河瀬直美監督の新作「あん」第1回ソウル国際料理映画祭の開幕作に

10asia |

写真提供=Green Narae Media
河瀬直美監督の新作「あん」が第1回ソウル国際料理映画祭のオープニング上映を飾ることが決まった。

どら焼きを題材にした「あん」は、それぞれの事情でどら焼き屋に集まった人々の心の傷と共感、癒しの物語を描いた映画だ。今年「第68回カンヌ国際映画祭」ある視点部門でも開幕作として上映された。

どら焼きの粒あんを作る年老いた女性、徳江(樹木希林)の職人精神と人生の喜怒哀楽を包み込む知恵、心の交流で成長していくどら焼き屋の人々の物語は、観客に癒やしと温かい感動を与えると期待される。

「ソウル国際料理映画祭」側は「『あん』は現代人の忙しい日常から忘れられた人生の味覚を取り戻す癒しの場を志向する映画祭の趣旨にふさわしいだけでなく、河瀬直美監督の感受性豊かな演出と人生に対する深い洞察力、日本特有の職人精神が調和を成した映画だ」と開幕作に選んだ理由を明らかにした。

「第1回ソウル国際料理映画祭」は来月7日から12日までアートナインで開催される。

記者 : ファン・ソンウン、翻訳 : ナ・ウンジョン