました。でも、休んでいるうちに、特にお酒を飲んだら、お腹に贅肉が付き始めて。一番自信のあった部分から自信のない部分になってしまいました(笑)

―去年リリースしたアルバム「First Romance」以来、本当に久しぶりですが、今まで何をして過ごしていたんですか?

ニコル:勉強したり、休んだりしていました。うーん、どうやって過ごせばいいか悩みました。あ、それから今回一人で日本にも行ってきました。KARAの活動で飛行機にたくさん乗っていたからか、マイレージがたくさん貯まっていました。普段旅行はあまりしない方なんですが、マイレージを使って東京に行ってきました。マネージャーもなしで私一人で。そこで1時間以内に行ける距離の場所は全部行って、美味しいお店にも行って、友だちにも会いました。そうやって一人で何かをしたのは今回が初めてでした。

―不便だったりはしませんでしたか?

ニコル:不便というより不安はありました。アメリカは英語が通じるから問題ないですが、日本では日本語が分からないから怖かったです。でも、地図アプリのおかげで何とかちゃんと行けました。むしろ周りの友だちに心配されて、連絡が来たりしていました。バスにはちゃんと乗ったか、ちゃんと降りたか、しょっちゅう私をチェックしてくれました(笑)

―一人旅で感じたことはありますか?

ニコル:少しでも若いうちにもっと歩き回らなきゃ(笑) 10日ほど旅行して、「ああ、私は今まで本当に閉じ込められて生きてきたなあ」と思いました。正直日本もコンサートで頻繁に行っているんですけど、一人であちこち回ってみたら新しいことを感じました。たしかに旅行に行ってきて、何か世界を見る目が変わりました。視野が広くなった気分と言うか。新しい場所で新しい人々に出会うのがあれほど楽しいものだったとは知りませんでした。早く次の旅行も準備しようと思っています。

―次の旅行先は決めましたか?

ニコル:もちろんです。数年前からぜひヨーロッパに行ってみたいと思っていたんですが、20代のうちに必ず行ってみようと思っています。高級ホテルみたいなところではなくて、ホステルみたいなところで親しい友だちと一緒に泊まりながら、あちこちを見て歩きたいです。でも、一番の難問は時間が合う友だちがなかなか見つからないことです(笑)

―休んでいる間、多くの後輩歌手たちがデビューして活動しました。その人たちを見てどんな思いでしたか?

ニコル:後輩たちはすごく若いんだなあと。そういえば、私はもう年だな。ハハハハ。後輩の中には2001年生まれもいるんですよ。すごくショックでした。若い子たちは私をどう思っているか気になります。

―恋愛はしませんでしたか?

ニコル:できませんでした。いや、犬のおかげで恋愛ができません。今3匹を飼っているんですけど、あの子たちの餌やりや散歩をさせていると1日がすぐに過ぎてしまいます。それに体が大きいので私一人で3匹を連れて行くことができません。だから毎回友だちに手伝ってもらっています。オフの間はずっと一緒にいました。

―それでもSNSで根気よく近況を知らせて、ファンと交流しているのは素敵だと思いました。

ニコル:どうしても以前ほど活動がないから、ファンの皆さんは私がどう暮らしているか気にしているんじゃないかと思って投稿しました。それに、私も写真を投稿したかったし。特に子犬たちが育つのを自慢したくて。

―以前バラエティ番組で見たニコルは少し変わっていて天然なところが魅力的だったのですが、実際の性格は?

ニコル:最初は少し人見知りですが、親しくなれば全部見せてしまいます。率直で好き嫌いがはっきりしています。でも変わってはいないと思いますが、違うかな?(笑)

―今、感じたんですけど、韓国語が上達しましたね。

ニコル:本当に時間が経つと、しゃべるのも上手になりますね。友だちとずっと韓国語で話して、テレビもたくさん見ていると、会話がうまくできるようになりますね。最近は周りの人たちも私の韓国語の実力に感嘆しています。どうすればあんな高級語彙を駆使できるのかって。

―よく観る番組は何ですか?

ニコル:ドラマやバラエティをよく観るほうですが、私は人気番組を中心に観ます。周りの人が面白いと言う番組はほぼ全部観ています。でも、私の性格上、我慢ができなくて、ドラマの場合、6話くらいまでは我慢して観るんですけど、その後、また1週間待たなければならないので諦めてしまいます。だからドラマは最後まで観れません(笑) 最後まで観たドラマはSBS「星から来たあなた」くらいかな?

―グラビア撮影前に一生懸命運動したと聞きました。短期間でキレイなボディを作るコツはありますか?

ニコル:みんなご存知だと思います。まずお酒が好きじゃダメです。夕食は減らして、おやつはやめなくちゃいけません。それから、ゆっくり食べる習慣を付けなければなりません。私はわざとゆっくり食べます。ゆっくり食べていると、すぐにお腹がいっぱいになります。炭水化物が徐々に膨らむので、ゆっくり食べるとすぐにお腹がいっぱいになります。

―誰もが知っていても、それを実践する意志を持つまでが難しいですね。

ニコル:そうですね。でも私は太ったと言われるのが大嫌いで、ダイエットの意志が湧いてきます。芸能人というのは見せる職業なので、自分の目で見て自分がキレイでないと、すごくストレスを受けます。自分の目で見ても自分がキレイでないと、他人の目にもキレイではないので。

―先ほど見たら、体に贅肉が少しもなくすらりとしていましたが、どうすればそんなことができるんですか? 特に腹筋!

ニコル:ピラティスをやっているんですけど、この運動がお腹の力をたくさん使う運動なので地道にやっています。先ほども言ったように、私はすぐに筋肉がつくタイプなので、少し運動するだけでも腹筋がつきます。実は以前はダイエットをする方法がよく分かりませんでした。事務所が決めてくれたダイエットばかりしていたから。なぜか減量もできないし、健康も損なっているような気がしました。それで自分で料理をしたり、本を買って自分に合うダイエットを勉強したりしました。そうしたら、その時から簡単に減量できるようになりました。ダイエットをする前は自分に関する分析が必要だと思います。

―今もKARAのメンバーに会って仲良くしているのを見て、いいなと思いました。

ニコル:本当良いことですよね。今もお互いに連絡を取り合って仲良くしています。前回日本に遊びに行った時も、知英(ジヨン)に連絡をして写真も送ってくれました。また、KARAのステージは全部見てチェックもしています。

―一人で活動するのは寂しくはないですか?

ニコル:以前はステージに上がる前にメンバーたちがいるから怖さを分かち合う人々がいて頼もしかったんですけれど、今はすべて一人で背負っていかなければならないので、それがちょっと寂しくて負担はあります。でも、ダンスチームやスタイリストの姉さんたちが隣でお世話をしてくれるから大丈夫です。

―どうしても一人で活動している時よりは、一人でいるので相対的に考える時間も増えたと思いますが。

ニコル:はい、確実に考える時間が増えました。特に将来について考えるようになりました。もう25か、これからはどんな生き方をすればいいかなどについて悩むようになりました。

―最近一番の悩みは?

ニコル:今回発売するアルバムが一番大きいですね。それから、新しい趣味を作ってみようかと思っています。人間はとにかく学ぶべきだと思います。休んでいる間、料理する方法をネットでたくさん勉強しました。

―新しいものを学びたいと思った理由は何ですか?

ニコル:私は幼い頃から今までダンスや歌のことしか考えていませんでした。旅行も今回初めて一人で行ったわけだし。私はいつも自らを締め付けて暮らしてきたと思います。私は歌手だから、私の優先順位は歌とダンスだ、他は後でやってもいい、というふうに自分を閉じ込めていました。でも日本を旅行しながら考えが完全に変わりました。今は新しい人たちに会って、新しいこともやりながら暮らそうと思うようになりました。

―仲良くしている芸能人の仲間がたくさんいるということですが、友だちといる時はどんなタイプですか?

ニコル:昔はすごく陽気だったんですけれど、最近は落ち着いてきて、気が弱くなりました。SISTARのソユとSHINeeのキーはいつもエネルギーにあふれています。もちろん以前は私もそうでした。でも最近は少し静かになりましたね。

―ニコルという名前を聞いたとき、どんなイメージを思い出してほしいと思いますか?

ニコル:ニコルは本当に人間的だ。人が良いと思われたいです。私は個人的に第一印象がその人のすべてを物語ると思います。だから人々に私を見て、すぐに良い人だと思われたいです。そのためには私が努力しないといけませんね。

―それでは女性としてのニコルはどんな人ですか?

ニコル:うーん……恋愛する時は特に愛嬌もなくて、たくさん表現するタイプでもありません。普通、付き合い始めたばかりの頃はみんな優しいじゃないですか。でも、私は彼氏に会いたいと言われても特に反応しません。私もその人が好きだけれど、どう表現すればいいか分かりません。愛嬌を振りまいたり、表現するまで少し時間がかかります。みんなにどうして?と思われます。

―恋愛をすることはしたんですね?

ニコル:ハハハハ。当たり前です。恋愛をしたりしました。最初は寂しいと思われるけれど、時間が経てば私もちゃんと表現したり、愛嬌を振りまいたりします。

―17歳でKARAとしてデビューして、社会生活を早く経験しました。これまでの時間を振り返ってどうですか? ちゃんと生きてきたと思いますか?

ニコル:仕事をしたことしか思い出せません。でも頑張ってやってきたと思います。正直もっと上手にできたのにと思う部分もあって、心残りもあります。でも、不十分だったとは思いません。今になって気づく不十分さってあるじゃないですか。それくらいの心残りを除けば、本当に頑張って十分やってきたと思います。

―心残りや失敗したと思ったのは何でしたか?

ニコル:先ほども言ったように、私は自分をすごく締め付けるタイプです。スケジュールもいっぱいに詰めなくちゃいけないし、融通も効かないし、なぜそうしたんだろうと思います。でも以前よりは今はだいぶ緩んできました。ソロデビューして少しずつ良くなりました。

―芸能界で活動してきて一番満足した瞬間はいつですか?

ニコル:コンサートをした時? どんなコンサートかに関係なく、ステージに上がった時が一番満足感を感じます。

―芸能人になったことを後悔したことはありませんか?

ニコル:私はいつも自分が不十分だと感じていました。歌、ダンス、外見、すべて不十分だと思いました。でも自分をそういうふうに思っていたことを後悔しています。それから、以前アメリカの小学校の同級生たちのSNSをすべて探してみたことがあるんですが、その友だち同士で今も連絡を取り合って、大学に行ってからもみんな仲良くしていました。私だけ離れて暮らしているので、それが悲しくて寂しかったです。幼い時は互いに共通点があって関係を維持できたけれど、私は韓国で歌手をやっているので彼らと徐々に遠くなりました。今や友だちとの接点もないし、通じるものがないのが残念です。

―普段、ブランド品やショッピングに興味がないそうですね。

ニコル:ハハ。そうです。私の生活パターンと言うのが、犬、ダンスの練習、運動しかないので、キレイな洋服も必要ないんです。楽なジャージーさえあれば十分。今履いているこのズボンも3年前に買ったものなんですが、この前タンスから見つけたんです。自分が今持っているものに満足して暮らしています。買い物も今年5回行ったかな? ハハ。

―人生で最終的な夢は?

ニコル:今育てている犬たちと海辺に家を建てて幸せに暮らしたいです。もちろん結婚している状態です(笑)

―今年も残り少ないですが、必ず成し遂げたいことはありますか?

ニコル:良いアルバムでファンの前に立ちたいです。

―次のアルバムのニュースはいつくらいに分かりますか?

ニコル:年内に発売できると思います。

―今回のアルバムはどんなコンセプトを少しだけ教えてもらえますか?

ニコル:好き嫌いが分かれそうですけれど……パフォーマンスや歌が前回のアルバムより強くてパワフルです。

―最後の質問です。今までニコルのそばを守ってくれているファンに一言お願いします。

ニコル:ファンの皆さんは私を待つのが本当に大変だと思います。ブランクが長くてもそばで応援し続けてくださるファンの方々に本当に感謝しています。良いアルバムで活動するので、活動期間中に良い思い出をたくさん作りましょう!

エディター:キム・ドゥリ、インタビュー:キム・ソジョン、スタイリング:イ・ジオン、フォトグラファー:ファン・ミナ、ヘア:チェ・アニ(UDHA)、メイク:パク・ヒョンジ(UDHA)

場所:GRAY FOG STUDIO

記者 : @star1