EPIK HIGHのTABLO&ジョーイ・バッドアス、本日(5日)コラボ曲「HOOD」韓国&アメリカで同時公開

OSEN |

写真=YG
EPIK HIGHのTABLOがヒップホップにおける広い音楽的な幅を見せた。

TABLOとアメリカのヒップホップミュージシャンのジョーイ・バッドアス(JOEY BADASS)のコラボ曲「HOOD」が、5日午前0時に韓国やアメリカで同時公開された。

Code Kunstも作業に参加した「HOOD」は、Code Kunstの重厚なビート、そしてTABLOとジョーイ・バッドアスという個性溢れる2人のグルーヴが盛り込まれた楽曲である。

「HOOD」は最近のトレンドともいえるトラップ(Trap:アメリカ南部のHiphopの要素とUKを発祥とするダブステップの要素をブレンドさせたジャンル)やクラブソングではない、感性的な曲だ。体が動くような感じではなく、耳を刺激する“観賞する”ヒップホップに近い。現在、韓国で流行っているヒップホップとは一味違う。叙情的でありながらも重厚感がある。

「here I'm from、『Han』 is the xxnamexx we gave to struggle and pain(僕の町では苦労や苦痛に『ハン』という名前を付けた)…/Han is spoken yet unspoken(ハンは無言で話す)/We could be broke but never broken(富は許されなくても、壊れることは決してない)…/It made my father work the graveyard shift(彼は父を死ぬほど働かせ)/and still makes his graveyard shift(墓の中でも苦しませている)/What you call 『soul』 is our city right here(あなたたちが『ソウル』と呼ぶのは僕の都市)…/Some call it pain(ある人はそれを苦痛と呼ぶが)/We call it 『愛』man(僕たちはそれを『愛』と呼ぶ)/Good lord help me(神様、助けてください)/今は苦しいけど、すぐ幸せが来るだろう/Good lord help me(神様、助けてください)/今は怖いけどすぐ幸せが来るだろう」

パンチラインで有名なTABLOは、彼ならではの鋭い感覚を、詩的な歌詞や感性豊かなラップで表現している。

先日公開された予告映像からも曲の雰囲気は伝わっていた。ジョーイ・バッドアスの予告イメージが彼の活動拠点であるニューヨーク・ブルックリンを象徴するような映像だとしたら、TABLOの予告映像は自身の活動拠点のソウルを舞台にした。ソウル江南(カンナム)のビル群を映す白黒映像やCode Kunstの寂しげながらも重厚なビート、そしてTABLOの英語のラップが調和して、同曲への期待を高めた。

何より注目を集めているのは、やはりTABLOというミュージシャンそのものだ。洗練された感じを持ちながらも鋭い「Born Hater」でファンたちを熱狂させたり、Mnetのラッパーサバイバルオーディション番組「SHOW ME THE MONEY 4」の「お兄さんの車」では大衆的でレトロなヒップホップを披露したTABLOだが、今回はまた違った個性を持つヒップホップ曲を公開したのだ。

ジョーイ・バッドアスはブルックリン出身の1995年生まれのラッパーで、今年1月にはデビューアルバムの「B4.DA.$$(ビフォアー・ダ・マニー)」を発売し、1990年代ヒップホップの黄金期をリードしたオールド・スクール、ブームバップ(Boom Bap:ブーミングなドラムのキックと、際立つスネアからなるビートのスタイル)スタイルのサウンドで注目され、韓国のヒップホップファンからも大いに愛されているミュージシャンである。

記者 : チェ・ナヨン