Vol.2 ― ク・ヘソン「YGの月末評価?それはアイドルシステムです」

OSEN |

1枚のアルバムが出るまで慎重かつ綿密に評価するYG ENTERTAINMENT。それだけにカムバックするグループもさほど多くない。この事務所所属の女優ク・ヘソンも新しいアルバムを出すまで6年という時間がかかった。実は、このアルバムにヤン・ヒョンソク代表は関与していないが、ク・ヘソンはいつにもまして精魂を入れてアルバムを作った。

ク・ヘソンは12日、ソウル麻浦(マポ)区合井洞(ハプチョンドン)にあるカフェでOSENのインタビューに応じ、最近の近況と新しいアルバムについて話した。

彼女は12日正午、ニューエイジアルバム「息2‐十年が百年が過ぎてから(after 10 years 100 years)」を発売した。このアルバムには季節と人生の寂しさが盛り込まれた。ク・ヘソンが監督した2番目の長編映画「桃の木」のOST(劇中歌)である「北極の恋人」をはじめ「私の恋人」「月の光」「夏の日」「さようなら」などが収録された。ク・ヘソンはアルバムを渡しながら「精を尽くしたアルバム」と話した。

「精を尽くして作りました。アルバムのジャケット写真も直接撮ったし、ミュージックビデオも演出し、出演しました。音楽的にも楽器を豊かに活用しました。季節の話が多いですが、自然の中で聴いて頂ければいいかと思います」

今回のアルバムはニューエイジジャンルで、ヒップホップをベースにした音楽をするYG所属歌手のスタイルとは真逆のイメージとスタイルだ。ヒップホップは好きではないのかという質問にク・ヘソンは首を振った。

「ニューエイジジャンルが好きでたくさん聴いています。実は、最近の音楽はあまり聴かない方です」

YG所属の女優が出したアルバムだが、YGはク・ヘソンのアルバムにさほど関与しなかったようだ。アルバムを出す前に月末評価に参加したかと聞いたら大きく笑って「それはアイドルシステム」と言った。

「会社から音楽面で支援を受けるわけではありません。私が家内制手工業のように制作し、音楽事業チームで流通します。月末評価ですか?会社では私が何をしているかもよく分からないでしょう。ハハ」

それならク・ヘソンはどんなきっかけでアルバムを出すことになったのか。

「今アルバムに収録された曲を作ったのは2~3年ほど前だと思います。そのままにしておこうと思いましたが、一緒に仕事をしている音楽監督がアルバムを作ってみたらどうかと提案したので作ることになりました。何だか一回は整理しなきゃという必要性も感じましたし」

ク・ヘソンは演技はもちろん、美術や映画の演出、アルバムなどあらゆる分野で着実に活動し、才能を発揮している。

記者 : チョン・ジュンファ、写真 : チョン・ソンイ